[医療改革] 後期高齢者の「現役並み所得」基準、見直しは当面見送り
厚生労働省は12日の社会保障審議会・医療保険部会で、75歳以上の後期高齢者で現役並みの所得があるとする判断基準について「引き続き検討」することを提案し、了承された。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、基準の算定の基となる現役世代の2020年度の収入を現時点で把握できないため(p55参照)。 同部会後、厚労省の担当者は「年内には結論を出せない」とし、同部会が年末までに行う取りまとめに判断基準の見直しを盛り込まない考えを示した。◆基準該当者は約130万人 後期高齢者の「現役並み所得」の基準は現在・・...