「 2023年11月 」一覧
[医療改革] 電子カルテ情報の共有、24年度から順次運用を開始 患者には6情報を整理した「サマリー」提供
「電子カルテ情報共有サービス」(仮称)の構築が進んでいる。患者の利便性に配慮した共有情報の付加や患者同意取得方法などの詳細が固まりつつある。2024年度中に、先行的な医療機関から順次運用を開始し、マイナポータルとも連携する。◆標準規格の導入・更新を補助金で促進 政府が23年6月2日に取りまとめた「医療DXの推進に関する工程表」には、「全国医療情報プラットフォーム」の構築が掲げられた。その骨格を成すのが「電子カルテ情報共有サービス」(仮称)で、医療機関・薬局間の電子カルテ情報の共有を実現し、より・・...
介護医療院、「移行促進」加算を終了へ 介護療養廃止で
厚生労働省は16日、介護療養病床から介護医療院への移行を促進させるために設けていた「長期療養生活移行加算」を、2024年度介護報酬改定で廃止する方針を示した。来年3月末で介護療養病床が廃止されること......
物価高や賃上げ対応へ「適切な財源確保を」 京都府医療推進協
京都府医療推進協議会(会長=松井道宣・京都府医師会長)は19日、京都府医師会館で「府民の生命と健康を守るための総決起大会」を開催した。物価高騰や賃上げ、技術革新に対応していくため、医療・介護分野にお......
診療所の報酬単価、「5.5%引き下げを」 改定率で1%減、財政審建議
財務省の財政制度等審議会(会長=十倉雅和・経団連会長)は20日、2024年度予算編成に向けた「秋の建議」をまとめ、鈴木俊一財務相に提出した。診療報酬改定では、本体マイナス改定が適当だとし、診療所の報......
【中医協】GE企業指標、安定供給や乖離率で薬価評価 一部試行導入
中医協薬価専門部会は17日、品質が確保された後発医薬品を安定供給する企業を評価する企業指標について、具体的な運用方法と指標を踏まえた企業の評価方法、評価結果の薬価への反映の考え方を示した。安定供給に......
【中医協】費用対効果、薬価本体引き下げに猛反発 業界団体
中医協は17日の費用対効果評価専門部会で、次期制度改革に向けて医薬品と医療機器の業界団体からヒアリングを行った。これまでの論点で、厚生労働省が高額医薬品の価格調整範囲を見直して薬価本体まで引き下げる......
【中医協】費用対効果、薬価本体引き下げに猛反発 業界団体
中医協は17日の費用対効果評価専門部会で、次期制度改革に向けて医薬品と医療機器の業界団体からヒアリングを行った。これまでの論点で、厚生労働省が高額医薬品の価格調整範囲を見直して薬価本体まで引き下げる......
この国の医療のかたち 第115回 「言論の自由」、診療報酬(改定)と医療機関経営について
●珍しく真面目なイントロ:「言論の自由」について 最近、これは全くたまたまなのですが、「言論の自由」について考えさせられる本を2冊続けて読みました。1つは桐野夏生『日没』(岩波現代文庫)、もう1つはア......
【感染症ニュース】61歳耳と喉の帯状疱疹発見遅れ即入院 2年半経った今も後遺症… 専門医「珍しい症例 今後の参考にしたい」(感染症・予防接種ナビ)
帯状疱疹は、水痘-帯状疱疹ウイルスが再活性化することで発症します。水痘とは、「水ぼうそう」のことで、感染したことがある人は、治癒した後も、体内の神経節にウイルスが潜伏した状態が続きます。潜伏したウイル...
「3.3%以上」は実現できるか 医療界の賃上げ、大きな焦点に
2024年度診療報酬改定で、日本医師会をはじめ、医療界は医療・介護従事者の賃金の「3.3%以上」の引き上げを目指す方針だ。「一般社会と同水準の賃上げが、医療・介護従事者にも必要」(日医・松本吉郎会長......
地域包括診療料・加算、「会議参加」要件化で対立
かかりつけ医機能をテーマにした10日の中医協総会で、医療と介護の連携の観点から、地域包括診療料・加算を巡って、診療側と支払い側が議論した。「サービス担当者会議への参加」を要件化すべきかどうかについて......
「皆勤賞」を目指して
急に寒くなった。昼と夜の寒暖差が激しいため、体調を崩さないか、と心配している。もともと風邪をひきやすい体質のため、なおさらだ。子どもの頃は、風邪で学校を休むことが多かった。 インフルエンザも流行して......