「 2017年08月 」一覧

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基礎セミナー~膝編~

今回は膝の触診のセミナーを開催します。 触診は評価・治療のベースとなります。 たとえば、柔らかい地盤に高い建物を建てることができるでしょうか? 崩れてしまいますね。 セラピ?...

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【東京開催】腎・腹部・下肢の動脈エコースクール

◆腎・腹部血管エコー 腎動脈狭窄症(renal artery stenosis : RAS)は特徴的な臨床症状や兆候を有さず、身体所見からもその存在を疑うことは難しいとされております。特に薬剤抵抗性の高血圧患者および冠動脈疾患など動脈硬化のリスクファクターを有する場合は積極的に腎動脈エコーを施行することが重要と考えられます。尚、本年6月より6Frガイディングカテーテルを用いた腎動脈STENTが認可され、益々腎動脈エコーの重要性が増していると思われます。さらに高血圧患者に多い腹部大動脈瘤や腸骨動脈瘤の早期発見には腹部血管エコーが有用とされております。 ◆下肢動脈エコー 生活習慣病が重要視されている現在、動脈硬化性疾患が増加傾向であり同時に閉塞性動脈硬化症(peripheral arterial disease : PAD)が急増しおります。下肢のしびれや冷感、間欠性跛行を有する場合は下肢の血管疾患、神経疾患、膠原病などを疑い早期発見、早期治療が望ましいとされております。下肢動脈エコーは無侵襲・繰り返し検査・簡便・安価・血行動態評価・リアルタイム性など他の診断方法より優れた面が多く、下肢血管疾患のスクリーニング検査では最も優れた診断方法と考えられる。またインターベンション後の評価(治療効果、合併症の診断)にも威力を発揮します。 ※1グループ5名までの少人数制で学んでいただきます。 ※講師は現役で病院に勤務する超音波検査士・血管診療技師です。

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【ユニリハ】 ポジショニングR.E.D.セミナー 理論編  2017/8/19

近年、身体質量と重力を拮抗させた環境で行うポジショニングアプローチを行う事で、筋緊張が安定し、関節拘縮の変化と長時間持続する臨床研究が発表されました。ニュートン物理学、第三法則、作用-反作用の法則の、反作用を限りなく小さくするという、微小重力相対性理論の仮説を実証した結果で、低反撥マットレスを数枚重ねてポジショニングを行うことで仮説の立証に成功しました。この環境をRehabilitation & Engineering Design -R.E.D.-とし、2010年より研究が開始されました。  身体にかかる重力が小さくなり、収縮の必然性がなくなる筋、腱は、柔軟性を取り戻し、神経や感覚入力と相互作用していきます。変化した身体状況は自律神経系の安定(副交感神経優位)や呼吸、循環へと波及し、過緊張、低緊張など異常筋緊張の安定に結びついていきます。  代表的な例として、長期療養生活を送る、長い年月をかけてもたらされた過緊張や関節拘縮の変化と循環器系の安定例は、これまでの臨床場面では見られなかった新しい発見と、今後の医療に大きく影響する事が示唆されました。低反撥マットレスを身体質量の比重に合わせて積層する環境設定という単純性は、高い再現性と介入者要因に依存しない筋緊張制御となり、誰が介入しても同じ結果となります。このような現象、結果の蓄積により関節拘縮の概念をも、確実に変える力を持っています。  また、このような筋組織の変化と過緊張、低緊張など異常筋緊張の安定、重度の呼吸器疾患、心疾患患者の心拍数、呼吸数、血中酸素飽和度、血圧の安定は、ワッサーマンの歯車に代表される、筋、呼吸、循環の効率と、三者に対し、同時に介入し結果を出した背景が否めず、内部障害への新たなアプローチとしても期待されています。  この研究結果を数年にわたり、当学会以外の全国の著名学会に発表、共有し、2015年5月に理学療法の全国学会、6月には、作業療法の世界学会にも、2演題の演題採択がされています。医療、医学に携わる日本全国、世界各国の査読者が認めた事実を皆さんと共有すると共に、研究に用いた物品ではなく、臨床現場にあるものだけで結果を残す具体的方法論や、明日からすぐに使え臨床に役立てるポジショニング技術や、在宅介護でのポジショニングの応用をご提案します。