「 2017年12月 」一覧
地域包括診療料、訪問実績を別建てで評価へ 中医協、支払い側は懸念
厚生労働省は1日の中医協総会で、地域包括診療料等について、在宅医療の提供の実績を別建てで評価することを提案した。同診療料等では算定医療機関の業務として在宅医療の提供や在宅患者への24時間対応を定めているが、これを見直した上で訪問診療の実績に応じて評価する方針だ。診療側は賛成した一方、支払い側からは在宅医療や24時間対応は同診療料等を算定する医療機関の当然の機能だとして懸念を示す意見が上がった。
末期がん、医師関与でケアプランの柔軟な変更可に 介護給付費分科会
2018年度介護報酬改定に向けて厚生労働省は、1日の社会保障審議会・介護給付費分科会に、主治医の助言の下で末期がん患者に対する柔軟なケアマネジメントの実施を可能とする案を提示した。一連の対応を経て、利用者が在宅で死亡した場合の新たな加算も盛り込んだ。
介護報酬改定へ、運営基準案を大筋で了承 介護給付費分科会
厚生労働省は1日、2018年度介護報酬改定に向けた議論を進める社会保障審議会・介護給付費分科会(分科会長=田中滋・慶応大名誉教授)に、運営基準の改正に関する案(運営基準案)を提示した。
機器業界「外国価格調整の見直しで緩和措置を」 医材部会
中医協の保険医療材料専門部会は1日、制度の見直し案について医療機器団体からヒアリングした。米国医療機器・IVD工業会の加藤幸輔会長は「業界全体として非常に厳しい改定と捉えている」とし、中でも外国価格調整のルール見直しについて、緩和措置の検討を求めた。
[経営] 10月の失業率2.8%、医療・福祉の就業者数は前年比13万人増 総務省
総務省は12月1日、「労働力調査(基本集計)」の2017年10月分(速報)を発表した。全世帯を対象に15歳以上の就業者数、雇用者数、完全失業者数などを把握するもの。 就業者数は6,581?...
[感染症対策] 年末年始の海外旅行、感染症に注意喚起 厚労省
厚生労働省は12月1日、年末年始の海外渡航者に対し、海外で気を付ける感染症情報を提供するホームページを更新した。感染症に対する正しい知識と予防法を身につけるよう注意喚起し...
[医薬品]「ニボルマブ(遺伝子組換え)」をオーファン指定 厚労省
厚生労働省は12月1日付けで、「希少疾病用医薬品の指定取消し及び希少疾病用医薬品の指定」に関する通知を都道府県に発出した。指定が取り消されたのは、試験研究等の中止届が提出...
[家計調査] 10月の「保健医療」支出は2カ月連続増加の1万3,346円 総務省
総務省は12月1日、2017年10月分の「家計調査報告(2人以上の世帯)」の速報を公表した。1世帯当たりの消費支出は、前年同月比で名目0.3%増・実質0.0%で増減なしの28万2,872円だった(p1参...
[感染症] 咽頭結膜熱の定点当たり報告数、2週連続で増加 感染症週報
国立感染症研究所は12月1日、「感染症週報2017年第46週(11月13日~11月19日)」を公表した。 咽頭結膜熱の定点当たり報告数は0.67(前週0.63)で、2週連続増加し、過去5年間の同時期と比...
[経営] 2017年10月の医療・福祉新規求人総数は約22.4万人 厚労省
厚生労働省は12月1日、「一般職業紹介状況」(2017年10月分)(p1~p11参照)を公表した。厚労省では、公共職業安定所(ハローワーク)での求人、求職、就職の状況をとりまとめ、求人倍?...
[インフル] 第47週の定点当たり報告数1.47人で流行シーズン入り 厚労省
厚生労働省は12月1日、2017年第47週(11月20日~11月26日)におけるインフルエンザの発生状況を発表した。定点当たり報告数は1.47人(患者数7,280人)で、前週の0.77人より増加。また、2017?...
[医療改革] 診療報酬本体のマイナス改定求める意見も 諮問会議
政府の経済財政諮問会議は12月1日開かれ、2018年度の予算編成の基本方針と経済・財政一体改革について議論した。このなかで財政制度等審議会の建議について説明した、麻生太郎財務?...