「 2021年06月 」一覧
モデルナ含めたワクチン、安全性「重大な懸念なし」 厚労省
厚生労働省の厚生科学審議会と薬事・食品衛生審議会の合同会議は9日、米モデルナと武田薬品工業の「COVID-19ワクチンモデルナ筋注」とファイザーの「コミナティ筋注」の安全性を検討し、現在までの副反応......
ワクチン接種進むも「感染防止対策の継続を」 厚労省、コロナADB
厚生労働省の新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(ADB、座長=脇田隆字・国立感染症研究所長)は9日、全国の感染者数は減少が続いており、感染拡大が見られた地域でも「おおむね減少傾向」にあ......
診療報酬、「包括払いの在り方」含めた見直し 諮問会議・骨太原案
政府は9日、経済財政諮問会議に「経済財政運営と改革の基本方針2021」(骨太の方針)の原案を示した。社会保障改革の項目では、「さらなる包括払いの在り方の検討も含めた医療提供体制の改革につながる診療報......
福井会長3期目へ、副会長の秋山氏と齋藤氏も再選 日看協
日本看護協会は9日の通常総会で、福井トシ子会長の再選を決めた。福井会長は3期目。得票数は747票(投票総数=750票)。定数3人のうち2人が改選となった副会長は、秋山智弥副会長と齋藤訓子副会長が再選......
医師少数県、医学部「臨時定員」の柔軟運用を 「知事の会」が提言
「地域医療を担う医師の確保を目指す知事の会」(会長=達増拓也・岩手県知事)は9日、医療従事者の養成・確保や、医師の地域偏在解消に向け、国に対する今年度の提言をまとめた。厚生労働省が医学部の臨時定員を......
ワクチン接種の人材確保で相談窓口、医師・看護師を紹介 日医
日本医師会は9日、日本看護協会の協力を得て、自治体や企業からの新型コロナウイルスワクチン接種に関する相談を受け付ける「新型コロナワクチン接種人材確保相談窓口」を設置した。1つの窓口で医師と看護師の両......
ワクチン接種、老健も診療所扱いを明確化 厚労省、事後手続きで可
厚生労働省医政局総務課などは9日付で、診療所を開設していない介護老人保健施設でも、事後的に診療所の開設手続きを行うことで入所者や通所の利用者以外の地域住民にワクチン接種が可能であることを明確化する事......
健康保険証、保険者からの直接交付を可能に 規制改革実施計画に記載へ
政府が近く閣議決定する規制改革実施計画では、2021年度に措置する規制改革事項として健康保険証の直接交付を盛り込む見通しだ。保険者が差し支えないと認めた場合には、「健康保険証を保険者から被保険者(従......
19年度NDBオープンデータ、2次医療圏別の集計などを公表へ 厚労省
厚生労働省の「匿名医療情報等の提供に関する専門委員会」(委員長=山本隆一・医療情報システム開発センター理事長)は9日、今秋までに集計結果を公表する第6回NDBオープンデータについて、医科診療報酬項目......
介護Q&A、LIFEで入院など利用中断時の対応解説 厚労省
厚生労働省老健局老人保健課などは9日付で、2021年度介護報酬改定に関するQ&Aの第10弾を都道府県などに事務連絡した。科学的介護情報システム「LIFE」の関連では、入院などにより一定期間のサービス......
[医療提供体制] 21年5月は事故報告20件、調査依頼2件 医療事故現況報告
日本医療安全調査機構が9日付で公表した「医療事故調査制度の現況報告(5月)」によると、医療事故報告は20件あったことがわかった。センター調査依頼は2件。医療事故報告の内訳は、病院18件、診療所2件。 診療科別では、その他7件、整形外科5件、循環器内科4件、内科2件、外科・消化器科各1件だった(p1~p2参照)。 センターへの相談件数は121件(累計1万621件)。内訳は、医療機関42件、遺族など68件、その他・不明11件だった。 相談内容による集計では134件(複数計上)あり、医療事故報告の判断関...
