「 2020年07月 」一覧
検査料にコロナ疑い患者への「ウイルス・細菌核酸多項目同時検出」追加 厚労省
厚生労働省保険局医療課は22日付で、検査料の点数の取り扱いに関する通知(保医発0722第1号)を都道府県などに出した。医科診療報酬点数表のD023微生物核酸同定・定量検査に、新型コロナウイルス感染症......
検査料にコロナ疑い患者への「ウイルス・細菌核酸多項目同時検出」追加 厚労省
厚生労働省保険局医療課は22日付で、検査料の点数の取り扱いに関する通知(保医発0722第1号)を都道府県などに出した。医科診療報酬点数表のD023微生物核酸同定・定量検査に、新型コロナウイルス感染症......
コロナ対応での医師の時間外勤務なども調査へ 3病院団体、経営状況調査
日本病院会、全日本病院協会、日本医療法人協会の3病院団体は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による病院経営状況の調査を進めている。今年5月に公表した2~4月を対象にした前回調査に続く2回目で、今回......
外来患者数・保険診療収入、5月にかけてさらに悪化 埼玉保険医協会
埼玉県保険医協会は27日、新型コロナウイルス感染症による会員医療機関への影響を聞いたアンケート調査の結果を発表した。同会は今年4月と昨年4月の実績を聞いたアンケートを5月上旬に実施しており、今回が第......
岡山の岸本整形外科医院が自己破産申請へ 医療機関で初のコロナ関連倒産
帝国データバンクによると、岸本整形外科医院(個人経営、岡山県真庭市、経営者=岸本真氏)は21日に岡山地裁津山支部へ自己破産を申請した。 同医院は、1965年9月創業の診療所。地域住民を対象に、整形外......
5月外来収益は前年比で16.3%減、入院は17.4%減 MDV
病院向けの経営支援システムを提供するメディカル・データ・ビジョン(MDV)は27日、病院の経営状況をまとめた「新型コロナウイルス緊急レポート」を公表した。5月の収益を前年同月と比べると、外来は16.......
7月豪雨、診療録などの保存で事務連絡 厚労省
厚生労働省医政局、医薬・生活衛生局、保険局は22日付で、2020年7月豪雨で生じた災害に伴う診療録などの保存について、都道府県などに事務連絡した。診療録など一定期間保存すべき文書について、適切に管理......
[診療報酬] 生検針でない乳癌診断は病理組織標本作製の算定不可 支払基金
社会保険診療報酬支払基金は「支払基金における審査の一般的な取扱い(医科)」の第5回として3事例を公表し、乳癌診断で「穿刺又は針生検2その他」(生検針以外)で採取した検体の場合「病理組織標本作製」(860点)の算定は原則として認められないとした。「N004細胞診2穿刺吸引細胞診、体腔洗浄等によるもの」(190点)を算定すべきとの判断(p30~p31参照)。 「審査の一般的な取扱い(医科)」は、審査の公平・公正性に対する信頼性確保のため、2019年4月に支払基金に設置した「審査の一般的な取扱いに関する...
[診療報酬] ガスモチンは「特定疾患処方管理加算2」の算定可 支払基金
社会保険診療報酬支払基金が公表した「支払基金における審査の一般的な取扱い(医科)」の第5回では、モサプリドクエン酸塩(先発 商品名ガスモチン錠等)の「特定疾患処方管理加算2」(66点)の算定は認められるとした。一方、手術の切創に対する皮膚欠損用創傷被覆材の算定は、原則として認められないとした(p28~p29参照)。 モサプリドクエン酸塩は、効能・効果が「慢性胃炎に伴う消化器症状(胸やけ、悪心・嘔吐)」であることから、「慢性胃炎に伴う症状の改善に対する特定疾患処方管理加算2の算定は認められる」と・・...
[医療提供体制] コロナ患者受け入れ病院、5月は前年比18%減収 公私病連
全国公私病院連盟の集計結果によると、新型コロナウイルス感染症の患者を受け入れた病院の医業収入の平均は、5月が7億3,196万円で前年同月と比べて17.7%減少した。医業損失は9,966万円(p6参照)。新型コロナ患者を受け入れなかった病院でも、5月は12.7%の減収で、医業損失は2,152万円だった(p5参照)。同連盟は、受け入れの有無にかかわらず、病院の経営は深刻な状況だと訴えている。 調査は、同連盟が6月15日から30日にかけて会員の1,481病院を対象に実施。743病院から有効回答を得た(p...
