「 2021年07月 」一覧

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[医療改革] 22年度予算の概算要求基準案を提示 経済財政諮問会議

 麻生太郎財務相は6日の経済財政諮問会議に、2022年度予算の概算要求に当たっての基本的な方針の案を提示した(p22~p24参照)。団塊世代の人たちが、医療や介護の費用が高まる75歳以上に同年以降入り始め、社会保障費の自然増は前年度の4,800億円を大幅に上回る見込みで、年末の予算編成の焦点になる。 各省庁は8月末までに概算要求を行う。政策に必要な義務的経費の要求額は21年度の77.9兆円(コロナ予備費以外)がベース。財務省は、医療などの社会保障費は自然増を含めて要求を認める。ただ、6月に閣議決定さ...

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自民・川崎二郎元厚労相、引退へ

 自民党の川崎二郎元厚生労働相(73)=比例東海=が次期衆院選に出馬せず、引退する意向を固めたことが4日、分かった。党関係者が明らかにした。立候補を予定していた三重2区には秘書を務める長男を後継として......

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[介護] 8月からの介護保険制度改正で事務処理の取り扱いなどを通知 厚労省

 厚生労働省老健局介護保険計画課長は5日、8月1日からの介護保険制度見直しに向けての留意事項と事務処理の取り扱いについて、都道府県と市区町村の介護保険主管部(局)長に通知を発出した(p2参照)。 8月からの主な改正事項は、高額介護(予防)サービス費の負担限度額の見直しと、補足給付における食費と預貯金などの基準の見直し(p2参照)。高額介護(予防)サービス費の自己負担では、現行の世帯上限額の月額4万4,400円に加え、新たに課税所得380万円(年収約770万円)以上690万円(約1,160万円)未満の...

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[医療提供体制] 医師数の適合率、97%に上昇 18年度病院立入検査結果

 厚生労働省は5日、医療法第25条に基づく病院に対する立入検査結果(2018年度)を公表した。立入検査を実施した病院数に対する検査項目に適合した病院数の割合を示す適合率については、医師数は97.0%で、前年度の適合率と比べて0.6ポイント上がった(p1参照)。 厚労省によると、18年度の立入検査は、8,321病院のうち7,803病院に行われ、実施率は93.8%だった。看護師・准看護師数の適合率は99.0%で、前年度と比べて0.2ポイント下がった。薬剤師数の適合率は96.7%で、0.2ポイント上がった...

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[医療提供体制] コロナ患者急増時の入院優先度で判断フローを明示 厚労省

 厚生労働省は5日、新型コロナウイルス感染症に関する診療の手引きの改訂版を公表した。新型コロナの感染患者が急増した際の入院優先度の判断の考え方をフローチャートで図示している(p44参照)。 同省が今回公表したのは、診療の手引きの第5.1版。判断フローでは、従来の保健所などでの聞き取りから得られる「症状と重症化リスク因子の有無を中心とした評価」(ステップ1)に、血液検査やスコア化した画像検査結果などを用いた「より高度な評価」(ステップ2、3、4)が加わった。判断フローが示す重要な点については、・・・...

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[医療提供体制] 特定機能病院立入検査、コロナの影響で実施は8病院 厚労省

 厚生労働省は5日、2020年度に各地方厚生局が行った特定機能病院に対する立入検査の結果を公表した。 例年6月-翌年2月の期間、特定機能病院87病院に対して原則年1回実施されているが、20年度は新型コロナウイルス感染症の影響で検査を実施したのは8病院にとどまった。この8病院以外については「必要に応じて書面等による確認を行い、21年度の実施をもって20年度に実施したものに替えることとする」としている(p2参照)。 検査対象となった8病院の結果は、▽「不適切な事項」の通知/0病院▽「検討を要する事項」の...

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[医療提供体制] コロナワクチン 一般への接種回数約3,800万回に 政府

 政府は4日、新型コロナウイルスワクチンの総接種回数を更新した。 高齢者を含む一般接種回数は3,815万8,596回(1回目:ファイザー製/2,456万4,857回、武田・モデルナ製/107万9,049回、2回目:ファイザー製/1,235万5,921回、武田・モデルナ製/15万8,769回、7月4日時点)(p1参照)。 また、医療従事者などに対する総接種回数は、1,096万4,351回(1回目:ファイザー製/591万2,904回、武田・モデルナ製/6万4,964回、2回目:ファイザー製/498万3,...