[医療提供体制] 巡回診療によるコロナ検査、事後の計画提出を容認 厚労省
厚生労働省は、新型コロナウイルスに関する検査を巡回診療として実施する医療機関に実施計画の事後の提出を認める事務連絡を都道府県などに出した(p1参照)。また、患者のそばに看護師などがいる状態でオンラインによる巡回診療を行う際には、場所ごとの医師など実施責任者を不要としても差し支えないとした上で、その場合の留意点を示している(p2参照)。 新型コロナの検査を巡回診療で実施することについて、厚労省は1962年6月20日付の通知で定められた「医療法の運用上特別の処置を講じてその実施の円滑化をは・・・...
[医療改革] 医薬品は経済安全保障の「先行的な重点項目」 骨太方針原案
政府の骨太方針2021の原案は、「経済安全保障の確保等」の中で、我が国のサプライチェーンを強靭化していく観点からの「先行的な重点項目」として、半導体、レアアースを含む重要鉱物、電池と並んで、医薬品を位置付け「先端的な重要技術に係る研究開発力を強化する」方針を示した(p28~p29参照)。 骨太方針の原案は「経済安全保障の確保等」の中で、医薬品を「先行的な重点項目」と位置付けるとともに、「重要業種」として、電力、ガス、石油、通信、航空、鉄道、海上物流と並んで、医療を位置付けた(p28~p29参照)・...
[感染症] モデルナ製ワクチン接種、アナフィラキシー事例なし 5月30日時点
5月21日に特例承認された米モデルナの新型コロナウイルスのワクチンについて、厚生労働省は、国内での接種によって副反応が疑われる症状の報告が同30日時点で計17件あったことを専門家部会で明らかにした。ただ、アナフィラキシーといった重篤な副反応や死亡の報告はなかった(p7参照)。 厚労省によると、モデルナ製の新型コロナワクチンは同24日から30日までに、国内で計9万241人に接種された。このうち、頭痛や血圧上昇など副反応の疑われる症状が17人に出たとの報告を医療機関から受けた(p7参照)。 一方、国・...
[介護] LIFEへの情報提出、利用者死亡時は把握できた項目のみで可 厚労省
厚生労働省老健局老人保健課などは9日、2021年度介護報酬改定のQ&A(Vol.10)を各都道府県などに出した(p2参照)。「科学的介護推進体制加算」の算定要件となるLIFEへの情報提出について、入院等で「30日以上」サービスの利用がなかった場合は、サービス利用終了時の情報提出が必要(p4参照)。その後、サービス再開の場合は、利用開始時の情報提出が必要だとしている。 Q&Aでは、サービス利用開始時にLIFEへの情報提出が必要な加算は、「科学的介護推進体制加算」「自立支援促進加算」「褥瘡マネジメント...
[医療提供体制] 沖縄の重症者増加で医療提供体制への負荷増大も 厚労省
厚生労働省は9日、第38回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの感染状況の分析・評価などを公表した。沖縄の感染状況に関しては、病床使用率の高水準が継続し、自宅療養が増加していることなどを指摘。「重症者数が今後も増加することも懸念され、更なる医療提供体制への負荷の増大が予想される。高齢者に感染が波及することにより、更なる重症者の増加が懸念される」としている(p2参照)。 厚労省によると、1日時点の全国の入院者数は1万4,264人で、1週間前と比べて2,317人減っている。全国の受入確保病...
[医療改革] 後発医薬品の使用促進策にフォーミュラリ活用 骨太方針原案
政府は9日、経済財政諮問会議に骨太方針2021の原案を提示した。医療関連では、後発医薬品の使用促進策として「フォーミュラリ」(医薬品の推奨リスト)の活用を挙げたほか、一定期間内に処方箋を反復利用できる方策の検討などを盛り込んだ(p34参照)。菅義偉首相は、新型コロナウイルスの感染拡大で明らかになった課題を踏まえ、「有事の状況となった場合の病床や医療人材の確保、より早期に治療薬やワクチンの実用化を可能とするための仕組みなどについて、法的措置を速やかに検討する」と述べた。政府は与党との調整を・・・...
在宅接種後の経過観察、訪看の従事者なども対応可 厚労省
厚生労働省老健局高齢者支援課は8日付で、「新型コロナウイルス感染症に係る介護サービス事業所の人員基準等の臨時的な取扱いについて(第23報)」を都道府県などに事務連絡した。新型コロナウイルスワクチン接......