「 2021年10月 」一覧

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[医療提供体制] コロナウイルス ゲノムサーベイランス中心の検査体制へ

 厚生労働省健康局結核感染症課長は、新型コロナウイルス感染症の積極的疫学調査に関する通知(2月5日付)を一部改正し、「ゲノム解析及び変異株PCR検査」に関する通知(10月25日付)として都道府県、保健所設置市、特別区の衛生主管部(局)長に発出した(p1参照)。 厚労省では現状の変異株に関する監視体制について、「全国的にB.1.617.2系統の変異株(デルタ株)に置き換わり、新たに国内で監視強化の対象とすべき変異株は確認されていない」としている。通知では「単一変異を探知する変異株PCR検査による監視の...

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[医療改革] プログラム医療機器、審査期間の短縮化を求める意見

 政府の規制改革推進会議の「医療・介護ワーキング・グループ」(WG)は25日の会合で、診断や治療用アプリといった「プログラム医療機器」(SaMD)に関する承認審査の在り方などを議論した。委員からは、SaMDに関する審査期間の短縮化などを求める意見が挙がり、厚生労働省は可能な限りその期間を短くするよう努める考えを示した。 WGの終了後、内閣府規制改革推進室の木尾修文参事官が記者団に説明した。WGでは、医薬品医療機器総合機構(PMDA)などの審査部門の人員体制の強化や、SaMDの継続的なアップデートに関...

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[医療提供体制] 医師の労働時間短縮等に関する指針案を公表 厚労省

 厚生労働省は25日、医師の労働時間短縮等に関する指針案を公表した。都道府県知事、保健所設置市の市長、特別区の区長に対し、追加的健康確保措置(面接指導、休息時間の確保など)の履行確保のため「医療法第25条第1項の規定に基づく立入検査において、医療機関における追加的健康確保措置の実施状況の確認を行い、医療機関に対し必要な助言・指導を行う」としている(p8~p9参照)。 指針案では、地域医療確保暫定特例水準を解消するため、医師の時間外労働短縮目標ラインを設定することを明記。2035年度末に年間の時間・・...

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[医療提供体制] 新型コロナワクチンの副反応疑いを公表 厚労省

 厚労省は22日、第71回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和3年度第20回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)を受け、「新型コロナワクチンの副反応疑い報告」を公表した。 2月17日から10月3日までにファイザー製ワクチンの副反応疑い報告において死亡と報告された事例は1,218件。「専門家の評価」では、1,212件の事例において「情報不足等によりワクチンと死亡との因果関係が評価できないもの」と評価された。さらに6件の事例が「ワクチンと死亡...