「 2021年12月 」一覧

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[診療報酬] 地域医療体制確保加算の届出、400床以上の91.9% 厚労省

 2020年度の診療報酬改定で新設された「地域医療体制確保加算」(入院初日520点)について、厚生労働省は1日、200-399床の病院の約3分の2、400床以上では9割超が7月1日現在で届出を済ませていたとする調査結果を中央社会保険医療協議会の総会で公表した(p836参照)。病床規模が大きい病院ほど届出の割合が高くなる傾向が改めて示された。 調査は、20年度診療報酬改定の影響を検証するために21年度に実施。医療従事者の業務負担の軽減などに係る評価の調査では、477病院、1,209人の医師、1,252...

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[診療報酬] 改定の基本方針の骨子案を社保審・医療保険部会に提示 厚労省

 厚生労働省は1日の社会保障審議会・医療保険部会で、2022年度診療報酬改定の基本方針の骨子案を示した(p5参照)。11月に閣議決定された経済対策を踏まえ、看護の現場で働く人たちの収入の引き上げや負担軽減に資する取り組みを推進する方向性などを盛り込んだ(p10参照)。 基本方針は、診療報酬改定に当たっての中央社会保険医療協議会の議論の前提となる。「改定の基本的視点と具体的方向性」では、前回の会合で示された案に加えて、新型コロナウイルス感染症への対応などにより明らかになった点を踏まえて、補助・・・...

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[医療機器] 乳がん再発スコアプログラム、開発未了で保険適用保留 中医協

 中央社会保険医療協議会・総会は1日、乳がん化学療法の要否決定の補助などで使用する「オンコタイプDX乳がん再発スコアプログラム」の保険適用を保留することを決めた。当初は同日付で適用される予定だったが、前日に製造販売元からプログラムの開発が完了していないとの申し出があったためで、このようなケースは異例。診療側の委員は、この事案を「論外だ」と厳しく批判するとともに、保険適用の在り方の見直しを検討するよう求めた。 このプログラムは、浸潤性乳がん患者の遠隔再発リスクの提示や、化学療法の要否決定を・・・...