「 2021年07月 」一覧

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[医薬品] 2021年6月分貿易統計(速報) 財務省

 財務省は7月21日、2021年6月分の「貿易統計(速報)」を公表した。医薬品の輸出額・輸入額の詳細は以下の通り。●輸出額(p3参照)(p5~p8参照)▽総額/681億円(前年同月比9.7%減)▽米国/161億円(38.9%減)▽EU/87億円(47.1%増)▽アジア/204億円(10.3%減)▽中国/79億円(36.7%減)●輸入額(p4参照)(p13~p16参照)▽総額/3,265億円(7.5%増)▽米国/683億円(20.9%増)▽EU/1,691億円(15.2%増)▽アジア/245億円(25...

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[医療提供体制] 職域接種のコロナワクチン廃棄、企業名などを公表 厚労省

 厚生労働省健康局長は21日、各都道府県衛生主管部(局)などに、職域接種における新型コロナウイルスワクチンの廃棄に関する公表について通知を発出した(p1参照)。ワクチンの廃棄を行った企業名、廃棄量、廃棄の経緯・要因および再発防止策等の概要について、厚労省のホームページに原則公表するとしている。 公表については、その事実を広く情報提供し、ワクチンの廃棄事案の再発を抑止し、円滑なワクチン接種を進めることを目的とするもの。 公表は、適正な保管温度からの逸脱や直前の接種取消、有効期限切れなどの・・・...

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[医療提供体制] 東京都で入院患者急増、10歳未満・30代で新たな重症例も

 東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第55回)が21日、都庁で開かれた。公表された「専門家によるモニタリングコメント・意見」では、若年・中年層を中心とした新規陽性者数の急速な増加に伴い、入院患者数も急増していると指摘。入院患者の年代別割合について「40代と50代の割合が合わせて約42%と高く、30代以下は全体の約34%を占めている」と説明している(p12参照)。 コメント・意見では、入院患者数について、前回(14日時点)の2,023人から20日時点で2,388人と増加したことを説明。6...

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[労働衛生] 労災認定基準の対象疾病に「重篤な心不全」を追加へ 厚労省

 厚生労働省は21日、「血管病変等を著しく増悪させる業務による脳血管疾患及び虚血性心疾患等の認定基準案」の概要を公表した。対象疾病として「重篤な心不全」を追加する(p3参照)。 業務による過重負荷を原因とする脳血管疾患、虚血性心疾患などについては、労働者災害補償保険制度の下、認定基準に基づき労災認定を行っているが、厚労省は「認定基準の改正から約20年が経過する中で、働き方の多様化や職場環境の変化が生じている」と説明している(p3参照)。 このため「脳・心臓疾患の労災認定の基準に関する専・・・...

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[労働衛生] メンタルヘルス対策に取り組む事業所の割合が上昇 厚労省調査

 厚生労働省は21日、2020年の「労働安全衛生調査(実態調査)」の結果を公表した。メンタルヘルス対策に取り組んでいる事業所の割合は61.4%で、18年の調査結果と比べて2.2ポイント上がった(p1参照)(p7参照)。 調査結果によると、メンタルヘルス対策に取り組んでいる事業所のうち「職場環境等の評価及び改善に取り組んでいる事業所」の割合は55.5%(18年は32.4%)となっている(p1参照)(p7参照)。 受動喫煙についても取り上げている。屋外を含めた敷地内全体を全面禁煙にしている事業所の割合は...

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[診療報酬] 地域医療体制確保加算、診療側が要件緩和を要望 中医協・総会

 中央社会保険医療協議会の総会が21日に開かれ、診療側の委員は、医師などの「働き方改革」を進めるため、2022年度診療報酬改定での「地域医療体制確保加算」(入院初日520点)の要件の緩和などを求めた。支払側は診療報酬上の対応自体には反対しなかったが、20年度の診療報酬改定の影響を検証することなどが前提だと主張した。 国はこれまで、医師の「働き方改革」に係る医療機関での取り組みを診療報酬で後押ししてきた。その1つが、20年度改定での「地域医療体制確保加算」の新設で、これは、適切な労働管理の実施を前提と...

