「 2023年08月 」一覧

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[医療提供体制] 23年7月末時点の医療事故報告39件 日本医療安全調査機構

 日本医療安全調査機構がこのほど公表した「医療事故調査制度の現況報告」(7月末時点)によると、医療事故報告は39件、病院からの報告が37件、診療所からの報告が1件、助産所からの報告が1件だった<doc10668page1>。診療科別の報告件数は、その他/14件、内科/7件、整形外科・循環器内科・脳神経外科/各3件、外科・産婦人科・呼吸器内科/各2件、消化器科・心臓血管外科・泌尿器内科/各1件<doc10668page2>。 医療事故調査・支援センター(以下、センター)への相談...

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[診療報酬] 急性期充実体制加算の算定件数追加へ、病床機能報告 厚労省案

 厚生労働省は、病床機能報告の報告内容などの改正案(概要)をまとめ、それへの意見募集を行っている。救急医療の実施状況を把握するため、急性期充実体制加算の算定件数の報告を新たに求めるなどの内容<doc10651page2>。意見は9月7日まで受け付ける<doc10650page1>。 厚労省はまた、2022年度に始まった外来機能報告の内容も見直し、初診と再診をオンラインで行った患者の延べ数などの報告を新たに求める方針。それに伴い、オンライン診療料の算定件数の報告は削除する。これ...

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[医療提供体制] 新型コロナの報告、現在の対応を「継続が妥当」 日医

 日本医師会の釜萢敏常任理事は9日の定例記者会見で、新型コロナウイルスに感染して新たに入院した患者数や人工呼吸器が必要な重症者数について、医療機関等情報支援システム「G-MIS」を使って全ての医療機関が報告する現在の対応を継続させることが妥当だとの認識を示した。新型コロナの確保病床数やそれらの稼働など、医療の提供体制の状況を地域ごとに詳しく把握できるため。 新型コロナの新たな入院者数や重症者数は現在、全ての医療機関がG-MISを使って毎日報告している。しかし、新型コロナが5類感染症になったのを受・・...

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[医療改革] 資格確認書一律交付の政府方針を評価 日医会長

 健康保険証を2024年秋に廃止した後、マイナンバーカードがない全ての人に「資格確認書」を交付し、有効期間を最大で5年にする方針を政府が決めたのを受けて、日本医師会の松本吉郎会長は9日の定例記者会見で「大きな前進だ」と評価した。 松本氏はその上で、「マイナ保険証」のひも付けミスの総点検と修正を徹底させて、不安の払拭につなげる政府のこれからの対応に期待感を表明した。 保険証の廃止で医療の提供に支障が生じたり現場が混乱したりしないよう、日医の会員や全国の医師会に協力を呼び掛けるという。 岸田文雄・・・...

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[がん対策] 指針での子宮頸がん検診、30歳以上にHPV検査も可 厚労省

 国の指針に基づく市町村の子宮頸がん検診について、厚生労働省は9日、対象者が30歳以上の女性なら「細胞診」か「HPV検査」のいずれかの単独法を各自治体が判断して実施する案を有識者検討会に示し、おおむね了承を得た<doc10565page38>。現行の指針を2023年度中に見直し、HPV検査で求められる体制や対象者の定義などを盛り込む<doc10565page21>。早ければ24年度にも見直し後の指針に則ったHPV検査が行われる見通し。 指針でのHPV検査の実施は精度管理体制を...