「 2021年11月 」一覧

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[予算] 新規事業に障害者施設のBCP策定支援など 都の22年度予算要求状況

 東京都財務局は16日、各局から提出された2022年度予算の要求状況を公表した。福祉保健局の新規事業として、「障害者施設等のBCP策定支援事業」(3,100万円)、「地域生活支援拠点整備に向けた障害者(児)ショートステイ受入体制支援事業」(4,300万円)などを挙げている(p74~p76参照)。 BCP策定支援事業は、実効性のある事業継続計画(BCP)の策定に向けた普及啓発や専門的な支援などを行うもので、大規模災害発生時などにおいて、利用者の安全を確保しながら障害者施設などが事業を継続できるようにす...

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[感染症] 新規報告数5週連続で0人 風しん・第44週

 国立感染症研究所・感染症疫学センターは16日、「風しんに関する疫学情報:2021年11月10日現在、第44週(11月1日-11月7日)」を公表した。 第44週の新規報告数は0人で5週連続0人となった。第1週からの累積患者報告数は遅れ報告もなかったため、前週と変わらず10人だった。なお、11月11日以降に遅れて届出のあった報告は含まれていない(p1参照)。・・・...

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[医療提供体制] 働き方改革、勤務医への情報発信で厚労省作業部会が初会合

 厚生労働省は15日、医師の働き方改革の内容を広く勤務医に伝えるための方法論について検討する作業部会の初会合を開いた。医師の働き方改革の周知に資する情報発信内容の検討と、医療現場において医師の働き方改革につながる行動変容を促す上での課題の抽出の2つを今後の主な検討課題として、年度内に取りまとめを行う(p12参照)。 この日の「勤務医に対する情報発信に関する作業部会」では、2つの検討課題について自由討議が行われた(p15参照)。情報発信に当たり、勤務医の立場から見た医師の働き方改革の内容に・・・...

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[がん対策] HPVワクチン無料接種、機会を逃した全員に 厚科審・分科会

 子宮頸がんを予防するHPVワクチンを巡り、厚生科学審議会の分科会は15日、定期接種の積極勧奨の差し控えによって接種の機会を逃した人へのキャッチアップ接種の在り方などの議論を開始した。その対象者について、ほとんどの委員が機会を逃した全ての女性とすべきだと主張した。また、その期間は3年以上設ける必要があるとの意見も出た(p119参照)。 HPVワクチンは、2013年4月に国内で定期接種化されたが、接種後に疼痛などの症状を訴える女性が相次いだため、厚生労働省は同6月から積極的な勧奨を差し控えている・・・...

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[医療機器] 新型コロナ抗原迅速診断キット 自主回収の対象範囲を拡大

 厚生労働省は15日、デンカ(東京都中央区)が新型コロナウイルス抗原迅速診断キット「クイックナビ TM-COVID19 Ag」(以下、抗原簡易キット)の自主回収の対象範囲を拡大して行うことを公表した。回収分類は「クラスII」。 当該製品については、8日より「15分で判定する製品」の一部ロットを対象に自主回収を進めていたが、同社より「8分で判定する製品についても、一部ロット製品に於いて偽陽性率が高まる兆候が見られた」との報告を受けたことによる対応(p1参照)。 回収の対象は、2021年7月5日-21年...

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[医薬品] 追加接種、mRNAワクチンの使用で合意 厚科審・分科会

 新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種を巡り、厚生科学審議会の分科会は15日、1・2回目に用いた種類にかかわらず、「mRNAワクチン」を使用することで合意した(p69参照)。また、2回目を終えてからおおむね8カ月以上の間隔を置くことを原則とするが、感染拡大などの状況によっては6カ月以上を空けた実施を例外的に認めることでも一致した(p70参照)。 この追加接種については、米ファイザー製のmRNAワクチンが18歳以上を対象に承認されているため、当面はこれを用いる。ただ、米モデルナ製が10日に承認事項...