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[診療報酬] フォーミュラリの診療報酬評価で意見対立 中医協・総会

 厚生労働省は21日の中央社会保険医療協議会・総会に、2022年度診療報酬改定に関する「個別事項(その1)」の論点を提示した。「医薬品の適切な使用の推進」では、骨太方針2021に記載されたフォーミュラリの活用について、日本医師会の委員が診療報酬評価になじまないとしたが、支払側委員は「診療報酬上の対応をぜひ検討すべき」と主張し、意見が対立した(p54~p58参照)。一方、「後発医薬品調剤体制加算」は減算を中心とした制度に見直すべきとの財務省の考え方に対し、日本薬剤師会の委員が明確な反対を表明し、支払側...

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[診療報酬] 不妊治療、国の助成金は21年度で終了し保険適用に 厚労省方針

 厚生労働省は21日、関係学会のガイドラインに基づいて人工授精や体外受精など不妊治療の保険適用の範囲などについて検討する方針を中央社会保険医療協議会の総会に示した(p145参照)。2022年度からの保険適用の拡大を目指す(p135参照)。これに伴い、不妊治療費の一部を助成する現行の「特定治療支援事業」を21年度で終了する方針。 不妊治療の保険適用の拡大は、菅政権が掲げる目標で、中医協・総会はこの日、それに向けた議論を開始した。 現在は保険適用外となっている体外受精などの不妊治療について、厚労省・・・...

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[医薬品] 費用対効果評価で専門組織が見直し案を提示 中医協・専門部会

 中央社会保険医療協議会・費用対効果評価専門部会は21日、次期制度改革に向け、費用対効果評価専門組織から意見を聞いた。専門組織は、▽専門組織の検討期間▽専門組織の検討内容▽患者割合に係るデータの取扱いと公表-など11項目の見直し案を提示。基本的に、提案の方向で議論していくことが了承された(p3~p15参照)。 費用対効果評価については、企業分析の期間が9カ月、その後の公的分析は3カ月または6カ月と定められているが、公的分析の後の費用対効果評価専門組織での検討期間の定めはない。 今回の専門組織からの・...

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[医療提供体制] 東京で高流量の酸素投与が必要なコロナ患者が増加 厚労省

 厚生労働省は21日、第44回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの感染状況の分析・評価などを公表した。東京の感染状況について「入院者数や調整中の者は増加傾向であり、高流量の酸素投与が必要な患者も増加。感染者数がこのまま増加すると、入院療養等の調整の遅れや一般医療も含めた医療への負担が懸念される」との見解を示している(p2参照)。 厚労省によると、13日時点の全国の入院者数は6,513人で、1週間前と比べて645人増えている。全国の受入確保病床数に対する割合は18.1%(1週間前は16....

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[予定] 注目される来週の審議会スケジュール 7月26日-7月31日

 来週7月26日(月)からの注目される厚生行政関連の審議会は以下の通りです。 (新型コロナウイルス感染症の影響により、開催形式や開催日などが変更になる可能性があります)7月27日(火)未定 閣議15:00-17:00 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会 血液事業部会 令和3年度第2回 安全技術調査会17:00-19:00 第39回 厚生科学審議会 疾病対策部会 指定難病検討委員会7月29日(木)10:00-12:00 第23回 厚生科学審議会 臨床研究部会15:00-17:00 第144回 社会保障審...

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[医薬品] 副腎ホルモン剤など「使用上の注意」の改訂指示 厚労省

 厚生労働省は7月20日付けで「副腎ホルモン剤」などについて、添付文書の「使用上の注意」の改訂を指示する通知を、日本製薬団体連合会に送付した。 「医療用医薬品添付文書の記載要領について」(旧記載要領)および「医療用医薬品の添付文書等の記載要領について」(新記載要領)に基づく改訂。副腎ホルモン剤「ヒドロコルチゾン」などでは「小児等への投与」の項を新設し、「新生児及び乳児において一過性の肥大型心筋症が起こることが報告されているため、本剤投与前及び本剤投与中は適宜心機能検査(心エコー等)による・・・...