明日の医師たちへ 第11回 新型コロナとの戦い
2019年に始まった新型コロナウイルス感染症による世界規模のパンデミックは、医療の在り方だけでなく社会の在り方を大きく変える出来事でした。詳細は私の著書「新型コロナと向き合う―『かかりつけ医』からの......
「消防車」を減らすよりも
元厚生労働副大臣の橋本岳前衆院議員が自身のユーチューブチャンネルで、社会保障を巡る国会での議論について、病気を火事に例えながら「消防車の台数を減らしましょうという議論が多過ぎる」と不安視していた。 ......
見えてきた「人口減少地域」の介護体制
2040年を見据えた介護提供体制の在り方で焦点の一つになっていた「中山間・人口減少地域」の枠組みがおおむね固まった。介護事業者の人員基準緩和を容認する「特例介護サービス」の一つに同地域を位置付けるこ......
賃上げ・物価高対応、報酬改定で「適切に反映」 諮問会議で民間議員
政府の経済財政諮問会議(議長=高市早苗首相)は5日、2026年度予算に向けた課題として社会保障を取り上げた。民間議員は、次期診療報酬改定について、保険料負担の抑制努力を継続した上で、賃上げ・物価高を......
【中医協】精神・早期診療体制充実加算、要件見直し求める声
5日の中医協総会では、2026年度診療報酬改定に向けて精神医療を議論した。24年度改定で新設された「早期診療体制充実加算」について、診療側から要件緩和を求める意見が出た。 精神疾患の早期発見や、質の......
【中医協】ロボット手術で議論、今後は急性期拠点機能に集約?
中医協総会は5日、ロボット手術の評価について議論した。厚生労働省は、保険適用されているロボット手術の算定回数が多い医療機関と少ない医療機関でばらつきが大きいことや、ロボット手術の方が医療材料費が相対......
次期改定、保険料負担抑制と経営・処遇改善を 予算編成の基本方針
政府の経済財政諮問会議(議長=高市早苗首相)は5日、2026年度予算編成の基本方針を高市早苗首相に答申した。次期診療報酬改定などについて、保険料負担の抑制努力をしつつ、経営の改善・従事者の処遇改善を......
経済・物価を「加算した改定」が最重要 日歯、「秋の建議」に見解
日本歯科医師会は5日、財務省の財政制度等審議会が2日に片山さつき財務相へ提出した、2026年度予算編成などに関する建議(秋の建議)の見解を発表した。診療報酬改定について、「骨太の方針2025」に明記......
【中医協】賃上げの議論開始、診療側は「基本診療料」の対応求める
中医協総会は5日、2026年度診療報酬改定で支援する「賃上げ」の議論を開始した。診療側は、全ての医療従事者を賃上げの対象にできるように、ベースアップ評価料ではなく、基本診療料を中心に上乗せするよう求......
超党派議連が厚労相に要請「外来特例は慎重な議論を」 高額療養費
超党派の「高額療養費制度と社会保障を考える議員連盟」(後藤茂之会長、自民)は5日、外来特例に関する慎重な議論や、多数回該当の判定基準に年度額の上限を新たに設けることなどを求める要請書を、上野賢一郎厚......
県内医療機関は「危険水域」、大幅プラス改定訴え 茨城県医会長
茨城県医師会の松﨑信夫会長は5日に開催した会見で、県内における医療機関の経営状況が「危険水域にある」と危機感をあらわにした。「従来の診療体制を維持できない施設が出ても、おかしくない状況にある」と訴え......
【中医協】支払い側、処方箋料引き下げを主張 診療側「全くの論外」
5日の中医協総会(会長=小塩隆士・一橋大経済研究所特任教授)で支払い側委員が、処方箋料の引き下げを強く主張した。診療側は、医薬品の供給不安への対応で追加的な業務が増え、コストがかさんでいるとして、「......
【中医協】一般名処方加算、「バイオ医薬品も対象」に異論なし
厚生労働省は5日の中医協総会に、バイオ医薬品を一般名処方加算の対象とする案を示した。委員から異論はなかった。バイオ後続品(BS)の使用促進が目的。 一般名処方加算は「後発医薬品のある医薬品」の一般名......
改正医療法が成立、5党修正を反映 国会提出から10カ月後に
地域医療構想の見直し、医師偏在是正の推進などを図る医療法改正案は5日、参院本会議で賛成多数で可決、成立した。2月の通常国会に厚生労働省が提出した医療法は、この臨時国会で5党による修正を経て、約10カ......
27年度臨床研修、定員上限総数を調整 厚労省部会、109人分
厚生労働省の医道審議会・医師分科会医師臨床研修部会(部会長=國土典宏・国立健康危機管理研究機構理事長)は5日、2027年度における各都道府県の研修医の募集定員上限案を了承した。募集定員上限の総数を上......