「 2023年05月 」一覧
途上国への公平なワクチン供給、仕組み構築へ G7保健相会合が宣言採択
長崎で開かれた先進7カ国(G7)保健大臣会合は14日、新型コロナウイルスの経験を踏まえ、発展途上国にも公平にワクチンや治療薬が行き渡るような仕組みの構築などを盛り込んだ共同宣言を採択した。会合の議長......
「全ての税に聖域設けず」 政府税調、答申討議本格化
政府税制調査会(首相の諮問機関、会長・中里実東大名誉教授)は15日、総会を開いた。岸田政権下で初となる中期答申の取りまとめに向けた討議が本格化。「(恒常的な税収不足解消のため)全ての税について聖域を......
「通勤や作業を快適に」、富士通ゼネラルが身体に着けて直接冷やす装置(ニュース)
富士通ゼネラルは2023年5月12日、身体に密着させるウエラブルな冷却装置2製品を発表した。1つは頸部(けいぶ)を冷やす「Cómodo gear i3(コモドギア アイスリー)」、もう1つは背中を冷やして発汗を抑えるバックパック形の「CONDITIONING BACKPACK(コンディショニング バックパック)」だ。夏場の通勤や作業時に身体の負担を軽減する目的で開発した。 コモドギア アイスリー......
[医療改革] 訪問看護師が処方箋発行・投薬、条件付き規制緩和策を提案
政府の規制改革推進会議「医療・介護・感染症対策ワーキング・グループ」(WG)が15日開かれ、佐々木淳専門委員(医療法人社団悠翔会理事長)は、一定の条件の下で訪問看護師が処方箋を発行して投薬できる規制緩和策を検討すべきだと主張した。医師のタスク・シフト/シェアを進めるための提案で、推進会議では5月末ごろの答申に盛り込めないか、厚生労働省と調整する。 佐々木氏は、患者の病状の急変時に往診した医師が投薬できない場合に看護師などが代わりに対応する2つの方法を説明した。 1つ目は、病状の変化を想定し・・・...
[医療改革] 医療データ標準化、診療報酬のインセンティブ付与 答申へ調整
政府の規制改革推進会議は、医療データの標準化を進めるため医療機関に診療報酬などのインセンティブを付与することを5月末ごろの答申に盛り込めないか、厚生労働省と調整する。質が確保された大量の医療データを研究者などが利用しやすくすることが狙い。 病名や薬剤などの医療データを地域の医療機関や介護施設と適切に共有することで患者への適切な診療やケアが可能になるほか、医療資源の最適な配分や医療費の適正化などにデータを利用することで持続可能な社会保障制度の整備に役立てられると期待されている。ただ、そ・・・...
[医療改革] 医師の「包括指示」活用推進、政府内で調整へ 規制改革会議
医師不足の地域などで患者の急変に対応しやすくするため、政府の規制改革推進会議は、医師から看護師への包括指示の活用推進を6月の答申に盛り込めないか、厚生労働省と調整する。医師が発行する「包括指示書」の様式や記載例を作ることや、看護師のスキルを担保するため包括指示への対応に必要なスキルを特定行為研修として追加することを想定している。 医師の包括的指示は、患者の病状に応じて看護師が実施すべき行為を一括して指示する仕組み。 急変リスクの高い患者では、具体的な変化を想定して看護師にあらかじめ対・・・...
[介護] 「地域づくり支援ハンドブック」初公表 厚労省
厚生労働省は介護予防・日常生活支援総合事業(総合事業)の実施に課題を抱える市町村を支援するため、地域包括ケアシステムを進める際に生じる様々な課題や、解決するためのポイントなどについてまとめたハンドブック「地域づくり支援ハンドブックvol.1」を初めて公表した。5月15日付の事務連絡で周知した<doc9134page2>。 このハンドブックは、団塊世代が全員75歳以上となる2025年に向けて地域包括ケアシステムの構築を図る「地域づくり加速化事業」の一環で作成された<doc9134p...
緊急避妊薬OTC化「一部で試験的運用」検討 厚労省検討会議、パブコメは「ほぼ全て賛成」
緊急避妊薬のスイッチOTC化について、厚生労働省の「医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議」は12日、パブリックコメントを踏まえて議論し「一部の地域の薬局による試験的な運用」の是非を新......
来月の日医常任理事選、4人が立候補へ 北海道医・笹本氏ら
日本医師会が6月25日の定例代議員会で実施する、定数増に伴う常任理事選挙に、北海道医師会常任理事の笹本洋一氏(63)ら、4道県医師会の役員4人が立候補する意思を固めたことが分かった。立候補を予定する......