「 2023年10月 」一覧
NECなどが医師の勤務状況を把握する実証実験、顔認証とiPhoneの位置情報を活用(ニュース)
NECとシスコシステムズ、前橋赤十字病院は、iPhoneによる病院内の位置情報とNECの顔認証を活用した医師の勤務状況を把握する実証実験を実施したと発表した。勤務状況を把握することで、会議などの非医療業務と医療業務の区別を明確に可視化できる。医療施設の入退室記録と組み合わせ、それを基に医師を取り巻く労働環境課題を抽出したり改善案を提示したりできる。2023年9月20日に発表した。 実証実験の内容......
トリプル改定、「経営安定と労働環境改善を」 関東甲信越医
関東甲信越医師会連合会は1日、宇都宮市内で開いた定例大会で、政府への要望をまとめた決議を採択した。2024年度トリプル改定に向けては、「医療機関の経営安定と医療従事者の労働環境改善を見据えた改定」を......
【中医協】障害者入院基本料、施設基準の整理を 「患者割合」で
中医協「入院・外来医療等の調査・評価分科会」は9月29日、障害者施設等入院基本料2~4の施設基準を巡って議論した。施設基準で定める「該当患者割合」を満たさない病棟が一定程度あるため、施設基準の整理を......
【中医協】救急加算1が減少、加算2が増加 算定「地域差」の指摘も
9月29日の中医協「入院・外来医療等の調査・評価分科会」で、厚生労働省は救急医療管理加算の算定患者数について、2018年度診療報酬改定以降、加算1は減少傾向、加算2は増加傾向にあると報告した。医療関......
ノーベル医学賞、mRNA研究の2氏 コロナワクチンに貢献
スウェーデンのカロリンスカ研究所は2日、2023年のノーベル生理学・医学賞に、米ペンシルベニア大のカタリン・カリコ氏とドリュー・ワイスマン氏を選んだ。 2人は、mRNAの免疫・炎症反応を抑制する研究......
少子化対策財源で議論開始 歳出改革、年内に工程表
政府は2日、「こども未来戦略会議」(議長・岸田文雄首相)の第7回会合を首相官邸で開き、「異次元の少子化対策」の財源確保に向けた議論に着手した。首相は関係閣僚に対し、事業費捻出のため社会保障費の歳出削......
「1人当たり医療費」の数値訂正 厚労省、報酬特例の関連で
厚生労働省は、9月27日の中医協に報告した新型コロナ関連の診療報酬特例の影響について、一部の数値を修正した。同29日の社会保障審議会・医療保険部会で、修正後の数値を示した。 修正したのは、2022年......
24年度改定、物価・賃金への対応を 「基本方針」の議論で
厚生労働省の社会保障審議会・医療部会(部会長=遠藤久夫・学習院大経済学部教授)は9月29日、「2024年度診療報酬改定の基本方針」について議論した。厚労省は「改定に当たっての基本認識」として、物価高......
物価・賃金問題、改定で対応すべきか 委員間で論戦
厚生労働省は9月29日の社会保障審議会・医療保険部会で、2024年度診療報酬改定の基本方針について、「基本認識」「基本的視点と具体的方向性」のたたき台を示した。基本認識の最初に示された「物価高騰・賃......
総合事業、サービス類型見直しへ 厚労省が方針提示
厚生労働省老健局は9月29日に開いた検討会で、介護予防・日常生活支援総合事業(総合事業)の見直しに向けた中間整理の骨子案を提示した。サービス類型を、利用者の視点で見直すことなどが柱だ。 厚労省が開い......
[医薬品] 医薬品1品目の一般的名称を決定 厚労省・通知
厚生労働省は10月2日付けで、新たに1医薬品の一般的名称を定め、都道府県に通知した。対象品目は、「タルラタマブ(遺伝子組換え)」<doc11468page2>。・・・
[経営] 主要貸付利率 10月2日付で改定 福祉医療機構
独立行政法人福祉医療機構は10月2日付で、(1)医療貸付、(2)福祉貸付、(3)代理貸付-の「固定金利」と「10年経過毎金利見直し(当初10年)」の利率をそれぞれ改定した。詳細は以下の通り。【医療貸付の固定金利】<doc11386page1>●病院の新築資金・甲種増改築資金▽10年以内/0.700%▽10年超-12年以内/0.800%▽12年超-14年以内/0.900%▽14年超-16年以内/1.000%▽16年超-18年以内/1.100%▽18年超-20年以内/1.200%▽20年超...
[介護] 認知症支援、状態像に応じて早期リハ推進を 作業療法士協会など
日本作業療法士協会、日本理学療法士協会、日本言語聴覚士協会は、2日に開催された社会保障審議会・介護給付費分科会のヒアリングで、認知症の人への支援について、状態像に応じて早期からリハビリテーションを推進するよう求めた<doc11287page8>。 ヒアリングで日本作業療法士協会の山本伸一会長は、認知症の人への支援とリハビリテーションに関して、アルツハイマー型認知症の機能評価尺度に触れ「軽度アルツハイマー型認知症と称される状態では、IADL(手段的日常生活動作)の遂行でつまずくことが特徴...
[介護] 介護ICT化に向けて新たな教育資格制度を 日本ケアテック協会
日本ケアテック協会は、2日に開かれた社会保障審議会・介護給付費分科会のヒアリングで、介護のICT化に向けて新たな教育資格制度を設け、加算などで評価していくことを要望した。「管理職・スタッフそれぞれの層に合わせた知識を身に付けることが重要」としている<doc11280page18>。 同協会は、現状では「求められるICTリテラシーと既存資格のギャップ」があると指摘。例えば、管理職は現状分析から課題解決までの企画と意思決定、ケアを担う職員は導入された製品を無駄なく使いこなす能力がそれぞれ求...
[制度改革] 少子化財源、首相が支援金制度の具体化指示 戦略会議
政府の「こども未来戦略会議」が2日開かれ、岸田文雄首相は「異次元の少子化対策」の財源となる新たな支援金の創設などの制度設計の具体化を急ぐよう関係閣僚に指示した。年末までに詳細を詰め、2024年の通常国会への関連法案の提出を目指す。 岸田首相はまた、政府の「全世代型社会保障構築会議」で28年度までの新たな改革工程表を年末までに策定するよう、新藤義孝経済再生担当相に指示した。これは、経済財政諮問会議が毎年12月にまとめる経済・財政再生計画の改革工程表とは別のものだが、諮問会議と連携しながら社会保・・・...