「 2020年09月 」一覧

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[診療報酬] 中医協の持ち回り審議、公益委員が緊急時に限定を主張

 14日に持ち回りで開催された中央社会保険医療協議会・総会で、一部の公益委員が、支払側・診療側・公益側の三者が意見を交換して結論を導いていく体制そのものに中医協としての意義があると指摘した上で、持ち回りでの審議はやむを得ない緊急時に限って実施すべきだと主張した(p20参照)。 14日の総会では、新型コロナウイルス感染症対応の特例措置として、医療機関が呼吸不全状態の「中等症II」以上の患者を一般病棟で受け入れた場合、救急医療管理加算の評価を通常の5倍の4,750点にすることを決めた。 ただ、持ち回・・...

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[介護] 社会参加支援加算の算定要件見直しなどを求める意見 社保審分科会

 14日の社会保障審議会・介護給付費分科会では、リハビリテーションのアウトカム評価についても論点となった(p36~p74参照)。委員からは、通所介護の「ADL維持等加算」の算定要件の緩和や、訪問・通所リハビリテーション事業所の「社会参加支援加算」の算定要件の見直しを求める意見などが相次いだ。これを受け、厚生労働省の眞鍋馨・老人保健課長は各種加算が創設された際の趣旨は重要との認識を示した上で「現場に合わないというものについては、見直しをしていくことは当然」などと応じた。 リハビリテーションに関連・・・...

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[介護] 介護DBから利用者の自立度を追跡調査 厚労省が結果を提示

 2021年度介護報酬改定に向けた、社会保障審議会・介護給付費分科会の14日の議論では、介護DBから「寝返りをうつことも困難である寝たきり状態」(C2)の利用者の4年間を追跡し、自立度の改善ケースがあることを厚生労働省が示した(p124参照)。委員からはデータの利活用を評価する声や、成果があるケアへの報酬での評価を求める意見があった。 寝たきりの大きな要因となる廃用症候群(心身の機能を適切に使用しないことからの機能低下)は、軽い転倒のようなわずかなきっかけによって生じ、若年者よりも高齢者に起こり・・...

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[健康] 病院などの屋内禁煙、25%が「知らない」 東京都の都民意識調査

 東京都は14日、「受動喫煙に関する都民の意識調査」の速報値を公表した。病院や行政機関などでの屋内禁煙については、25.0%が「知らない」と答えた(p1参照)。 調査は7月上旬、都内在住の3,000人(20-79歳)を対象にインターネットで行われた。受動喫煙に関しては、1年間で61.5%が経験していた。受動喫煙を経験した場所については「路上」の割合が51.2%で最も高かった(p1参照)。 都受動喫煙防止条例と改正健康増進法については、「内容までよく理解している」「だいたい理解している」「名前だけは知...

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[診療報酬] 救急医療管理加算、通常の5倍 コロナ中等症II以上の受け入れで

 中央社会保険医療協議会・総会は14日、特定集中治療室管理料などを算定できない一般病棟で新型コロナウイルス感染症の「中等症II」以上の患者を受け入れた場合、救急医療管理加算の評価を通常の5倍相当の4,750点にすることを決めた(p9参照)。呼吸不全の状態にある中等症IIの患者には、複数領域の医師が協働してさまざまなリスクに対応する必要があることなどを踏まえた特例的な措置。 新型コロナ患者を受け入れた医療機関への診療報酬上の対応を巡り、中医協はこれまで、中等症以上の患者受け入れなら救急医療管理加算・・...

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[介護] VISITやCHASEの活用推進などで議論 社保審・介護給付費分科会

 社会保障審議会・介護給付費分科会は14日、サービス横断的なテーマとして2021年度介護報酬改定における自立支援・重度化防止の推進について検討した。論点の一つとなったのが、VISIT(通所・訪問リハビリテーション事業所から収集したデータベース)やCHASE(高齢者の状態やケアの内容などのデータベース。全ての介護保険サービスが対象)を活用した介護の質の評価と科学的介護の推進について。厚生労働省はこれらの活用を推進するため、両データベースの一部機能の統合や介護記録ソフトとのデータ連携などを進め、現場の負...

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コロナ禍の新日常を支える米国発技術!~バーチャル記者黒須もあ(バーチャル記者黒須もあが行く!)

 新型コロナウイルスの影響で、人の接触をなるべく避ける「コンタクトレス(非接触)化」が不可欠になりました。シリコンバレーをはじめとする米国では、テクノロジーでコンタクトレス化する新たなソリューションの提供を競っています。今回はそんな米国での取り組みを、日経クロステック編集部のバーチャル記者「黒須もあ」が動画で紹介します。(日経クロステック編集部) こんにちは、日経クロステック記者の黒須もあです。「......