「 2023年02月 」一覧
中医協公益委員に笠木氏、国会が同意 参院も了承
参院本会議は8日、中医協公益委員に笠木映里・東京大大学院法学政治学研究科教授、社会保険審査会委員長に髙橋譲・東京高等裁判所判事部総括を充てる人事案を了承した。衆院本会議も前日に了承しており、国会の同......
東京の40代男性、M痘に感染 国内19例目
厚生労働省は8日、東京都の40代男性がM痘(サル痘)に感染したと発表した。国内で19例目。発熱、発疹の症状があるが、状態は安定しているという。海外渡航歴はなかった。 M痘は、感染症法上の4類感染症に......
[診療報酬] 診療報酬コロナ特例の一定期間継続など要請 全国知事会と日医
新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けを季節性インフルエンザなどと同じ5類に移行させる方針を政府が決めたのを受け、全国知事会と日本医師会は8日、診療報酬のコロナ特例や病床確保料などの支援について、変更後も一定期間継続することなどを国に求める共同声明を出した<doc7673page1>。 声明では、新型コロナが5類に移行した後も感染の継続が見込まれるとして、医療費の公費負担、入院・外来や宿泊療養などの保健・医療体制、基本的な感染対策などについて「適切な経過措置」を取りながら段階的...
[医療提供体制] コロナ重症病床使用率、多くの地域で低下傾向 厚労省
厚生労働省は、8日に開催した第116回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの感染状況の分析・評価などを公表した。重症病床使用率について「多くの地域で低下傾向にある」としている<doc7645page2>。 18日時点の全国の入院者数は1万8,373人で、1週間前と比べて5,033人減っている。重症者数も前週比309人減の1,118人となっている<doc7645page7>。病床使用率については「全国的に低下傾向にあり、ほぼすべての地域で5割を下回っている」と説明...
[感染症] 新規感染者、高齢者の割合が高い傾向に引き続き注意が必要
厚生労働省が公表した第116回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(8日開催)の感染状況の評価では、昨年夏の感染拡大時よりも、新規感染者に占める80歳代以上の高齢者の割合が高い傾向にあることを取り上げ「例年冬場は基礎疾患が悪化する時期ということもあり、引き続き注意が必要」としている<doc7645page2>。 新規感染者数については、全国的に減少傾向が継続していると報告。また、高齢者施設や医療機関などの集団感染も減少傾向にあるという<doc7645page2>...
[診療報酬] ゾコーバ錠薬価、1,000億円超で再算定すべき 中医協・専門部会
初の国産経口コロナ治療薬「ゾコーバ錠」の薬価算定の在り方を検討している中央社会保険医療協議会・薬価専門部会は8日、製薬業界から意見聴取を行った上で議論を進めた。委員からは、コロナ治療薬という特殊性に関する製薬業界の主張には理解が示されたが、保険財政の面をより重視する立場から、対応の方向については厳しい意見が出された<doc7566page12>。 ゾコーバ錠の薬価算定と、薬価収載後の市場拡大再算定については、前回までの議論を踏まえて厚生労働省が提示した対応の方向性が、委員の間ではほぼ合...
[診療報酬] ゾコーバ錠の薬価算定で製薬団体からヒアリング 中医協
中央社会保険医療協議会の薬価専門部会は8日、新型コロナウイルス感染症治療薬「ゾコーバ錠」の薬価算定の取り扱いを巡り製薬団体からヒアリングを行い、市場規模が年1,500億円超になると見込まれる医薬品の薬価を引き下げて調整するルールが適用されることへの懸念を3団体がそろって表明した。 日本製薬団体連合会(日薬連)の眞鍋淳会長は「高額医薬品への対応自体は国民皆保険の持続性に必要な措置で、否定するものではないが、このルールの対象として感染症治療薬が選定されたことには大変な違和感がある」と述べた。感・・・...
[感染症] コロナワクチン接種、毎年秋冬が妥当 厚科審部会で厚労省案
厚生労働省は、8日に開かれた厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会で、2023年度以降の新型コロナワクチン接種の方針案を示し、了承された。接種スケジュールに関しては、接種後1年程度経過すると有効性の十分な持続が見込めないことを考慮。2価ワクチンの接種を昨年秋から開始しているため「現時点では、毎年、秋冬には接種を行うこととすることが妥当」としている<doc7572page4>。今後、23年秋冬に使用するワクチンの検討を進め、23年度早期に結論を得る方針<doc7...
[医療提供体制] 2、3回目の9価HPVワクチン、交互接種を許容 厚労省案
厚生労働省は、8日に開かれた厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会(第52回)で、9価HPVワクチンに関する交互接種の考え方を示した。2価・4価ワクチンで接種を始めた人が、2回目、3回目から9価ワクチンで接種する場合、「交互接種」を許容する方針<doc7576page10>。 HPVワクチン接種を巡っては、第50回の同部会で、同じ種類のワクチンで接種を完了することを原則とするが、2価・4価ワクチンを用いて規定の接種回数(計3回)の一部を完了した人が、残りの回数を9価...
血友病薬の患者宅配送、正式開始へ CSL
CSLベーリングが、アルフレッサなどと連携して血友病治療薬の患者宅への配送を近く正式に開始する見通しだ。血友病B治療薬「イデルビオン」を対象に行ってきたパイロット運用が順調だったためで、正式開始に当......