「 2021年09月 」一覧

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[労働衛生] 労災増加傾向の介護施設などの業界団体に協力要請 厚労副大臣

 厚生労働省は9月29日、厚労副大臣が、労働災害が増加傾向にある社会福祉施設(介護施設)、陸上貨物運送事業、小売業(食品スーパー・総合スーパー)の業界団体への協力要請を行ったと発表した。 社会福祉施設を巡っては、2020年の死傷災害(休業4日以上の労働災害)が前年比で3割以上増加。労働災害の内訳を見ると、腰痛などの「動作の反動・無理な動作」が最も多く、「転倒」が2番目に多い状況となっている(p4参照)。 社会福祉法人全国社会福祉協議会や公益社団法人日本認知症グループホーム協会などへの要請書では・・・...

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[感染症] 新規報告数0人、累積患者報告数8人 風しん・第37週

 国立感染症研究所・感染症疫学センターは9月29日、「風しんに関する疫学情報:2021年9月22日現在、第37週(9月13日-9月19日)」を公表した。 第37週の新規報告数は0人となった。第1週からの累積患者報告数は遅れ報告もなかったため、前週と変わらず8人だった。なお、9月23日以降に遅れて届出のあった報告は含まれていない(p1参照)。・・・...

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[救急医療] 21年8月の熱中症による救急搬送者数は1万7,579人 消防庁

 消防庁が9月29日に公表した「2021年8月の熱中症による救急搬送状況」によると、全国における熱中症による救急搬送人員数は1万7,579人で前年(4万3,060人)と比べ2万5,481人減少したことがわかった(p1参照)。 年齢区分別にみると、高齢者が最も多く9,801人(構成比55.8%)。次いで、成人6,427人(36.6%)、少年1,253人(7.1%)、乳幼児96人(0.5%)、新生児2人(0.0%)の順だった(p2参照)。また、初診時の傷病程度は、軽症が最も多く1万978人(62.4%)...

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MICINが認知行動療法で利用する治療用アプリの共同研究、過敏性腸症候群を対象(ニュース)

 MICIN(東京・千代田)は2021年9月27日、過敏性腸症候群患者の症状緩和を目的とする治療用アプリについて、東京大学や東北大学と共同研究を開始したと発表した。認知行動療法の1つで、不安の原因になる刺激に段階的に触れて不安を消す曝露(ばくろ)療法の際に用いる治療用アプリの開発を目指す。 過敏性腸症候群は、腸に炎症や腫瘍などがないにも関わらず、便秘や下痢などの便通異常や腹痛が数カ月以上続く。便通......

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[医療提供体制] ゼビュディ、無償配分希望なら登録必要 厚労省

 9月27日に特例承認された新型コロナウイルス感染症の軽症者用の治療薬「ゼビュディ点滴静注液500mg」(一般名ソトロビマブ【遺伝子組換え】)について、厚生労働省は、国内での供給が安定するまでは国が買い上げた上で、それで治療を行う医療機関へ無償で提供する方針を示した。配分を希望する医療機関に対し、製造販売業者が開設したセンターへの登録を求めている(p25参照)。 厚労省によると、営業日の15時までに発注された配分依頼については、日曜・祝日を除いて当日から翌々日以内に配送される見通し。また、供給・・・...

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[医療提供体制] ファイザー社ワクチンの11日以降の配分で事務連絡 厚労省

 厚生労働省健康局健康課予防接種室は9月28日、ファイザー社ワクチンの10月11日以降の配分に関する事務連絡を都道府県衛生主管部(局)に出した(p1参照)。 事務連絡では、新型コロナワクチンの配分について、ファイザー社とモデルナ社のワクチンを合わせて、10日までに全国の対象人口のおよそ9割が2回接種を受けることができる数量を配分することになっていると説明。都道府県に対し、ワクチンを有効活用し、積極的に接種を進めるよう求めている。 また、貴重なワクチンを無駄にしない観点から、各都道府県において市・・・...

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[開催案内] 医薬品・医療機器の保険適用に関する相談会の参加企業募集

 厚生労働省は9月28日、医薬品・医療機器等の保険適用に関する相談会をオンラインおよび対面(宮城会場、岡山会場)にて開催すると発表した。対象は、医薬品、医療機器、再生医療などの製品開発を行う企業(p1参照)。 相談内容は、医薬品・医療機器・再生医療等製品における価格の見通しなどで、事前に資料を送付し各社個別に相談を行う(1社最大約30分)。参加希望企業は、別紙「医薬品・医療機器等の保険適用に関する相談会申込用紙」に必要事項を、さらに医薬品、医療機器の相談内容を簡潔・具体的に記載しメールにて・・・...

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[診療報酬] ゼビュディの投与、報酬上の扱いはロナプリーブと同等 厚労省

 厚生労働省は28日、医療機関が新型コロナウイルス感染症の軽症者用の治療薬「ゼビュディ点滴静注液500mg」(一般名ソトロビマブ【遺伝子組換え】)を患者に投与した場合、診療報酬上の取り扱いは中和抗体薬の「ロナプリーブ」(カシリビマブ及びイムデビマブ)と同等になるとの解釈を、都道府県などへの事務連絡で示した。また、現時点でゼビュディの投与対象は入院患者であることも周知している(p2参照)。 厚労省はこれまでに発出した事務連絡で、ロナプリーブの投与に関する診療報酬上の取り扱いを明確化。医療機関・・・...