「 2022年10月 」一覧
臨床研究医コース、採用低迷で設計見直しへ 専門医機構、2次募集も
日本専門医機構は、臨床関連の研究・教育の中心的役割を担う専門医を育てるために設置した「臨床研究医コース」について、採用者数が3年間いずれも定員数40人を大きく下回った状況を踏まえ、来年度にも制度設計......
マイナカードで医師等資格確認へ「システム改修」 政府・経済対策案
政府は24日の自民党・政調全体会議に、今月末の取りまとめを目指している「新たな総合経済対策」の案を示した。医療DXに関しては、マイナンバーカードと健康保険証の一体化を加速させ、2024年秋の健康保険......
かかりつけ医WGの報告、11月初旬に公表へ 日医・松本会長が表明
日本医師会の松本吉郎会長は24日、日本記者クラブで会見し、かかりつけ医ワーキンググループによる第1次報告を11月初旬の会見で公表する方針を明らかにした。 今回の報告は、日医と四病協の合同提言(201......
長崎大、「BSL-4」運用経費の担保を要望 政府・検討会で
政府の「感染症研究拠点の形成に関する検討委員会」は24日、長崎大による高度安全実験施設(BSL-4施設)の整備の進捗状況を確認した。長崎大は提出資料で、感染症研究の発展や、ワクチン戦略への寄与のため......
コロナ初診の定額負担、患者が選択ならば「病院で判断」 医療課
厚生労働省保険局医療課は21日、新型コロナウイルス感染症疑いの初診患者が一般病床200床以上の病院を受診した場合の定額負担徴収について、事務連絡を出した。定額負担徴収の対象である病院の発熱外来を患者......
政府、諮問会議の開催中止 山際担当相辞任が影響か
政府は、24日夜に予定していた経済財政諮問会議(議長=岸田文雄首相)を中止した。「マイナンバー活用による生活・社会保障の向上」などのテーマで議論する予定だった。諮問会議を担当する山際大志郎経済再生担......
マイナカード未取得者の受診に「新たな仕組み」 保険証廃止で岸田首相
岸田文雄首相は24日の衆院予算委員会で、マイナンバーカードへの健康保険証の一体化に伴い、マイナカードを取得しない人も保険診療を受けられる新たな仕組みを準備すると表明した。「資格証明書ではない制度を用......
コロナ報酬上の臨時取り扱い、11月以降も継続を 保団連
全国保険医団体連合会(保団連)は24日、10月末に期限を迎える新型コロナウイルス感染症に関する診療報酬上の臨時的取り扱いを11月以降も継続することを求める要請書を、岸田文雄首相、加藤勝信厚生労働相ら......
コロナ・インフルの同時検査キット、OTC化は「難しい」 加藤厚労相
加藤勝信厚生労働相は24日の衆院予算委員会で、新型コロナウイルスと季節性インフルエンザを同時に調べる検査キットのOTC化について、「供給量の観点からなかなか難しいと判断している」との見解を示した。佐......
[予算] 23年度以降の社会保障費の財源確保に危機感 日医・松本会長
日本医師会の松本吉郎会長は24日、日本記者クラブで開いた記者会見で、2023年度以降の政府予算の編成で防衛力強化やGX(グリーントランスフォーメーション)推進のための予算を増額させることで、医療など社会保障費の財源確保が難しくなりかねないとの危機感を示した。 松本氏は、所得税や保険料の収入を増やすため、企業の内部留保を給与として還元したり、たばこ税を引き上げて社会保障費の財源にしたりすることも提案した。国の法人企業統計調査によると、企業(金融保険業以外)の内部留保は21年度に516.5兆円に上ると...
[感染症] 次亜塩素酸水の空間噴霧、適正な使用を妨げず 厚労省が事務連絡
厚生労働省は24日、次亜塩素酸水の空間噴霧について全面的に禁止されていると誤解されているケースがあることを想定し、個々の製品の使用に当たって安全性情報や使用上の注意事項などを守って適正に使用することを妨げるものではないことを都道府県などに事務連絡した<doc5739page1>。 一定の濃度以上の次亜塩素酸水は、新型コロナウイルスの消毒に有効とされている。このため、次亜塩素酸水を空間噴霧して使用することについての問い合わせが厚労省に多く寄せられた。 同省や経済産業省などの特設ページには...
[医療提供体制] かかりつけ医機能、11月初旬をめどに提言 日医・松本会長
日本医師会の松本吉郎会長は24日、日本記者クラブで記者会見し、「かかりつけ医機能」を検討するワーキンググループの報告書について、11月初旬をめどに公表する方針を示した。各都道府県が運用する医療機能情報提供制度で「かかりつけ医機能」とされている「日常的な医学管理・重症化予防の実施」など8項目をベースに、それらをブラッシュアップする。 「かかりつけ医」を巡っては、日医と四病院団体協議会が2013年に行った医療提供体制の合同提言の中で、「何でも相談できる上に最新の医療情報に熟知し、必要な時には専門・・・...
[感染症] 検査数減少も新規陽性者数が増加、懸念する状況 感染研
新型コロナウイルス感染症の検査陽性率が上がったことが、国立感染症研究所が24日に公表したサーベイランス週報(第41週、10月10日-10月16日)で分かった。検査数が減少したにもかかわらず、新規陽性者数が増加したため「懸念する状況」との見解を示している<doc5703page1>。 週報によると、全国的には、自治体公表日・HER-SYSの診断日ベースの新規症例報告数については、いずれも微増した<doc5703page1>。 新規届出の中等症以上と重症の症例(診断時)のいずれ...