「 2020年12月 」一覧
外来機能報告書案を了承、呼称は「国民目線で検討を」 医療計画検討会
厚生労働省の「医療計画の見直し等に関する検討会」は3日、外来機能の明確化・連携等の報告書案を、遠藤久夫座長(学習院大経済学部教授)一任で了承した。厚労省は前回の論点整理案に一部追加し、「外来機能の明......
新興感染症を6事業目に追加、「考え方案」を提示 医療計画検討会
厚生労働省は3日に開いた「医療計画の見直し等に関する検討会」に、「新型コロナウイルス感染症対応を踏まえた今後の医療提供体制の構築に向けた考え方(案)」を示した。広く一般の医療連携体制にも大きな影響が......
実施中の先進医療、Aが22種類・Bが61種類 厚労省・6月末時点
厚生労働省は3日の先進医療会議に、今年6月30日時点で実施されていた先進医療の実績を報告した。技術数は先進医療Aが22種類(実施医療機関数=104施設)、先進医療Bが61種類(225施設)の合計83......
コロナ対策で「ウイルス全ゲノム解析を」 自民・科学調査会小委
自民党の科学技術イノベーション戦略調査会「医療分野の研究に関する小委員会」(古川俊治委員長)は3日、新型コロナウイルス感染症対策のための緊急提言を大筋で取りまとめた。各地で流行している新型コロナウイ......
老人福祉・介護事業の倒産件数が最多更新、1カ月残し記録上回る 東商リサーチ
東京商工リサーチは3日、2020年1月~12月2日までの「老人福祉・介護事業」の倒産件数が112件に達し、介護保険法を施行した00年以降の最多件数を更新したと発表した。これまでの年間最多は17年と1......
PTやOT、リハビリ資格の複合化巡り応酬 日慢協シンポジウムで
日本慢性期医療学会は2日、2040年の医療を展望するシンポジウムを開き、リハビリテーション資格の複合化を巡って議論の応酬があった。日本リハビリテーション病院・施設協会の斉藤正身会長は、PT、OT、S......
[医療提供体制] 新興感染症を第8次医療計画に追加、6事業目 厚労省が提案
厚生労働省は3日、2024年度から始まる第8次医療計画の中に、新興感染症などの感染拡大時での医療についての項目を6事業目として加えるといった「考え方」を「医療計画の見直し等に関する検討会」に提案した(p104参照)。医療機関には、平時と感染拡大時ごとに、備えへの対応が求められる。 同省がこの日に提案したのは、新型コロナウイルス感染症への対応を踏まえた、今後の医療提供体制の構築に向けた「考え方」で、検討会の報告書に当たる。 それによると、新型コロナへの対応で得られた知見を踏まえ、新興感染症の・・・...
[感染症] 医療提供体制への負荷が増大・継続 コロナアドバイザリーボード
厚生労働省は3日、第16回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの感染状況の評価などを公表した。入院者数、重症者数の増加が続いていることを取り上げ、「医療提供体制及び公衆衛生体制への負荷が増大・継続している」と指摘。「死亡者数も増加している。重症者数は、新規感染者の動きから遅れる傾向があり、新規感染者の増加傾向が鈍化しても重症者数の増加がしばらく続き、医療提供体制に重大な影響が生じるおそれがある」としている(p153参照)。 厚労省によると、11月25日時点の全国の入院者数は7,826・...
[感染症] 中等症以上の患者増に対応できる病床確保急務 東京都
東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第22回)が3日、都庁で開かれた。公表された「専門家によるモニタリングコメント・意見」では、新規陽性者の増加に伴い、新型コロナウイルス感染症患者のための医療と通常医療との両立が困難な状況が生じ始めていることを指摘。「入院が必要な中等症以上の患者のさらなる増加にも対応できる病床の確保が急務である」との見解を示している(p9参照)。 コメント・意見では、2日時点の入院患者数について、前回(11月25日時点)の1,561人から1,629人となったことを取り...
[医療提供体制] 外来機能報告の義務化、遅くとも22年度初めから 厚労省
厚生労働省の「医療計画の見直し等に関する検討会」は3日、一般病床や療養病床を有する病院・有床診療所に対して外来機能の報告を義務付ける制度などを盛り込んだ報告書案をおおむね了承した。この新たな仕組みは、医療法の改正を経て、遅くとも2022年度の初めまでにスタートする見通し。 報告書案は、外来機能の明確化・連携や「かかりつけ医」機能の強化などに関する同検討会での議論をまとめたもの。 それによると、新たな制度では、各医療機関が都道府県に対し、外来機能のうち「医療資源を重点的に活用する外来」(仮称・・・...
財政審の国保歳出改革論議、「地方分権に反する」 市長会・町村会
全国市長会と全国町村会は2日、「国民健康保険制度等を巡る議論等に対する意見」を連名で発表し、同日開かれた厚生労働省の社会保障審議会・医療保険部会にも提出した。財務省の財政制度等審議会などで、国保の歳......
21年度予算大綱へ厚労部会案を了承 介護報酬改定「人材確保と現場革新」
自民党の厚生労働部会(福岡資麿部会長)は3日、2021年度予算編成大綱案の厚生労働関係部分について確認し、大筋で了承した。案では「ウィズコロナ時代に対応した保健・医療・介護を構築する」として、医療・......
【中医協】改定実施に反対意見は出ず、対象範囲で相違も 薬価専門部会
中医協・薬価専門部会は2日、厚生労働省が公表した9月取引分の薬価調査の結果(速報値)などを踏まえ、2021年度の薬価の中間年改定(毎年改定)について議論した。出席委員から慎重な検討を求める意見はあっ......
感染症や災害対策は全サービス共通で義務化 介護給付費分科会
厚生労働省の社会保障審議会・介護給付費分科会(分科会長=田中滋・埼玉県立大理事長)は2日、各サービスの人員・設備・運営基準を議論した。これまでの検討内容を踏まえ、厚労省は全サービスの共通事項として、......
公的保険の負担軽減案は「例外的・限定的」で了承 医療保険部会
社会保障審議会・医療保険部会(部会長=遠藤久夫・学習院大経済学部教授)は2日、紹介状なし患者の大病院受診時の定額負担拡充案について引き続き議論した。医療関係団体の委員が反対していた公的医療保険の負担......
後期高齢者の患者負担割合引き上げ「慎重な対応を」 国民医療推進協が決議
日本医師会など医療関係の41団体で組織する国民医療推進協議会は2日、ウェブ会議形式による総会を開き、後期高齢者の患者負担割合について「慎重な対応」を求める決議を取りまとめた。患者負担割合の引き上げは......
医療提供体制が逼迫、「師走が正念場」 日医・中川会長
日本医師会の中川俊男会長は2日の会見で、新型コロナウイルス感染症の新規感染者数と重症者数が増加していることを受け、医療提供体制の逼迫度は右肩上がりだと警鐘を鳴らした。「これ以上感染者が急増すれば、同......