ハイリスク妊産婦連携、要件緩和も「伸び悩み」 医会調査
日本産婦人科医会が3~5月に実施した調査で、精神疾患のある妊産婦らを対象に、産科・産婦人科と精神科・心療内科の医療職が連携した場合を評価している「ハイリスク妊産婦連携指導料」を算定している施設は37......
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日本産婦人科医会が3~5月に実施した調査で、精神疾患のある妊産婦らを対象に、産科・産婦人科と精神科・心療内科の医療職が連携した場合を評価している「ハイリスク妊産婦連携指導料」を算定している施設は37......
文部科学省は12日、大学病院改革に向けたガイドライン(GL)の骨子案を公表した。2024年度から始まる医師の働き方改革に対応するためには、業務効率化とともに、教育、研究、診療といった大学病院の役割・......
次世代医療基盤法に基づく匿名加工医療情報の提供に当たり、国立病院機構が本来提供対象でない患者の情報を誤って提供した問題で、政府の個人情報保護委員会は12日、国病機構に対し、個人情報保護法に基づいて指......
中医協総会(会長=小塩隆士・一橋大学経済研究所教授)は12日、高齢化の進展で、大幅な需要増が見込まれる在宅医療について議論した。診療側は、外来を行いつつ在宅医療も手がける従来型の医療機関と、在宅専門......
自民党の厚生労働族議員の幹部会は12日、2024年度予算の概算要求や編成に向け、議論を交わした。出席議員によると、社会保障費の自然増に人件費の上昇分を反映させるべきとの意見や、「トリプル改定」への適......
中医協の薬価専門部会は12日、2024年度薬価改定に向け、ドラッグラグ・ロスの解消などをテーマに議論した。国内未承認薬の品目数だけでなく、ラグ・ロスが患者にどう影響を及ぼしているのかといった実態を把......
厚生労働省医政局は、6月末にまとめた「オンライン診療その他の遠隔医療に関する事例集」について、再検討が必要な箇所があったとして、現在、一時的に公表を取りやめている。遠隔医療の好事例として紹介した取り......
厚生労働省の社会保障審議会・介護給付費分科会(分科会長=田辺国昭・国立社会保障・人口問題研究所長)は10日、通所リハビリテーションについて議論した。生活期リハのアウトカムを巡り、複数の委員からは、利......
厚生労働省は11日、マイナンバーカードと一体の「マイナ保険証」普及に向け2024年秋に廃止予定の健康保険証に関し、公的医療保険の種類にかかわらず、継続使用できる猶予期間を一律で25年秋までの1年間と......
九州北部の大雨で、福岡県久留米市の田主丸中央病院は10日朝、1階が30センチほど床上浸水する被害に見舞われた。職員のとっさの判断で移動が困難な入院患者をベッドごと2階に避難させたが、外来診療を中断す......
光熱水費や食材費の高騰、人材不足が新型コロナ禍で顕著となり、安定的な病院給食を提供するのが不可能な状態に陥っているとして、四病院団体協議会(四病協)は12日、病院給食制度の抜本的な改革を求める要望書を加藤勝信厚生労働相に提出した。抜本改革が行われるまでの間は、入院中の食事療養に必要な費用を適正な額に改めることも強く求めている<doc10241page1>。 要望書では、病院給食業務の見直しや院内で取り扱う食事の種類の集約化、セントラルキッチン方式や新しい調理システムを導入するなどの医療...
日本精神神経科診療所協会は、障害福祉サービス等報酬改定検討チーム(12日開催)のヒアリングで、2024年度改定に関する課題や評価方法などを提示した。質の高い障害福祉サービスを提供していくため「福祉の支援に当たっては医療機関との連携をさらに促進すべきである」とした<doc10154page4>。 福祉・医療の連携を巡っては、福祉支援の経過が共有されておらず、治療がやりづらいといった課題がある。このため、同協会は「地域包括ケアの観点からも少なくとも定期的に情報を共有されることが望ましい」と...
日本産婦人科医会が行った妊産婦メンタルヘルスケア推進に関するアンケートでは、「ハイリスク妊産婦連携指導料」を算定しているのは回答があった1,360施設のうち37.3%にとどまった。日本産婦人科医会では、算定要件が厳し過ぎるため普及が進んでいないとみていて、2024年度の診療報酬改定で緩和するよう国に求める。 ハイリスク妊産婦連携指導料は、精神疾患を合併した「ハイリスク妊産婦」に対して産科や精神科、市町村などの多職種が連携して行う外来診療への評価として18年度に新設された。 もともとは、多職種のカン...
中央社会保険医療協議会は12日、2024年度の診療報酬改定に向けて在宅医療の議論を始め、厚生労働省は、高齢化に伴って在宅医療への大幅な需要増がこれから見込まれるとして、質の高い訪問診療や往診を十分に提供するための診療報酬の評価を論点に挙げた<doc10193page166>。 厚労省は、中医協がこの日開いた総会で、在宅医療の提供体制に求められる機能として、▽入院患者の退院支援▽在宅患者の生活を支える多職種との療養支援▽急変対応▽看取り-を挙げた<doc10193page18>...
厚生労働省は12日の中央社会保険医療協議会・総会で、質の高い訪問看護や、24時間対応が可能な訪問看護の提供体制の構築を推進するための診療報酬での評価を論点に挙げた<doc10193page166>。 訪問看護の利用者については、25年以降に後期高齢者(75歳以上)が全体の7割以上を占めるほか、198の医療圏で40年以降にピークを迎えることが見込まれている<doc10193page14>。 厚労省によると、21年5月時点での訪問看護ステーションの利用者(医療保険)は約38万人...