「 2017年12月 」一覧

NO IMAGE

医療部会、改定基本方針案で議論  「薬局調剤」で意見噴出

 厚生労働省の社会保障審議会・医療部会は6日、2018年度診療報酬改定の基本方針案について議論したが、合意に至らず、最終的な文案は部会長預かりになった。院内調剤と院外調剤の価格差是正や、医薬分業の理念などを基本方針に盛り込むべきだという意見や、調剤報酬を使い、薬局薬剤師ではなく病棟薬剤師業務を評価する診療報酬改定を実現するべきだという趣旨の強い指摘があったため。

NO IMAGE

薬価本調査、平均乖離率は約9.1%  後発品シェアは約65.8%

 厚生労働省は6日の中医協総会で、2017年9月に実施した医薬品価格調査(いわゆる薬価本調査)の速報値を公表した。薬価の平均乖離率は約9.1%となり、前回の15年調査から0.3%ポイント拡大した。調整幅2%を差し引くと、18年4月には通常薬価改定として薬価ベースで7.1%の引き下げを実施することになる。

NO IMAGE

将来の医療ニーズ踏まえ「今変革を」  鈴木医務技監

 厚生労働省の鈴木康裕医務技監は6日、都内で開催したシンポジウム「Health 2.0 ASIA-JAPAN 2017」で診療・介護報酬の同時改定をテーマに講演を行った。鈴木医務技監は、20~30年先には地域の医療ニーズが大きく変化するが、臨床の現場にいると毎日の変化に気付くことは難しいと指摘。