「 2020年12月 」一覧

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[経営] 医療・福祉分野の就業者数は871万人 労働力調査11月分・総務省

 総務省はこのほど、2020年11月分の「労働力調査」を発表した。詳細は以下の通り(完全失業者数以下はすべて産業全体の数値)(p1参照)。●就業者数▽産業全体/6,707万人(前年同月比55万人減)▽医療・福祉/871万人(26万人増)●完全失業者数:195万人(44万人増)●非労働力人口:4,165万人(10万人減)●完全失業率(季節調整値):2.9%(対前月比0.2ポイント減)・・・...

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[医薬品] 新たに5医薬品を希少疾病用医薬品に指定 厚労省

 厚生労働省はこのほど、12月25日付で新たに5医薬品を希少疾病用医薬品に指定したと都道府県に通知した。詳細は以下の通り(p1~p2参照)。▽ルキソリチニブリン酸塩/造血幹細胞移植後の移植片対宿主病/ノバルティスファーマ▽イブルチニブ/造血幹細胞移植後の慢性移植片対宿主病/ヤンセンファーマ▽cipaglucosidase alfa/糖原病II型に対するミグルスタットとの併用療法/アミカス・セラピューティクス▽ミグルスタット/糖原病II型に対するcipaglucosidase alfaとの併用療法/ア...

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[経営] 医療・福祉の新規求人数は18万8,873人 一般職業紹介状況・厚労省

 厚生労働省はこのほど、「一般職業紹介状況」(2020年11月分)を公表した。詳細は以下の通り。●有効求人倍率(季節調整値):1.06倍(前月比0.02ポイント増)(p1~p2参照)●新規求人倍率(季節調整値):2.02倍(前月比0.20ポイント増)(p1~p2参照)●産業別(医療・福祉)新規求人状況(p5参照)▽全体/18万8,873人(対前年同月比12.0%減)、うちパートタイム・8万7,300人(12.6%減)▽医療業/5万8,153人(20.2%減)、うちパートタイム・2万2,069人(22...

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[医療提供体制] 救急車を使った医療機関間の転院搬送が10年連続増加

 いったん医療機関に収容された患者の症状悪化などに伴い、他の医療機関に搬送するために救急車が出動する「転院搬送」の件数が10年連続で増えたことが、総務省消防庁が公表した2020年版の「救急救助の現況」で分かった。消防庁は「転院搬送件数は過去の経年推移をみると、増加傾向にある」としている(p31参照)。 「救急救助の現況」によると、19年の転院搬送件数は55万2,175件で、前年よりも1万149件増えた。19年の救急車による救急出動件数(663万9,767件)のうち転院搬送が8.3%を占めている(p3...

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[健康] 新型コロナにかかる心の健康相談、年齢別では50歳代が最多 厚労省

 厚生労働省は12月25日、「新型コロナウイルス感染症にかかる心の健康相談に関する精神保健福祉センターの対応状況」(20年11月分)を公表した。11月に都道府県・政令指定都市の精神保健福祉センター(69カ所)で電話相談を受けた件数は、前月比85件減の1,311件だった。年齢別では50歳代が最も多かった(p1参照)。 厚労省によると、性別では、女性(852件)が全体の6割超を占めた。年齢別(不明は除く)では、50歳代が295件で最も多く、以下は、40歳代(233件)、60歳代(175件)、30歳代(1...

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[医療提供体制] コロナ緊急支援、病床使用率25%以上が要件 厚労省

 厚生労働省は、新型コロナウイルス感染症の患者などの受け入れ病床を割り当てられた医療機関への緊急支援事業補助金に関するQ&Aを公表した。補助を受ける病床は、新型コロナ患者の「重症者病床」と「その他病床」「協力医療機関の疑い患者病床」の3種類で、それぞれの申請時での病床使用率が25%以上であることが要件(p2参照)。補助を希望する医療機関は、2021年2月28日までに同省へ申請する必要がある(p7参照)。 この新たな支援は、新型コロナの患者などの受け入れ病床を割り当てられた医療機関に対し、患者・・・...

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[医療提供体制] 19年の救急車搬送人員、前年比1万7,713人増で過去最多

 総務省消防庁は2020年12月25日、20年版の「救急救助の現況」を公表した。19年の救急車による搬送人員数は過去最多となっており、半数近くが軽症だった(p24参照)(p30参照)。 19年の救急車による搬送人員は前年比1万7,713人増の597万8,008人。急病が392万2,274人で最も多く、以下は、一般負傷(92万6,553人)、交通事故(41万1,528人)、労働災害(5万5,924人)、運動競技(4万1,573人)、自損行為(3万5,545人)などの順だった(p26参照)。 急病の搬送...

