「 2020年06月 」一覧

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第2次補正予算案が衆院通過

 衆院本会議は10日、政府の2020年度第2次補正予算案を賛成多数で可決し、参院に送付した。2次補正案では、新型コロナウイルス感染症対策関係費として31兆8171億円を計上し、そのうち医療提供体制等の......

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[健康] 産後ケア事業ガイドラインの改定案を公表 厚労省

 厚生労働省はこのほど、産後ケア事業ガイドラインの改定案を公表した。実施担当者については、助産師、保健師、看護師を1人以上置くことになっているが、改定案では、出産後4カ月ごろまでの時期は褥婦や新生児の保健指導を行うため、「原則、助産師を中心とした実施体制での対応とする」としている(p15参照)。 ガイドラインの改定案では、2019年12月に公布された改正母子保健法により、産後ケア事業の実施に当たっては、「子育て世代包括支援センターその他の関係機関との必要な連絡調整、母子保健や福祉に関する事業・・・...

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[がん対策] 血液採取による個別化医療へ研究事業 国立がん研究センター

 国立がん研究センター(国がん)は、体液を用いて診断などを行う「リキッドバイオプシー」による個別化医療の実現を目指す新たなプロジェクトを開始した。大腸がんの患者ごとの遺伝子パネルを作製した後、血液を採取して遺伝子異常が存在するかどうかを調べる研究事業。国がんは、再発リスク評価の臨床的有用性が証明できれば、術後補助化学療法の省略や再発の早期発見などで、より適切な医療提供が実現できると指摘している(p1参照)。 プロジェクトの名称は、「CIRCULATE-Japan」(サーキュレートジャパン)で、国が・...

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[診療報酬] 訪問看護・指導体制充実加算の臨時的な取り扱いを提示 厚労省

 厚生労働省は10日、新型コロナウイルス感染症に係る診療報酬上の臨時的な取り扱い(その21)を都道府県などに事務連絡した。訪問看護・指導体制充実加算を取り上げ、新型コロナウイルスへの感染を懸念した利用者などからの要望により、訪問看護が実施できなかった場合の取り扱いを示している(p1~p2参照)。 訪問看護を巡っては、厚労省が4月24日に出した事務連絡、新型コロナウイルス感染症に係る診療報酬上の臨時的な取り扱い(その14)で、主治医の指示書や訪問看護計画に基づき、訪問を予定していた訪問看護ステーシ・・...

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[健康] 母子保健法施行規則の改正省令案を公表 厚労省

 厚生労働省は10日、母子保健法施行規則の一部を改正する省令案を公表した。改正母子保健法の施行に伴い、産後ケア事業の実施基準を定めており、「助産師、保健師、看護師のいずれかを常に1名以上配置する」などとしている(p2参照)。 2019年12月に公布された改正母子保健法の第17条の2では、厚労省令で定める施設に「産後ケアを必要とする出産後1年を経過しない女子及び乳児」を通わせ、産後ケア事業を行うよう「努めなければならない」とされている。 省令案では、こうした通所施設として、▽産後ケアセンター▽子育て・...

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[診療報酬] 地域包括ケア病棟、再編・統合で400床以上の病院は届出可能に

 中央社会保険医療協議会は10日の総会で、再編や統合に伴って400床以上(許可病床)になった病院による地域包括ケア病棟入院料の新規の届出を認めることで合意した(p7参照)。地域で医療機能の分化・連携を進めた400床以上の病院が同入院料の届出ができず、医療提供体制の見直しが妨げられることを避けるのが狙い。その場合の届出の要件は、再編・統合の対象となる病院のいずれかが、既に地域包括ケア病棟を保有していることなど(p7参照)。厚生労働省は近く、関連の通知を出す。 そのほかの届出の要件は、▽複数の・・・...

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[医薬品] 中間年薬価調査・改定で業界団体からヒアリング 中医協専門部会

 中央社会保険医療協議会は10日の薬価専門部会で、2021年度の中間年薬価改定とそれに向けた20年度の薬価調査について、業界団体からヒアリングを行い、議論した。「薬価調査を実施できる状況にない」との意見に対し、診療側は全ての委員が同意。支払側は、状況は理解しながらも、実施を目指して検討すべきと主張し、対立する場面もあった。調査実施方法で厚生労働省が提示している論点については、診療側も次回以降の議論になるとした(p10参照)(p23参照)。 薬価専門部会では、業界の意見に対し、日本医師会常任理・・・...

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医療AIベンチャーのエルピクセル、元取締役が横領容疑で逮捕(ニュース)

 AIを活用した医用画像解析ソフトウエアを手掛けるエルピクセルは2020年6月10日、同社の元取締役が業務上横領の容疑で逮捕されたと発表した。元取締役は会社資金を個人名義の預金口座に送金しており、被害額は約33億5000万円にのぼる(そのうち約5億9500万円については、横領行為の発覚前に元取締役が返還)。 元取締役は、エルピクセルの銀行預金口座の通帳写しを改ざんしていた。エルピクセルは2019年......