「 2021年12月 」一覧

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[診療報酬] 診療報酬全体では引き下げ、本体はプラス0.43% 政府方針

 2022年度予算案の編成に向けて政府は、薬価を1.35%、材料価格を0.02%それぞれ引き下げる方針を固めた。一方、医療行為の対価に当たる診療報酬の本体部分は、不妊治療や看護職員の賃上げの費用を含めて0.43%引き上げる。本体と薬価・材料価格を合わせた診療報酬全体ではマイナス改定の見込み。 後藤茂之厚生労働相と鈴木俊一財務相が22日に折衝し、正式決定する。 政府は当初、本体部分の引き上げ幅を0.3%台とする方向で検討していた。しかし、上積みを求める与党内の声に配慮し、不妊治療と看護職員の賃上げ分を...

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[労働災害] 労働災害による死亡者数は前年比6.9%増の696人 厚労省

 厚生労働省は17日、2021年12月の「労働災害発生状況(速報値)」を公表した。21年1月1日-11月30日までに発生した労働災害の詳細は以下の通り(p1~p2参照)。【死亡災害】●死亡者数:696人(前年同期比45人増・6.9%増)●事故の型別発生状況▽墜落・転落/179人▽はさまれ・巻き込まれ/120人▽交通事故(道路)/114人【死傷災害(休業4日以上)】●死傷者数:12万3,165人(2万319人増・19.8%増)●事故の型別発生状況▽転倒/2万7,305人▽その他/1万7,820人▽墜落...

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[医薬品] 他に分類されない代謝性医薬品など「使用上の注意」の改訂指示

 厚生労働省は12月17日付けで「他に分類されない代謝性医薬品」などについて、添付文書の「使用上の注意」の改訂を指示する通知を、日本製薬団体連合会に送付した。 「医療用医薬品添付文書の記載要領について」および「医療用医薬品の電子化された添付文書の記載要領について」に基づく改訂で、他に分類されない代謝性医薬品「フィンゴリモド塩酸塩」の「副作用」の項に「重大な副作用」が新設され「血小板減少」が記載された。 今回、「使用上の注意」の改訂指示があったのは以下の医薬品。▽精神神経用剤「ブロナンセリン・・・...

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[医薬品] 新たに1医薬品を希少疾病用医薬品に指定 厚労省

 厚生労働省は12月17日付で、希少疾病用医薬品として新たに1医薬品の指定について、都道府県に通知した。新たに指定された医薬品は「トレプロスチニル」(持田製薬)で、予定される効能・効果は「間質性肺疾患(気腫合併肺線維症を含む)に伴う肺高血圧症」(p1参照)。・・・...

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[医療提供体制] 厚労省がオンライン診療指針でパブコメ開始 1月7日まで

 初診からのオンライン診療を恒久化する政府の方針を受けて厚生労働省は、オンライン診療を適切に行うための指針の見直し案をまとめ、パブリックコメントを開始した。オンラインでの初診は「かかりつけの医師」が行うことを原則とする一方、「診療前相談」で症状や医学的情報を確認することなどを条件に、受診歴がない患者への実施を認める内容(p14~p15参照)。意見は2022年1月7日まで受け付ける(p1参照)。 オンライン診療の現在の指針では、初診は対面で行うのが原則とし、緊急避妊などに限り、初診からの実施を例・・・...