「 2017年09月 」一覧

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食品工場における設備・装置の洗浄のポイントとトラブル対策

 食品製造の分野では、製品の安心安全が基本であり、そのための製造装置の確実な洗浄殺菌と食品の殺菌は極めて重要と考えます。  本講演では、食品製造会社に在籍時の知見・経験を主に、現場目線で食品工場における洗浄のポイントとトラブル対策について分かりやすく解説します。  食品製造に用いられる機器は、その機器の本来の製造プロセスとしての機能を行うと同時に、食品の衛生性を保つために設計されたサニタリー機器である必要がある。これには、食品に対して安全性があり、洗浄殺菌性能に優れ、分解や点検が容易なことが要求される。  その目的に沿って、まず始めに製造装置本体に使用できる材料、衛生構造や表面仕上げについて解説する。次に、4大洗浄要素の特徴および洗浄液流れの基本に重点を置いて述べる。また、最近の定置洗浄CIPの進歩と改善、洗浄結果の評価方法について解説し、衛生管理システムについても述べる。  また、洗浄しにくい食品やバイオフィルムの対策、さらに、洗浄トラブル対策を、製造時に起因する内容、洗浄時の不具合による事例、装置・設備全体の衛生性に対する基本的な事項に分けて示す。  最後に新洗浄技術として自身が実際に研究、実用化を行って効果を確認したマイクロバブルとキャビテーション利用について述べる。  また、食品の製造過程の危害分析と対策として定着しつつあるHACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point)、および衛生・洗浄の基準として注目されているヨーロッパのEHEDG(European Hygienic Engineering & Design Group)のガイドラインについて随時に解説する。  本セミナーを通して、皆様のこれら洗浄技術の知識習得が進み、実用化による実際の改革・改善が図られ、品質の安全・安心の向上に貢献できれば幸いと心得ます。是非のご参加をお待ち致します。

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7対1から地域包括ケア病棟への転換加速も  済生会

 済生会では2016年度診療報酬改定後、グループ病院全体で7対1、10対1一般病棟入院基本料の減少傾向が続く一方で、地域包括ケア病棟入院料等が増加するなど、病床の機能転換の動きが目立つ。同本部は、18年度改定でも7対1等の一定の要件見直しが行われれば、次期改定以降は転換の動きがさらに強まるとみている。