財務省・一松主計官インタビュー 【一問一答】
2022年度診療報酬改定を前に、財務省主計局の一松旬主計官(厚生労働係第1担当)は本紙のインタビューに応じ、改定の透明性、看護の処遇改善、かかりつけ医の在り方などについて語った。一問一答は以下の通り......
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2022年度診療報酬改定を前に、財務省主計局の一松旬主計官(厚生労働係第1担当)は本紙のインタビューに応じ、改定の透明性、看護の処遇改善、かかりつけ医の在り方などについて語った。一問一答は以下の通り......
自民党・社会保障制度調査会の医療委員会は14日、総選挙後初となる会合を開き、2022年度診療報酬改定をテーマに議論する。橋本岳前委員長の後任として、今回の会合から新たに田村憲久前厚生労働相が委員長を......
自民党の税制調査会(宮沢洋一会長)は9日の総会で、党の税制改正大綱を取りまとめた。公明党との協議を経て、10日に与党大綱が決定する見通し。医療機関の開設者が、「地域における医療及び介護の総合的な確保......
中医協は8日の総会で、新型コロナウイルス感染症のPCR検査、抗原検出検査を保険診療で行う場合の点数を今月末で引き下げることを了承した。 新たな点数は、PCR検査が委託・委託以外のいずれも700点、抗......
自民党の社会保障制度調査会(加藤勝信会長)は8日、2022年度診療報酬改定に向けた意見書を取りまとめ、厚生労働省に提出した。基本的な考え方には「不妊治療の保険適用や経済対策に盛り込まれた看護職員の賃......
中医協総会(会長=小塩隆士・一橋大経済研究所教授)は8日、2022年度診療報酬改定に向けて働き方改革の推進をテーマに議論した。政府の公的価格評価検討委員会で検討されている看護職員の処遇改善では、来年......
「働き方改革の推進」がテーマとなった8日の中医協総会で、厚生労働省は「病棟薬剤業務実施加算」の小児入院医療管理料算定病棟への拡大や、周術期の薬剤師による薬学的管理業務の評価を提案した。病院団体や日本......
自民党の新型コロナウイルス等感染症対策本部(西村康稔本部長)に新設された「感染症法等プロジェクトチーム(PT)」(田村憲久座長)は8日、初会合を開き、今後の法改正を見据えながら、感染症法などに関する......
自民党の税制調査会小委員会(加藤勝信小委員長)は8日、これまでの「○×審議」で「△(検討し、後日報告)」としていた項目の最終的な回答を含めた取りまとめ案を示した。医療関連では、不動産取得税の減税に関......
中医協総会は8日、2022年度診療報酬改定での後発医薬品関連の評価の在り方をテーマに議論した。診療側は医科の一般名処方加算や後発品使用体制加算、調剤の後発品調剤体制加算などについて評価の継続や充実を......
日本看護協会は6日、看護職員の収入増に関する要望書を後藤茂之厚生労働相と厚生労働省の濵谷浩樹保険局長に提出した。2022年10月から、医療機関、訪問看護ステーションに勤務する看護職員の給与を月額1万......
厚生労働省は12月8日付けで「その他の外皮用薬」について、添付文書の「使用上の注意」の改訂を指示する通知を、日本製薬団体連合会に送付した。 「医療用医薬品添付文書の記載要領について」および「医療用医薬品の電子化された添付文書の記載要領について」に基づく改訂で、その他の外皮用薬「タクロリムス水和物(軟膏剤0.1%)」に「重要な基本的注意」が新設され、当該薬剤使用例において「関連性は明らかではないが、悪性リンパ腫、皮膚がんの発現が報告されている」と記載。使用にあたっては、「これらの情報を患者に・・・...
厚生労働省健康局長は8日、予防接種法施行規則の一部を改正する省令(同日公布)に関する通知を都道府県知事、市町村長、特別区長に出した。この改正省令を20日から施行する(p1参照)。 通知によると、現在、紙で発行している予防接種証明書について、申請者に電子交付する規定を創設する(p1参照)。 また、予防接種証明書の電子交付の実現に伴い、同証明書を活用する際の利便性を向上させるため「海外渡航その他の事情による申請に限定せず、予防接種証明書を発行する」としている(p1参照)。・・・...
