「 2017年06月 」一覧

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地域包括ケアを支えるくらしの中の3つの”ミマモリ”

2014年7月から大阪の淀川キリスト教病院では、病院の事業整理とダウンサイジングを2年かけて行い、在宅事業部門を株式会社化して切り出すという大きな改革を行いました。 2015年4月に設立した「よどきり医療と介護のまちづくり株式会社」は地域包括ケアシステムの中心となる地域のコミュニティ形成にも関わる事業を行っています。取り組みの中には、訪問看護ステーションの大規模化と新卒看護師の育成などもあり、この4月から新卒の育成も3期目に入ります。また、同時に超高齢社会健康・医療・くらし研究所(スイフトラボ)では、持ち住み慣れたまちで最後まで過ごすための新しいサービスを「くらしの中"こたえ"を探す」をキャッチフレーズにリビングラボを展開しています。 地域包括ケアシステムのフィールドは地域での暮らしです。住み慣れたまちで最後まで過ごすためにはコミュニティの中に3つの"ミマモリ"サービスが展開されていることが重要になります。フレイルの生活環境を整える「見守り」、健康を保つ「診守り」、自宅での療養や看取りを支援する「看守り」のサービスを展開する「よどまちステーション」の取り組みを、設立の経緯から今後の展開まで、事例をもとにご紹介いたします。 新規事業を模索する医療機関、地域戦略を考えている医療機関、また、ヘルスケアフィールドで事業を展開する企業の方々の参考になれば幸いです。 1.地域包括ケアシステムの中で医療機関の役割 2.地域で活躍するコミュニティナース 3.在宅療養を支える訪問看護のこれまでとこれから 4.大阪市東淀川区に「よどまちステーション」ができるまで 5.地域コミュニティでの3つの"ミマモリ" 6.大阪府市医療戦略会議提言・スマートエイジングシティの   実証フィールドとしての活動で見えてきたもの 7.「最後まで住み慣れたまちで」を実現する   シームレスなヘルスケアビジネスモデル 8.質疑応答

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紹介状なし受診時定額負担「対象範囲拡大を」  健保連・幸野理事

 健保連の幸野庄司理事(中医協支払い側委員)は、中医協・診療報酬改定結果検証部会で2016年度改定に関する特別調査結果が報告されたことを受けて本紙取材に応じ、紹介状なしの大病院受診時に定額負担を徴収する制度について、現在の500床以上から200床~500床未満にも対象範囲を拡大する方向で検討すべきとの考えを示した。