「 2020年08月 」一覧

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[医療提供体制] 医療機関が慰労金の代理申請拒否 厚労省が協力を要請

 医療従事者などに1人当たり最大20万円を支給する慰労金について、厚生労働省は、医療機関などが希望者からの代理申請の依頼を拒否しているとの相談を受けているとし、各医療機関に申請の協力を求めるよう、都道府県や関係団体に事務連絡した(p1参照)。同省の担当者は「同様の相談が数十件は寄せられている」と話している。 新型コロナウイルス感染症に対応する医療従事者などへの慰労金交付事業では、原則として医療機関などが対象者から委任を受けて代理申請・受領を行い、最終的に対象者へ給付するという流れとなる・・・...

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[医療提供体制] オンライン初診、処方要件守らない医療機関は指導 厚労省

 厚生労働省は26日付の事務連絡で、新型コロナウイルス感染症対策として行っている「電話や情報通信機器を用いた診療等の時限的・特例的な取扱い」の留意事項を示した。6日の検討会で行った4-6月の実施状況の検証を踏まえ、オンライン初診時の処方3要件順守の徹底を求め、守らない医療機関は厚労省が都道府県に情報提供し、指導することを求めた。また、研修の速やかな受講を促し、遅くとも2021年3月末までに受講することとした(p1~p2参照)。 オンライン初診時の処方3要件は、▽麻薬および向精神薬を処方してはならない...

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[介護] 慰労金、介護事業所による申請拒否の相談多数 厚労省が協力要請

 介護職員などに1人当たり最大20万円を支給する慰労金について、厚生労働省は、介護事業所・施設が希望者からの申請依頼を拒否しているとの相談が多く寄せられているとして、当該事業所などに対して申請の協力を求めるよう、都道府県や関係団体に事務連絡した(p1~p4参照)。 新型コロナウイルス感染症に関する緊急包括支援事業(介護分)では、慰労金を対象者へ速やかに給付するため、希望者が勤務先の介護事業所・施設などに代理受領委任状を提出し、それを受けた介護事業所などが都道府県へ給付申請する。 しかし、厚・・・...

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[救急医療] 20年7月の熱中症による救急搬送者数は8,388人 消防庁

 消防庁が26日に公表した「2020年7月の熱中症による救急搬送状況」によると、熱中症による救急搬送人員数は8,388人で前年と比べ8,043人少なかったことがわかった(p1参照)。 年齢区分別にみると、高齢者が最も多く4,909人(構成比58.5%)。次いで、成人2,698人(32.2%)、少年741人(8.8%)、乳幼児39人(0.5%)の順だった(p2参照)(p7参照)。また、初診時の傷病程度は、軽症5,246人(62.5%)、中等症2,868人(34.2%)、重症192人(2.3%)、死亡1...

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[医療提供体制] 循環器病対策の目標達成で3年以上の健康寿命延伸 厚労省

 厚生労働省は26日、循環器病対策推進基本計画案を公表した(p1参照)。医療や保健、福祉に係るサービスの提供体制を充実させるなどの目標を達成することで「2040年までに3年以上の健康寿命の延伸及び循環器病の年齢調整死亡率の減少」を目指す(p12参照)。 19年12月1日に施行された循環器病対策基本法では、政府が「循環器病対策推進協議会」を設置し、基本計画を策定することを明記。都道府県に対しても同じように基本計画を策定するよう求めている(p34参照)。 計画案では、サービス提供体制の充実に加え「・・・...

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[医療提供体制] 漏電で医療機器から出火、定期的に点検・清掃を PMDA

 医薬品医療機器総合機構(PMDA)は26日、医療安全情報(No.59)を公表した。漏電などによる医療機器からの出火について、具体的な事例を取り上げ「安全使用のために注意するポイント」を記載している(p1~p2参照)。 コンセントと電源プラグの間に大量のホコリがたまっていた事例では、ホコリに引火し、ベッドサイドモニタの背後から煙とともに出火した。こうした設置型医療機器などの取り扱い上の注意点について「コンセントに電源プラグを差し込んだまま、長期間使用される医療機器では、コンセントと電源プラグの間に・...