厚生労働省は8日、第62回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの感染状況の分析・評価などを公表した。全国の新規感染者数について「非常に低い水準となっているが、感染伝播は未だに継続」と指摘。一部の地域では、事業所や社会福祉施設などでのクラスターや感染経路不明事案の発生による一時的な増加も見られることを取り上げ「下げ止まりが懸念される」としている(p2参照)。 厚労省によると、12月1日時点の全国の入院者数は415人で、1週間前と比べて108人減っている。全国の受入確保病床数に対する割・・...
中央社会保険医療協議会・総会は8日、医療機器3品目と臨床検査2件の保険適用を承認した。また、先進医療合同会議で「適」と判断された先進医療B1件も了承された。詳細は以下の通り。【医療機器】区分C1(新機能)(2022年4月収載予定)●「Harmony 経カテーテル肺動脈弁システム」(日本メドトロニック)(p3参照)▽使用目的:右室流出路への外科的修復または経カテーテル的インターベンション(バルーン弁形成術)の既往があり、肺動脈弁置換が臨床上必要とされる重度肺動脈弁逆流症の患者に使用する。ただし、外科...
中央社会保険医療協議会・総会は8日、新型コロナウイルス感染症の核酸検出(PCR)検査や抗原検出検査を医療機関が保険診療として実施した場合の診療報酬の点数を31日から引き下げることを決めた。ただ、委託のPCR検査については、激変緩和のために2021年度末まで経過措置を設ける(p291参照)。 31日から、委託のPCR検査の点数は現行よりも1,100点減、委託以外では650点減のそれぞれ700点、抗原検出検査(定性)は300点減の300点、定量の検査なら40点減の560点となる(p291参照)。 ただ...
中央社会保険医療協議会・総会は8日、2022年度診療報酬改定についての支払側と診療側の意見を議題とした。支払側は「診療報酬を引き上げる環境になく、国民の負担軽減につなげるべき」と主張。一方、診療側は、国民の安全を守るためにはプラス改定しかあり得ないと主張し、対立した。支払側は、看護職員の処遇改善なども、政府が決定する改定率の中で対応することを求めた(p286~p290参照)。 支払側は、20年度の医療費は一時的に減少した一方、「賃金・物価の伸びを医療費の伸びが上回り、医療保険財政を圧迫する構図が・...
中央社会保険医療協議会の診療側委員は8日の総会で、看護職員の処遇改善を図るために診療報酬の基本診療料を引き上げるべきだと主張した。これに対し、支払側委員は反対の姿勢を示すとともに、診療報酬で対応するのであれば確実に職員本人の収入増につながる実効性のある仕組みづくりを求めた。 処遇改善をめぐり、政府は地域でコロナ医療など一定の役割を担う医療機関などの看護職員の2022年2-9月分の収入をまず月額4,000円(1%程度)増やし、段階的に3%程度まで引き上げる。また、同10月以降の対応は22年度予算編成...
8日の中央社会保険医療協議会・総会では、診療側委員が、2022年度の診療報酬改定での「医師事務作業補助体制加算」の点数の引き上げや、回復期や慢性期病棟を持つ医療機関でも算定しやすいような要件の見直しを主張した。要件の見直しに異論はなかったが、評価の充実には支払側の一部の委員から慎重な対応を求める意見が出た。 同加算は、医師事務作業補助者を配置しているなど勤務医の事務作業を軽減する取り組みへの評価(p158参照)。20年度診療報酬改定では、同加算1が248-970点(改定前は198-920点)、同加...
厚生労働省は8日、政府が2022年2月から介護職員を対象に実施する月額9,000円程度の賃上げについて、介護報酬の「処遇改善加算I-III」のいずれかを取得している事業所を対象とするなどの概要を社会保障審議会・介護給付費分科会に提示した(p8参照)。 対象期間は22年2-9月の賃金引き上げ分とし、10月以降も別途賃上げ効果が継続される取り組みを行う。補助金額は、対象サービスごとに介護職員数(常勤換算)に応じて必要な加算率を設定し、各事業所の総報酬にその加算率を乗じた額を支給する。 対象となる職種は...
厚生労働省は8日、地域保健対策の推進に関する基本的な指針の改正案の概要を公表した。新型コロナウイルス感染症への対応で、感染拡大地域の保健所が十分な体制を確保できなかったことなどを踏まえ、指針の一部を改正する。2022年1月に告示・適用する予定(p2~p4参照)。 都道府県が設置する保健所については、平時から健康危機の発生時における全庁的な人員配置や職員の業務分担を検討する。また、健康危機管理に係る体制の整備に当たっては「その体制が保健所内の組織全般の運営に及ぼす影響の程度や健康危機への対応に・・・...