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[医療提供体制] 死亡診断書などでの医師の氏名は署名のみ、記名押印は不可

 厚生労働省は「医師による死因等確定・変更報告の取扱い」の一部改正に関する通知を都道府県や医療関係団体などに出した。診療していた傷病が原因で患者が死亡した場合に医師が作成する死亡診断書について「医師の氏名」の記入方法は署名のみとし、これまで可能だった「記名押印」を認めないという内容。治療していない病気などにより患者が死亡した場合に医師が作成する死体検案書も同様の対応で、2020年12月25日付で適用された(p2参照)。◆当分の間は旧様式の用紙で可 この取り扱いは、同日に施行された「押印を求め・・・...

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[医療提供体制] コロナ重症者病床1床当たり1,500万円を補助 政府

 新型コロナウイルスの感染が拡大している地域で入院患者を受け入れる病床を確保するため、政府は、医療機関への新たな支援を決めた。重症者を受け入れる病院の人件費などを病床1床当たり1,500万円、中等症の患者を受け入れるなどそれ以外の病床は1床当たり450万円を補助する内容。病床が逼迫し、受け入れ体制を強化する必要があると判断した都道府県が国に支援を申し出る。 政府は25日、2020年度中の緊急的な措置として閣議決定し、都道府県からの申し出の受付を始めた。同年度の予備費から2,693億円を使う。田村憲久...

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[医療提供体制] マンモグラフィ、医師の立会い不要に 社保審部会が了承

 社会保障審議会・医療部会は25日、乳がんの集団検診での乳房エックス線検査(マンモグラフィ)で医師の立会いを不要とすることを決めた(p137参照)。医師を確保できない地域でも検診の回数を増やし、受診率の向上やがんの早期発見・治療などにつなげるのが狙い。厚生労働省は、必要な手続きを行った上で、できるだけ早く関連の通知を出す。 集団検診でのマンモグラフィについては現在、医師が立会わなければ、診療放射線技師は実施することができないが、今後は医師が居合わせなくても可能となる。 ただし、その場合、・・・...

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[インフル] 全国報告数70人、前週から13人増 インフルエンザ・第51週

 厚生労働省は25日、2020年第51週(12月14日-12月20日)の「インフルエンザの発生状況」を公表した。全国の報告数は前週から13人増加し70人となった。前年同期と比べ10万5,151人減と大幅な減少傾向が続いている(p2参照)。なお、全国の保育所、幼稚園、学校を対象としたインフルエンザ様疾患発生報告(第16報)によると、今週の患者数、休校・学年閉鎖・学級閉鎖施設数は「0」だった(p4参照)。●定点報告(p2参照)(p6参照)▽定点当たり報告数(全国):0.01(前年同期21.22)▽報告患...

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[感染症] 感染性胃腸炎、咽頭結膜熱など2週連続で増加 国立感染症研究所

 国立感染症研究所は25日、「感染症週報 第50週(12月7日-12月13日)」を発表した。定点把握対象の5類感染症の報告数(定点当たり)は以下の通り(p5参照)(p34~p37参照)。▽インフルエンザ/0.01(前週0.01)/前週から減少▽RSウイルス感染症/0.12(0.10)/2週連続で増加▽咽頭結膜熱/0.30(0.27)/2週連続で増加▽A群溶血性レンサ球菌咽頭炎/0.80(0.79)/2週連続で増加▽感染性胃腸炎/2.81(2.41)/2週連続で増加▽手足口病/0.12(0.13)/前...

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在宅測定データを活用した遠隔診療を開始、慶応大病院など(ニュース)

 慶応義塾大学病院と中部電力、メディカルデータカードは、慶応義塾大学病院の糖尿病・肥満症外来(腎臓・内分泌・代謝内科)において、血糖のクラウド管理システムを用いた遠隔診療を開始したと発表した。 運用を開始したシステムは、2020年6月に産科外来で開始した遠隔妊婦健診システムに、患者自身の血糖値やインスリンなどの使用量を記録する仕組みを搭載したもの。患者の同意の下で、在宅での血圧や体重、血糖値、イン......

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日経デジタルヘルスが厳選、2021年を占う医療関連の10大キーワードはこれだ(冬休みスペシャル2020-2021)

 年末年始の恒例企画として、今年も日経デジタルヘルス編集部では、新たな1年を占う10大キーワードを選出しました。2021年を展望する10のキーワードを、五十音順で紹介していきます。果たして2021年はどのような年になるのでしょうか。2021年を占う10大キーワード(五十音順)1)ウエアラブル医療応用 健康・医療分野で、ウエアラブル端末を積極的に活用する機運が高まってきた。例えば心房細動が疑われる不......