「 2022年07月 」一覧

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[診療報酬] 看護必要度など改定の影響調査で厚労省案を了承 中医協分科会

 中央社会保険医療協議会の「入院・外来医療等の調査・評価分科会」は20日、2022年度診療報酬改定に係る答申書附帯意見に盛り込まれた事項のうち、「重症度、医療・看護必要度」の施設基準やかかりつけ医機能の評価の見直しの影響など、同分科会で対応する項目の調査の内容とスケジュールについて、厚生労働省案を了承した<doc3729page4>。 一般病棟用の看護必要度では、一般病棟入院基本料、特定機能病院入院基本料、専門病院入院基本料などの届出医療機関を対象に、入院料の届出状況、職員体制、勤務状況...

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[医療提供体制] 外来機能報告のデータで受診先の選択を支援へ 厚労省

 厚生労働省の「第8次医療計画等に関する検討会」は20日、外来医療の提供体制の議論を一巡させ、外来機能報告で集めたデータを都道府県だけでなく、国も公表することを決めた<doc3768page22>。各都道府県が運用する医療機能情報提供制度(医療情報ネット)に外来機能報告のデータを組み込んで、地域の医療機関がどのような医療を行っているか「見える化」すべきだという意見もあり、一般向けの情報提供の枠組みを引き続き検討する。 医療情報ネットは、病院や診療所が毎年報告する診療科目、診療日、診療時間...

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[医薬品] ノババックス製コロナワクチン、初回免疫で12歳以上に引き下げ

 厚生労働省は、米ノババックスの新型コロナウイルスワクチン「ヌバキソビッド筋注」について初回免疫の接種対象者を従来の「18歳以上」から「12歳以上」に引き下げる添付文書の変更を20日の薬事・食品衛生審議会の医薬品第二部会に報告した。特に異論が出なかったことから、製造販売業者の武田薬品工業が添付文書を改訂した<doc3781page1>。 厚労省によると、12-17歳を対象とする同剤の海外第III相試験で、79.54%の発症予防効果が得られた。また、この年齢層での抗体価の上昇が18-25歳...

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[救急医療] 22年7月11日-7月17日の熱中症による救急搬送は3,528人

 消防庁が20日に公表した7月11日-7月17日の「熱中症による救急搬送人員数(速報値)」によると、熱中症による救急搬送人員数は3,528人、4月25日からの累計は3万4,069人となった<doc3772page1><doc3772page4>。5月1日-7月17日の搬送人員数は3万3,767人で前年同時期(1万3,640人)と比べ2万127人増加した<doc3772page3>。 年齢区分別の搬送人員と構成比は、乳幼児(生後28日以上7歳未満)21人(0.6%)...

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[医療機器] 医療機器3品目の保険適用、先進医療A・B各1件を承認 中医協

 中央社会保険医療協議会・総会は20日、医療機器3品目の保険適用を承認した。また、先進医療合同会議で「適」と判断された先進医療AおよびB、各1件も了承された。詳細は以下の通り。【医療機器】区分C1(新機能)(2022年9月収載予定)●「ジェットストリーム アテレクトミー システム」(ボストン・サイエンティフィックジャパン)<doc3706page2>▽使用目的:浅大腿動脈および近位膝窩動脈、または近位膝窩動脈において、重度石灰化病変を有し、薬剤塗布型バルーン治療の前拡張に使用する経皮的血...

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[診療報酬] 2回目の中間年薬価改定、より丁寧な議論が必要 中医協

 中央社会保険医療協議会は20日、薬価専門部会とその後の総会で、2023年度の中間年薬価改定に向けた22年度薬価調査について、前回の中間年調査と同様の実施方法とするとした厚生労働省案を了承した。薬価改定の具体的内容は、薬価専門部会で議論し総会に報告するとしたが、製薬業界や卸売業界からのヒアリングを含め、より丁寧な議論を早めに始めるべきとの意見が、診療側と支払側の双方から出された<doc3710page2>。 中間年薬価改定は、21年4月に1回目が実施された。薬価調査は、20年9月取引分を...

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[診療報酬] 看護職員の処遇改善の診療報酬上での対応で議論 中医協分科会

 看護職員の処遇改善の診療報酬上での対応の在り方を検討している中央社会保険医療協議会の「入院・外来医療等の調査・評価分科会」は20日、シミュレーションのさらなる分析や特別調査の結果なども踏まえて議論を進めた。 診療報酬上での対応の在り方として厚生労働省は、4類型で8種類の方式を設定したシミュレーションを前回(6月10日)の分科会に提示した。これを踏まえた議論では、各病院にとっての必要額と点数対応による収入の見込み額との乖離が小さい「モデル(1)-2」=全ての部門(医療機関全体)を対象に、入院料・・・...

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[医療提供体制] かかりつけ医機能に関する議論を開始 医療計画検討会

 厚生労働省の「第8次医療計画等に関する検討会」は20日、「かかりつけ医機能」の強化に向けた議論を始めた。新型コロナウイルスの感染拡大への対応や、外来医療の分化・連携を進める上での課題を洗い出し、「かかりつけ医機能」に求められる役割や強化策の具体化を年末にかけて話し合う<doc3769page2>。 政府が2021年末に決めた新経済・財政再生計画の改革工程表では、医療・福祉サービスの改革のメニューとして「かかりつけ医」の普及を掲げ、「かかりつけ医機能」の明確化とそれを有効に発揮するための...

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[医療提供体制] 在宅を積極的に担う医療機関などの機能を医療計画で明確化

 厚生労働省は20日、都道府県の医療計画に位置付けることが望ましいとされている「在宅医療において積極的役割を担う医療機関」や「在宅医療に必要な連携を担う拠点」について、機能や役割をより明確にすることを専門家による作業部会に提案し、おおむね了承された<doc3712page47>。地域での在宅医療の提供体制の整備や介護サービスとの連携を行うための拠点の整備を進める狙いがある。 在宅医療の提供体制に求められる医療機能は、▽退院支援▽日常の療養支援▽急変時の対応▽看取り-の4つ<doc3...

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[医薬品] 塩野義の経口コロナ薬、承認の可否は継続審議 薬食審の合同会議

 薬事・食品衛生審議会の薬事分科会と医薬品第二部会は20日に合同会議を開き、塩野義製薬が開発した新型コロナウイルス感染症の経口治療薬「ゾコーバ錠」の緊急承認について継続審議とすることで一致した。現時点では新型コロナに対する有効性が推定できると認められないためで、第3相臨床試験の結果などを踏まえて改めて承認の可否を検討する<doc3732page79>。 継続審議は、主に医薬品医療機器総合機構(PMDA)がまとめた審査報告書に基づく決定。それによると、有効性について国際共同臨床試験の成績に...

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テックジャイアントのいない未来を描く『Web3新世紀 デジタル経済圏の新たなフロンティア』(Books)

 「Web3とは何か?これから何が起きるのか?」。このような疑問を抱いている皆さんに一定の解を示す書籍です。Web3は現在進行形であり、変化のスピードが速いので、未来を見通すのはなかなか難しい。そこで本書はトップランナーたちのインタビューを通して、「これから何が起きるのか?」を読み解いています。Web3の巨大投資会社Animoca Brandsの創業者、YGGの共同設立者、メタバースDecentr......