「 2018年05月 」一覧

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医療保険の給付率調整「導入に向けて検討を」  財政審「春の建議」

 財務省の財政制度等審議会が23日に提出した「春の建議」では、医療保険の実効給付率を自動的に調整する観点が必要だとして、「医療費そのものを抑制しつつ、医療給付費や経済・人口の動向に応じて、支え手の負担が過重とならないよう一定のルールに基づき給付率を調整(=自己負担を調整)する仕組みの導入に向け、具体的方策について検討を開始すべき」と提言した。

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社会保障費の伸び、数値目標示さず  財政審、「春の建議」提出

 財務省の財政制度等審議会(会長=榊原定征・経団連会長)は23日、政府が新たな財政健全化計画を盛り込む6月の「骨太の方針2018」を視野に、「春の建議」をまとめ、麻生太郎財務相に提出した。2019~21年度の社会保障関係費の伸びなどについては「毎年度の予算編成の指針となる歳出の水準に関する規律」を設けるべきだと提言したが、具体的な数値目標は示さなかった。