「 2021年05月 」一覧

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[医療提供体制] 併用禁忌、処方医への疑義照会で変更 薬局ヒヤリ・ハット

 日本医療機能評価機構は、薬局ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業の「共有すべき事例」を公表した。併用禁忌であるため変更になった事例を取り上げている(p2参照)。 「共有すべき事例」によると、70歳代の患者に「ベルソムラ錠15mg1錠分1就寝前」が処方された。お薬手帳を確認したところ、他院からクラリス錠200が処方されており、患者から呼吸器疾患で継続服用していることを聴取した。ベルソムラ錠15mgはクラリス錠200と併用禁忌であるため、処方医に疑義照会を行った結果、「デエビゴ錠2.5mg1錠分1就寝前」...

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[介護] 介護施設医師のワクチン接種協力、人員基準上の配置に影響なし

 厚生労働省は6日、介護老人保健施設などの医師が、自治体の依頼を受けて接種会場などへ出向いて新型コロナウイルスワクチンの接種に協力する場合、常勤での配置を義務付けている人員配置基準の柔軟な取り扱いを可能とする解釈を事務連絡で示した(p3参照)。自施設の入所者へのサービス提供に差し支えない範囲において認めるもの。 事務連絡では「自施設の利用者の心身の状態の把握や管理業務等に支障がないよう、当該時間中の連絡体制等を整えておくこと」とし、電話などで必ず連絡が取れる体制を確保する。また、介護・・・...

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[医療提供体制] 大阪・兵庫中心に厳しい状況、救急搬送困難事例増 厚労省

 厚生労働省は6日、第33回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの感染状況の分析・評価などを公表した。関西圏の感染状況については「大阪、兵庫を中心に、医療提供体制や公衆衛生体制の非常に厳しい状況が継続」と指摘。「救急搬送の困難事例も増え、一般医療を制限せざるを得ない危機的な状況が続いている」との見解を示している(p2参照)。 厚労省によると、4月28日時点の全国の入院者数は1万3,089人で、1週間前と比べて1,810人増えている。全国の受入確保病床数に対する割合は40.0%(1週間前は...

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[医療提供体制] 入院調整本部への依頼件数が1カ月前から倍増 東京都

 東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第44回)が6日、都庁で開かれた。公表された「専門家によるモニタリングコメント・意見」では、保健所から入院調整本部への調整依頼件数は、5日時点で1日当たり約120件と、1カ月前(1日当たり約65件)と比べてほぼ倍増していることを指摘。「透析患者や高齢者等の入院調整は依然として困難な状況にある」としている(p12参照)。 コメント・意見では、入院患者数について、前回(4月27日時点)は1,923人であったが、5日時点で2,167人と増加したと説明。「変...