[募集] 海外渡航希望者の新型コロナ陰性証明可能な医療機関を募集 経産省
経済産業省は、ビジネスなどを目的とする海外渡航希望者に対して、新型コロナウイルス感染症に感染していないことを証明(陰性証明)できる医療機関を募集している。厚生労働省と連携した取り組みで、31日に1次登録を締め切るが、その後も募集を継続する。 経産省によると、現在「国際的な人の往来再開に向けた段階的措置」として、ビジネス上必要な人材の出入国についての例外的な枠組みを設置することが検討されている。出国については、感染状況が落ち着いている国・地域への渡航を対象とすることや、相手国の要請に基づ・・・...
[介護] 第8期介護保険事業(支援)計画の基本指針案に災害・感染症対策
厚生労働省は27日、2021年度から23年度までの第8期介護保険事業(支援)計画のための基本指針について「記載を充実する事項(案)」のさらなる議論を、社会保障審議会・介護保険部会に求めた(p11参照)。2月の同部会で25年と40年を見据えたサービス基盤などをテーマに議論を行ったが「災害や感染症対策に係る体制整備」を新設するなど、修正を加えた案を提示した。 近年の災害発生状況や、新型コロナウイルス感染症の流行を踏まえた「備えの重要性」について、▽介護事業所等と連携し防災や感染症対策についての周知啓発...
[介護] 介護医療院、引き続き総量規制の対象外に 社保審・介護保険部会
厚生労働省は27日の社会保障審議会・介護保険部会に、介護療養型医療施設等から介護医療院等への円滑な移行を促すため、第8期介護保険事業(支援)計画期間も現行の措置を据え置き、自治体の総量規制の対象外とする案を示し、大筋で了承された(p123参照)。 介護医療院等への転換については、2018年度から20年度までの第7期計画策定時には介護医療院の具体的な報酬が未定であったこともあり、調査時に意向が示されず、結果として見込んでいなかった転換が行われている(p124参照)。引き続き、介護医療院等への円滑・・...
[健康] 若年性認知症有病率、10万人当たり50.9人 都健康長寿医療センター
東京都健康長寿医療センター研究所は27日、18-64歳の人口10万人当たりの若年性認知症有病率について、50.9人と推計されたと発表した。若年性認知症者の総数は、推計で3万5,700人だった(p1参照)。 同センターは、北海道、秋田、山形、福島、茨城、群馬、東京、新潟、山梨、愛知、大阪、愛媛の12都道府県の医療機関、介護サービス事業所、障害福祉サービス事業所、相談機関など1万6,848カ所の協力を得て、全国の若年性認知症の標準化有病率と有病者数を推計した(p1参照)。 原因疾患別では、アルツハイマ...
[介護] 要介護認定の匿名データ提供で専門委員会設置へ 社保審・部会
厚生労働省は27日、社会保障審議会・介護保険部会に、匿名要介護認定情報等のデータ提供の申出について総合的に検討する専門委員会の設置を提案した(p130参照)。委員から運用についての意見は出たが反対はなく、了承された。 新たな専門委員会は、匿名介護保険等関連情報の提供の可否について、▽相当の公益性を有するか▽不適切利用による個人の権利利益の侵害の可能性がないか-などの観点から総合的に審査することを目的に、介護保険部会の下部組織として、10月1日からの設置要綱の施行に合わせて設置される・・・...
コロナ対応、中小病院と高齢者福祉施設のチェックリスト公開 環境感染学会
日本環境感染学会は22日付で、中小病院と高齢者福祉施設で活用できる「新型コロナウイルス感染症の院内・施設内感染対策チェックリスト」を公開した。流行時や感染疑い者の発生時など、対応すべき項目を状況に応......
帰国者・接触者外来、115カ所増で2679カ所に 厚労省
厚生労働省は27日までに、帰国者・接触者外来等について22日時点の都道府県別の設置状況などを公表した。国内の全設置数は15日時点から115カ所増えて2679カ所となった。このうち行政検査を集中的に実......
「痛み」をAIとウエアラブルで評価へ、中外製薬が米デジタル治療企業とタッグ(ニュース)
中外製薬は2020年7月22日、米国のデジタルセラピューティクス(デジタル治療)ベンチャーであるBiofourmis社と共同で、AIとウエアラブル端末を活用して痛みを評価する技術を開発すると発表した。不妊症の原因となる子宮内膜症に伴う痛みを客観的に評価する。 ウエアラブル端末は米Empatica社の「E4」を利用する。Biofourmisが開発したAIを用いたプラットフォーム「Biovitals......