「 2023年08月 」一覧

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[医薬品] 新たに4医薬品を希少疾病用医薬品に指定 厚労省

 厚生労働省は8月23日付で、希少疾病用医薬品として新たに4医薬品の指定と2医薬品の指定取消しについて、各都道府県衛生主管部(局)長などに通知した。 指定取消しとなったのは、「ペントスタチン」(KMバイオロジクス)、「バルドキソロンメチル」(協和キリン)の2医薬品。これらの医薬品は、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」第77条の5および同法第77条の6第1項の規定により指定が取り消された<doc10815page1>。 また、同法第77条の2第1項の規定に基...

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[医療提供体制] 3病院が臨床研究中核病院の要件満たせず

 東京大学医学部附属病院など3病院が臨床研究中核病院の承認要件を満たしていないことが、厚生労働省が厚生科学審議会臨床研究部会(23日開催)で行った報告で分かった。今後、同部会の意見を基に、社会保障審議会医療分科会が病院の開設者に改善計画を求める見通しだ<doc10631page1><doc10631page2>。 臨床研究中核病院は、日本発の革新的医薬品・医療機器などの開発を推進するため、国際水準の臨床研究の中心的役割を担っている。全国で15病院が承認されている。 厚労省によ...

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[医療機器] 医療機器1品目の保険適用を承認 中医協・総会

 中央社会保険医療協議会・総会は23日、医療機器1品目の保険適用を承認した。詳細は以下の通り。【医療機器】区分C2(新機能・新技術)(2023年8月30日収載予定)●「PrismGuide IRD パネル システム」(シスメックス)<doc10675page2>▽使用目的:遺伝性網膜ジストロフィと診断された患者または疑われる患者の疾患原因遺伝子の情報を取得する。▽保険償還価格:特定保険医療材料としては設定せず、新規技術料にて評価。▽準用技術料:肺癌関連遺伝子多項目同時検査・1万点など・・...

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[診療報酬] DPC、高額薬剤10成分18品目を次の改定まで出来高算定に

 中央社会保険医療協議会は23日の総会で、新たに薬価収載された医薬品や、効能または効果が追加された医薬品「10成分18品目」について、DPC制度の「高額な新規の医薬品等」に該当するとして、次の診療報酬改定まで出来高算定にすることを決めた<doc10681page1><doc10681page2>。 これは、DPC制度の「高額薬剤判定」と呼ばれるルールで、今回は「リットフーロカプセル50mg」など30日付で薬価収載される予定の新薬のほか、「キイトルーダ点滴静注100mg」など効...

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[医薬品] 新医薬品6成分6品目の薬価収載を了承 中医協・総会

 中央社会保険医療協議会・総会は23日、新医薬品6成分6品目の薬価収載を了承した。薬価収載予定日は8月30日。詳細は以下の通り<doc10672page1>。●その他の消化器官用薬(内用薬)/コレチメント錠9mg/ブデソニド/活動期潰瘍性大腸炎/フェリング・ファーマ/類似薬効比較方式(I)/9mg1錠:607.80円●他に分類されない代謝性医薬品(内用薬)/リットフーロカプセル50mg/リトレシチニブトシル酸塩/円形脱毛症/ファイザー/類似薬効比較方式(I)/有用性加算(II)5%・小児...

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[看護] 特定行為研修修了の看護師配置、介護施設で2.2%のみ 厚労省

 厚生労働省は23日、特定行為研修を修了した看護師の配置状況について介護施設では2.2%にとどまっていることを医道審議会の部会に報告した。特定行為研修制度を介護施設で推進するため、委員などから研修内容の緩和やインセンティブの付与を求める意見が出た。 特定行為研修制度は、「気管カニューレの交換」など38(21区分)ある特定行為ごとの研修を修了した看護師が医師の手順書に従ってそれらの診療の補助を行う仕組み。高齢化の進展を見据え、主に在宅医療で効果的なケアを提供できるように2015年10月に施行された。 ...

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[医薬品] 2020年度の薬剤費、前年度より200億円減少 中医協部会

 2020年度の薬剤費が前年度と比べて200億円減少したことが、厚生労働省がまとめた年次推移で分かった。新型コロナウイルスによる受診控えなどが影響した。厚労省が23日に開催された中央社会保険医療協議会の薬価専門部会で報告した<doc10664page3>。 厚労省によると、20年度の薬剤費が国民医療費(42兆9,660億円)に占める割合(薬剤費比率)は22.3%だった。薬剤費の割合は前年度と比べて0.7ポイント上昇したが、これは国民医療費全体の落ち込みよりも、薬剤費の落ち込みが少なかった...

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[医療提供体制] 出産費用「見える化」サイト、厚労省がイメージ公表

 分娩施設や地域ごとの出産費用の「見える化」を2024年4月に始めるのに先立って、厚生労働省は23日、「見える化」のウェブサイトのイメージを公表し、それへの意見募集を始めた<doc10666page1>。正常分娩の「妊婦」が負担する費用の平均額を全国の施設ごとに集計し、サイトに掲載する<doc10667page8>。 負担額の平均は、出産育児一時金の直接支払制度の利用データから割り出す。厚労省はほかに、入院日数や差額ベッド代などの平均(いずれも正常分娩の場合)も施設ごとに集計...

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地ケアの直接入棟患者は「要介護度高く不安定」 訪問診療や往診などの報酬算定には地域差『MC plus Monthly』8月号

■最新号もくじ(p1~p11参照)<診療報酬改定>地ケアの直接入棟患者は「要介護度高く不安定」訪問診療や往診などの報酬算定には地域差<介護報酬改定>通所リハの大規模減算は政府方針に「逆行」リハの早期開始へ医介の情報共有強化を<医療費適正化>地域フォーミュラリは適正化効果の測定を収載薬の選定では利益相反に十分に配慮<有料職業紹介>半年以内の離職は手数料返還を認定基準に手数料や離職率も地域・職種ごとの公表へ<トピックス>2024年度改定に向けた議論 敷地内薬局に強い対応を求める意見病院の入院患者減・・・...