「 2023年10月 」一覧

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[社会福祉] 単身高齢者などの住まい確保支援 国交省が意見募集

 単身高齢者や障害者、生活困窮者といった住まいの確保が難しい「住宅確保要配慮者」への支援の在り方について、国土交通省は国民から意見を募集している。 急速な高齢化に伴い、単身高齢世帯の増加が見込まれることや、コロナ禍で住まいが不安定な人が増えたことなどを背景に、国交省は厚生労働省、法務省と合同で7月に検討会を設置し、住宅政策と福祉政策が一体となった支援の在り方を検討している<doc11514page1>。 意見を募集しているのは検討の方向性の案についてで、具体的には、▽セーフティネット住宅...

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[医療提供体制] 認知症定義から除外の精神疾患を施行規則で明示

 厚生労働省老健局認知症施策・地域介護推進課は、認知症基本法施行規則案を公表した。認知症の定義から除外する精神疾患を明示している<doc11414page1>。11月2日までこの案に対するパブリックコメントを募集している<doc11415page2>。 施行規則案では、除外する精神疾患として、▽せん妄▽鬱病その他の気分障害▽精神作用物質による急性中毒またはその依存症▽統合失調症▽妄想性障害▽神経症性障害▽知的障害その他これらに類する精神疾患-を挙げている<doc1141...

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[社会福祉] 生活保護の被保護者調査 23年7月分概数 厚労省

 厚生労働省は4日、2023年7月分の「生活保護の被保護者調査(概数)」を公表した。詳細は以下の通り<doc11418page1>。●被保護実人員総数(保護停止中を含む):202万692人(前年同月比2,943人減・0.1%減)●被保護世帯総数(保護停止中を含む):165万492世帯(8,093世帯増・0.5%増)●世帯類型別世帯数(保護停止中を含まない)▽高齢者世帯/91万913世帯(183世帯増・0.0%増)▽高齢者世帯を除く世帯/73万1,002世帯(7,351世帯増・1.0%増)...

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[介護] 介護BCP策定などの経過措置、約6カ月で終了 厚労省事務連絡

 2021年度介護報酬改定で7つの改定事項に設けられた経過措置が終了するまで約6カ月となったことから、厚生労働省は4日、都道府県などに事務連絡を出し、運用基準を満たすことができているかを確認するようサービス事業者や関係団体への周知を求めた<doc11405page2><doc11405page4>。 21年度の介護報酬改定では、感染症対策や業務継続に向けた取り組みを強化することや、認知症介護基礎研修の受講を義務付けるための7つの見直しに、24年3月31日までの経過措置が設けら...

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[医薬品] レカネマブ、薬価設定法など中医協の合同部会で具体化へ

 アルツハイマー病の新薬「レカネマブ」の薬価の設定方法などを決めるため、中央社会保険医療協議会の薬価専門部会と費用対効果評価専門部会が合同で会合を開くことになった。効率的に議論を進めるのが目的で、薬価と共に収載後の価格調整をどうするかも焦点となる。4日に開かれた両部会で、合同で開催することを決めた。 レカネマブは、アルツハイマー病による軽度認知障害や軽度の認知症の進行を抑える薬として9月25日に薬事承認された。 新薬の薬価算定(収載時)は、効能・効果や薬理作用などが似ている医薬品がほかにあ・・・...

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[診療報酬] 頻回訪問加算の対象患者「適正化検討を」 中医協・総会

 中央社会保険医療協議会・総会は4日、2024年度の診療報酬改定に向けて在宅医療をテーマに議論し、支払側の委員が「包括的支援加算と頻回訪問加算について対象患者の重点化が必要だ」と指摘した。特に頻回訪問加算の対象患者を適正化する方向で検討するよう求めた。 厚生労働省がこの日示したデータによると、包括的支援加算について要介護度や日常生活自立度が高ければ高いほど在宅医療を行っている患者の診療時間が長くなる傾向にあった。また、要介護度4・5が見取りに関連する因子であるとの報告があったという・・・...

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[医療改革] 社会保障、改革工程表の具体化に向けた議論開始 政府

 政府の全世代型社会保障構築会議は4日、年末に取りまとめる社会保障の改革工程表の具体化に向けた議論を始めた。政府は、高齢化に伴うニーズの増加と人口減少に対応できる医療や介護の提供体制を整備する方針で、改革のメニューを年末に取りまとめる。 改革工程表の取りまとめは、「こども未来戦略会議」が2日に開いた会合で岸田文雄首相が新藤義孝経済財政政策担当相に指示していた。2023年度から28年度の6年間に進める改革のメニューを盛り込む。 政府は、それによって少子化対策の財源を確保する方針だが、4日の会合では・・...

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[診療報酬] 診療報酬の補填状況を検証、12月目途に報告 厚労省

 厚生労働省は4日、消費税率の引き上げに伴う医療機関の負担増を和らげる診療報酬による2021-22年度の補填状況を検証し、12月を目途に報告することを中央社会保険医療協議会の分科会に提案した。診療報酬本体への上乗せ分と消費税の負担分の双方を2年度分集計し、補填に過不足がないかを把握する<doc11328page6>。 厚労省案は、中医協の「医療機関等における消費税負担に関する分科会」に了承された。 それによると、医療機関の収入のうち診療報酬本体への上乗せ分のデータは、ナショナルデータベー...

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[診療報酬] 2病院合併で誕生した総合病院がDPC継続へ 中医協・総会

 厚生労働省は、DPC対象の2病院の合併に伴い誕生した医誠会国際総合病院(大阪市)が引き続きDPC制度に参加することを、4日の中央社会保険医療協議会・総会に報告した<doc11334page1>。 同病院は、大阪市の医誠会病院(327床)と城東中央病院(233床)が1日に合併して開院した。ベッドの総数は合併前と同じ560床<doc11334page1>。GMPグレードに準拠した細胞培養加工施設を併設し、がん治療、がん免疫細胞治療、再生医療、ゲノム医療など先進医療にも取り組む方...