「 2021年11月 」一覧

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[医療提供体制] 感染症対応で結核病床の有効活用を提言 国立病院機構

 国立病院機構の前田光哉・医務担当理事は11日、今後の新興感染症への対応で結核病床を有効的に活用することを厚生労働省の「第8次医療計画等に関する検討会」で提案した。呼吸器系の新興感染症対応への備えとして既存の結核病床の一般病床化を認めた上で、「モデル病床化」などを進める必要性を強調。これにより、平時は結核や一般診療に、感染症の流行時には速やかに患者の受け入れに対応できる体制を整えられると指摘した(p107参照)。 前田氏はまた、今後の対策として、各都道府県で平時から医療従事者の派遣スキー・・・...

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[感染症] 東京の新規陽性者数の増加比が113.5%に 「注目すべき」と専門家

 東京都が11日に公表した都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第69回)の「専門家によるモニタリングコメント・意見」では、新規陽性者数の増加比を取り上げ「前回 70%台、今回110%台に上昇し、100%を超えたことに注目すべきである」と指摘している(p4参照)。 10日時点の新規陽性者数の増加比は113.5%で、前回(2日時点、76.8%)と比べて大幅に上昇している。前々回までは7週間連続して50%台で推移していた。新規陽性者数の増加比が100%を超えることは感染拡大の指標となり、100%を...

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[医薬品] ファイザーワクチン3回目接種、対象は18歳以上 厚労省が特例承認

 米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチン「コミナティ筋注」について、厚生労働省は11日、3回目の接種の対象者を18歳以上とするなどの製造販売承認事項の一部変更を特例承認した(p1参照)。併せて、改訂版の添付文書を公表した。この追加接種は、2回目から少なくとも6カ月経過した後に行うことができる(p2参照)。 3回目の対象者は18歳以上だが、接種に当たっては新型コロナの流行の状況や個々の背景や因子などを踏まえ、ベネフィットとリスクを考慮して要否を判断する必要がある。その場合の用法・用量も、1・・・...