「 2020年05月 」一覧

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[がん対策] 国立がん研究センターが「がん医療における自殺対策の手引き」

 国立がん研究センターは21日、「がん医療における自殺対策の手引き(2019年度版)」を公開した。がん患者では「がん診断直後から6カ月以内」の自殺の危険性が最も高いことなどを挙げ、「診断直後の時期の自殺対策が急務である」としている(p25~p26参照)。 手引きでは、がん患者の自殺の危険性について、「がん診断後の時期により異なることが示されており、がん診断後6カ月以内、特にがん診断直後をピークとして経時的に危険性は漸減することが多くの調査で報告されている」と説明。日本の先行研究については、対象地域・...

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[医薬品] 20年4月分貿易統計(速報) 財務省

 財務省は21日、2020年4月分の「貿易統計(速報)」を公表した。医薬品の輸出額・輸入額の詳細は以下の通り。●輸出額:▽総額/695億円(前年同月比1.1%減)▽米国/233億円(9.2%減)▽EU/98億円(23.0%増)▽アジア/197億円(29.2%減)▽中国/88億円(50.2%減)(p3参照)(p5~p8参照)●輸入額:▽総額/2,929億円(27.3%増)▽米国/477億円(28.5%増)▽EU/1,495億円(30.8%増)▽アジア/244億円(35.5%増)▽中国/75億円(33....

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[医療提供体制] PCR・抗原検査の役割分担を検討 政府の対策本部が方針

 新型コロナウイルス感染症の対策を議論する政府の対策本部は21日、感染しているかどうかを診断するためのPCR検査と抗原検査の役割分担を今後検討し、評価することを決めた。厚生労働省がそれを担い、結果を踏まえて、検査の対象を医療従事者や濃厚接触者らへも広げる。新型コロナの「基本的対処方針」に、これらを盛り込んだ(p14参照)。 基本的対処方針には、インフルエンザや肺炎の直接、間接的な影響によって死者がどのくらい増えたかを示す「超過死亡」を適切に把握するための体制を、早急に整えることも加えた・・・...

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[診療報酬] 医学生物学研究所のコロナ検査キット、21日保険適用 疑義解釈

 厚生労働省は21日、2020年度の診療報酬改定に伴う事務連絡「疑義解釈資料(Q&A)その13」を都道府県などに出し、医学生物学研究所(名古屋市)の「MEBRIGHT SARS-CoV-2キット」を、同日付で保険適用の対象にするとの見解を示した(p6参照)。 この製品は、核酸増幅法(RT-PCR法)を原理とし、鼻咽頭拭い液や喀痰、肺胞洗浄液の中のSARS-CoV-2RNAを検出するキット。 厚労省によると、21日までに承認された新型コロナウイルスの検査キットは7品目。・・・...

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[感染症] 精神保健指定医研修、コロナ影響の受講延期容認 厚労省事務連絡

 厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部精神・障害保健課は21日、精神保健指定医の指定後の研修の受講や更新に関する事務連絡を、都道府県と指定都市に出した。新型コロナウイルス感染症の影響により、受講を予定していた研修が中止になるといった事情で、研修の受講が困難となる場合を想定した取り扱いを示している(p1~p2参照)。 事務連絡では、精神保健指定医について、精神保健及び精神障害者福祉に関する法律第19条第1項で規定した研修を受ける必要があり、この研修を受けなかった時は、「当該年度の終了の日に、指・・・...