「 2022年10月 」一覧
MICINが薬歴入力支援システム、AIが服薬指導の会話を自動で文章化(ニュース)
オンライン診療システム大手のMICIN(東京・千代田)は2022年10月12日、人工知能(AI)による薬歴入力サポートシステム「Karin by MICIN」のベータ版の提供を始めたと発表した。薬局・薬剤師向けのサービスで、薬剤師による服薬指導会話をAIが分析して自動で薬歴文章を作成する。薬剤師の薬歴入力の負荷を減らし、患者対応を優先的にできるよう後押しする。 薬歴は正式には薬剤服用歴といい、処......
AMIの心音図検査装置が薬事承認を取得、「超聴診器」の実現へ一歩(ニュース)
医療スタートアップのAMI(鹿児島市)は2022年10月12日、開発を進める新型の聴診器「心音図検査装置AMI-SSS01シリーズ」が薬事承認を取得したと発表した。胸に当てて心音と心電を同時計測する小型のデバイスで、2022年11月に医療機器として発売する予定だという。 心音図とは心音を図形データとして表したもので、不整脈の検出などの検査で使われる。AMIのデバイスは、独自の技術によって雑音など......
病院経営に原油・物価高のダメージ、約9割が「影響受けた」 WAM
福祉医療機構(WAM)が12日までに発表した9月の病院経営動向調査によると、回答病院の88.3%が原油や物価の高騰の影響を受けたとし、うち44.9%は4~6月の水道光熱費について前年度の同時期よりも......
自主回収増加で供給不足、解決策を模索へ 厚労省研究班が始動
医薬品医療機器等法に基づく医薬品や医療機器などの自主回収の在り方に関する研究が、今秋から厚生労働省研究班(研究代表者=廣瀬誠・明治薬科大教授)で始まった。後発医薬品企業のGMP違反などを発端とした回......
インテックと東大、病理診断の確認漏れ防止システムの実証実験(ニュース)
インテックと東京大学大学院医学系研究科次世代病理情報連携学講座は、臨床医の病理診断報告書の確認漏れを抑制するシステムの実証実験を実施した。治療開始の遅れによる症状の悪化や、本来切除しなくてもよい臓器の切除といった、病理診断の確認不足により生じるインシデントを防ぐ狙いだ。 実証実験では、医用画像管理システムなどを手掛けるPSPが東大の支援のもと開発した「病理診断未伝達防止システム」を、インテックの......
診療報酬改定の時期、4月以降へ「後ろ倒し」も 厚労省・森光審議官
厚生労働省は9月、自民党の提言も踏まえ、厚生労働大臣をトップとした「医療DX令和ビジョン2030」推進チームを立ち上げた。チームの下に設けた「診療報酬改定DX」タスクフォース(TF)で、今後、診療報......
次期がん計画へ、厚労省の提案を大筋了承 がん共生検討会
厚生労働省は11日に開いた「がんとの共生のあり方に関する検討会」(座長=西田俊朗・地域医療機能推進機構大阪病院長)で、来年3月に閣議決定する第4期がん対策推進基本計画に向けた提案内容を示し、大筋で了......
岸田首相が本部長の「医療DX推進本部」、12日に初会合 政府
政府は12日、「医療DX推進本部」の初会合を開く。本部長は、岸田文雄首相が務める見通しだ。「全国医療情報プラットフォームの創設」や「電子カルテ情報の標準化等」などについて、今後、本格的に議論していく......
外来機能の明確化は「医師・患者にメリット」 厚労省
今月から、外来機能報告の受け付けが始まった。同報告は4月施行の改正医療法に基づく制度で、外来患者の流れを円滑化するため、「紹介受診重点医療機関」を明確化することが目的だ。厚生労働省医政局地域医療計画......
帝國製薬、漢方全製品の販売中止を正式発表 経過措置期間後に事業撤退へ
帝國製薬は11日、グループ会社帝國漢方製薬の漢方製剤・生薬製剤およそ50品目の販売を中止すると発表した。製造は2023年6月に終了する。全製品の経過措置期間の満了は24年3月末を予定。その後、漢方事......
加藤厚労相に「治療薬の開発推進」など要望 小児がん患者会NW
小児がん患者会ネットワーク(NW)は11日、小児がん治療薬の開発推進とドラッグ・ラグ解消を求める要望書を加藤勝信厚生労働相に手交した。手交後に開いた記者会見で、同NWの運営委員を務める園部かおる氏(......