「 2023年08月 」一覧

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[医療改革] サイバーセキュリティ対策の負担増を診療報酬で 日医総研

 医療DXを推進する上で、サイバーセキュリティ対策は避けては通れない重要なテーマだとして、診療報酬の加算を作るなど行政が医療機関を資金面で積極的に支援すべきだと提言するレポート(委託研究)「サイバー事故に関しシステムベンダーが負う責任:医療DXを推進するために」を日本医師会総合政策研究機構(日医総研)が公表した<doc10747page17>。 システムベンダーとの保守契約にサイバーセキュリティ対策を書き込むことで、医療機関側が保守契約料の増額を求められることが予想されるため、診療報酬の...

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[診療報酬] 2024年度改定へ基本方針の議論始まる 社保審・医療保険部会

 社会保障審議会・医療保険部会は24日、2024年度に行われる診療報酬改定の基本方針の取りまとめに向けた議論を始めた。22年度の報酬改定の基本方針をベースに具体化を進める。新興感染症への対応や医療分野でのDXの推進など、岸田政権が掲げる政策をどう反映させるかが焦点になる。 猪口雄二委員(日本医師会副会長)は、この日の意見交換で、骨太方針2023で患者や利用者が必要なサービスを受けられるよう対応することとされた点を指摘した上で、診療報酬のコロナ特例の縮小に言及。「今後は新型コロナウイルスに限らず、新た...

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[看護] 看護師確保の基本指針改定を諮問 厚労相と文科相

 加藤勝信厚生労働相は24日、看護師等の確保を促進する措置の基本指針の改定を医道審議会の検討部会に諮問した<doc10694page1>。看護現場でのハラスメント対策や職員の処遇改善、タスク・シフト、タスク・シェアの推進、特定行為研修の推進などを盛り込んだ改定版を秋ごろ告示する。諮問は、永岡桂子文部科学相との連名によるもので、労働政策審議会・職業安定分科会の意見を聴いた上で、見直しの内容を松本剛明総務相と協議して正式に決める<doc10695page1>。 この日開かれた医道...

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[感染症] 新型コロナ入院増「一般医療への影響懸念」 都モニタリング分析

 東京都は24日、新型コロナウイルス感染症のモニタリング分析を公表した。専門家による分析では「入院患者の増加が続いており、さらに幅広い医療機関での入院受入が求められるが、それに伴う一般医療への影響も懸念される」と言及している<doc10707page1>。 21日時点の入院患者数は2,686人で、前週(14日時点)と比べて218人増えた。救急医療体制の逼迫度を把握する指標の「東京ルールの適用件数」についても「高い水準で推移している」と報告。救急医療への負担も増加しており、今後の動向に注意...