「 2018年03月 」一覧

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「医師自らが働き方を考え、変えていく時期に」  横倉会長・挨拶要旨

 今年4月から新たな医療計画と介護保険事業計画が動き出す。また、政府は国会に医療法および医師法の一部を改正する法案を提出した。法律が成立すれば、医療計画での医師確保計画の策定や、地域医療対策協議会の機能強化等を通じて、地域間での医師偏在の解消と、地域における医療提供体制の確保につながることが期待される。

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偏在是正策は一定の評価、開業規制の動きは阻止する  中川副会長

 【日医代議員会・答弁要旨】今般の医療法・医師法改正で対応する医師偏在対策は、2015年に日医と全国医学部長病院長会議が発表した緊急提言を踏まえたもので、一定の評価をしている。緊急提言では、医師不足地域で一定期間勤務した経験があることを病院・診療所の管理者要件にすることなどを提言した。

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専門医制度、結果を分析して次年度に向け改善図る  松原副会長

【日医代議員会・答弁要旨】日本専門医機構は専攻医登録に当たり、都市部への専攻医集中を回避するため、5都府県にシーリングを適用した。過去5年の専攻医採用実績が年間平均350人以上の8領域については、原則として都道府県ごとに複数の基幹施設を置くなど、地域偏在助長回避のための対応を取ってきた。

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働き方改革、日医主催の会議でたたき台を発信  今村副会長

【日医代議員会・答弁要旨】医師の献身的な働きにより地域医療は守られてきた。通常の労働者と全く性格が異なるにもかかわらず、医師が労働基準法で普通の労働者と同じ扱いだったことが問題だ。今回、厚生労働省内に医師の働き方の検討の場が、医師に限って唯一、別途設けられたのは、医師の特殊性を国が認めたからに他ならない。