「 2022年05月 」一覧
国への報告義務、省力化を 政府・コロナ有識者会議で知事会
政府のこれまでのコロナ対策を検証する「新型コロナウイルス感染症対応に関する有識者会議」(座長=永井良三・自治医科大学長)は17日、地方団体や経済団体からヒアリングした。全国知事会は保健医療提供体制の......
不適切なオンライン診療、問題提起を「しっかり受け止める」 牧島デジタル相
規制改革を担当する牧島かれんデジタル相は17日の閣議後会見で、不適切なオンライン診療が増えているとの問題提起があると説明し、「この問題は必ずしもオンライン診療に限定されるものではない」とした一方、患......
[介護] LIFEデータ、一部事業所で記録上書きの恐れ 厚労省が事務連絡
厚生労働省老健局老人保健課は、科学的介護情報システム(LIFE)に関する事務連絡(17日付)を都道府県の介護保険主管課(室)に出した。LIFEに登録されているデータについて、一部の事業所で過去の記録が上書きされる恐れがあることが確認されたという<doc2600page2>。 事務連絡では、LIFEホームページの「操作マニュアル等」に掲載している「操作説明書(本編)」を参考に、過去の入力内容がLIFEに正しく反映されているか確認するよう求めている<doc2600page2>。...
[労働災害] 労働災害による死亡者数は前年比24.0%増の227人 厚労省
厚生労働省は17日、2022年5月の「労働災害発生状況(速報値)」を公表した。22年1月1日-4月30日までに発生した労働災害の詳細は以下の通り。【死亡災害】<doc2581page1>●死亡者数:227人(前年同期比44人増・24.0%増)●事故の型別発生状況▽墜落・転落/72人▽はさまれ・巻き込まれ/35人▽交通事故(道路)/31人【死傷災害(休業4日以上)】<doc2581page2>●死傷者数:4万8,286人(1万1,897人増・32.7%増)●事故の型別発生状況...
[医療提供体制] オンライン資格確認、手術情報の共有は23年5月をめどに開始
厚生労働省の有識者検討会は17日、既存のオンライン資格確認システムでの手術情報の共有について、個別に患者の同意を得る仕組みをつくった上で2023年5月をめどに開始することを決めた。一方、放射線治療や画像診断などの情報の共有は、予定通り22年9月から運用を始めることでも合意した<doc2500page4>。 医療機関などでセンシティブな手術情報を共有する場合、患者への特段の配慮が求められる。このため、同日に開かれた「健康・医療・介護情報利活用検討会」では、患者の同意を包括的ではなく、個別...
[感染症] オミクロンBA.2株の病原性はBA.1と同程度 東大医科学研究所など
東京大学医科学研究所と国立国際医療研究センター、国立感染症研究所は17日、現在流行しているBA.2系統に属するオミクロン株(オミクロン/BA.2株)の性状を解明したと発表した。病原性は従来株よりも低く、BA.1系統のオミクロン株(オミクロン/BA.1株)と同程度であることが明らかとなったという。 東京大学医科学研究所ウイルス感染部門の河岡義裕特任教授などの研究グループは、BA.2株を患者から分離し、その性状を新型コロナウイル感染症の動物モデル(マウス、ハムスター)を用いて評価し、パンデミック初期の...
[医療改革] 全世代型社会保障構築会議が議論の中間整理 政府
政府が6月に策定する骨太方針2022で、かかりつけ医機能の制度整備について記載される見通しとなった。骨太方針に向けた議論を進めていた全世代型社会保障構築会議が議論の中間整理で、「かかりつけ医機能が発揮される制度整備」を含めた改革を進めるべきと明記した<doc2456page6>。財務省は「かかりつけ医の制度化」を財政制度等審議会の建議に盛り込む方針だが、その考え方が骨太方針にも反映されていく<doc2402page2>。 全世代型社会保障構築会議は、岸田文雄首相を本部長とす...
[救急医療] 22年5月9日-5月15日の熱中症による救急搬送は220人 消防庁
消防庁が17日に公表した5月9日-5月15日の「熱中症による救急搬送人員数(速報値)」によると、熱中症による救急搬送人員数は220人、4月25日からの累計は1,025人となった<doc2467page1><doc2467page6>。5月1日-5月15日の搬送人員数は747人で前年同時期(644人)と比べ103人増加した<doc2467page3>。 年齢区分別の搬送人員と構成比は、乳幼児(生後28日以上7歳未満)1人(0.5%)、少年(7歳以上18歳未満)41...
[感染症] 風しん新規報告数2人、累計患者数3人に 疫学情報・第18週
国立感染症研究所・感染症疫学センターは17日、「風しんに関する疫学情報:2022年5月11日現在、第18週(5月2日-5月8日)」を公表した<doc2468page1>。 第18週の新規報告数は2人で、埼玉県と神奈川県から各1人の報告があった<doc2468page2>。第14週に報告された福岡県1人を加え、累積患者報告数は3人となった。これまでに報告された3人の推定感染源は「不明」としている<doc2468page3>。・・・...
[臓器移植] 21年度の脳死臓器移植ドナー数は79人 厚労省・報告書
厚生労働省は17日、「臓器移植の実施状況等に関する報告書」を公表した。それによると2021年度の臓器移植法に基づく脳死による臓器提供数は79人<doc2441page1>。臓器の移植に関する法律の一部を改正する法律「改正臓器移植法」(以下、改正法)が施行された10年7月17日から21年3月31日までに、脳死による臓器提供数は累計で735人だった。このうち、改正法による「本人の書面による意思表示がなく、家族の書面による承諾での提供」は576人。また、脳死による18歳未満の臓器提供は61人...
マイナカードの保険証利用、6月30日からポイント付与 牧島デジタル相
牧島かれんデジタル相は17日の閣議後会見で、マイナンバーカードについて、健康保険証としての利用登録や、公金受取口座の登録をした場合、買い物に使えるマイナポイントを6月30日から付与すると発表した。申......
回復リハの機能評価要件、副機能評価は「該当しない」 厚労省医療課
厚生労働省保険局医療課は13日付で、2022年度診療報酬改定に関する「疑義解釈資料の送付について(その8)」を事務連絡した。回復期リハビリテーション病棟入院料1・3の施設基準で「受けていることが望ま......
コロナワクチン廃棄の調査、「現時点で考えていない」 後藤厚労相
後藤茂之厚生労働相は17日の閣議後会見で、新型コロナウイルスワクチンの廃棄状況の実態調査について、現時点で実施する考えはないとの見解を示した。後藤厚労相はワクチンの廃棄につながる事例があることを承知......