「 2023年12月 」一覧
【中医協】介護施設の協力医療機関、評価の方向性は一致 要件設定で温度差
介護保険施設が協力医療機関を持つことが義務化される方向になったことを受け、厚生労働省は20日の中医協総会(会長=小塩隆士・一橋大経済研究所教授)で、協力医療機関の往診、入院の受け入れを診療報酬で評価......
【中医協】有床診、支払い側「訪問リハの要件化を」 診療側は難色
中医協総会は20日、有床診療所について議論した。支払い側は、有床診入院基本料の施設基準に、訪問リハビリテーションなどのサービスを位置付けるべきだと提案。これに診療側は難色を示した。 支払い側の松本真......
介護報酬、1.59%増を正式決定 処遇改善は2年分、大臣折衝
武見敬三厚生労働相と鈴木俊一財務相は20日の折衝で、2024年度介護報酬改定の改定率は1.59%増(国費ベースで432億円増)と正式に決めた。うち0.98%分は、新設する加算による介護職員の処遇改善......
社会保険負担の軽減、23~24年度で「0.33兆円」 こども支援金を視野
武見敬三厚生労働相と鈴木俊一財務相は20日の折衝で、「こども未来戦略」に基づき、2028年度までの「徹底した歳出改革」に向けた考えた方でも合意した。23~24年度の合計で、実質的な社会保険負担の軽減......
介護「2割」の基準、2案を軸に検討へ 金融資産反映も論点
武見敬三厚生労働相と鈴木俊一財務相は20日の折衝で、介護サービスの利用者負担を2割とする「一定以上所得」の判断基準について、2つの案を軸に検討を進め、2027年度から始まる第10期介護保険事業計画期......
長期品の追加自己負担、価格差「4分の1」で決着 来年10月施行へ
武見敬三厚生労働相と鈴木俊一財務相は20日の折衝で、長期収載品への選定療養の導入により、後発品との価格差の「4分の1」で患者負担を求める方針を決めた。2024年10月から施行する。 後発品の発売後5......
24年度改定、賃上げ分は「0.89%程度」 確実なベアへ「配分を工夫」
武見敬三厚生労働相と鈴木俊一財務相は20日に折衝し、2024年度診療報酬改定の本体改定率は0.88%増(国費800億円程度)と正式に決めた。40歳未満の勤務医やコメディカルなどの賃上げなどに充てる財......
長期品の選定療養化、「激変緩和措置」を 三師会会見で日歯
20日の日本医師会、日本歯科医師会、日本薬剤師会の合同会見では、来年10月からの導入が決まった長期収載品の選定療養化にも言及があった。来年10月時点で後発医薬品の供給状況が改善しているとは限らないた......
三師会、賃上げ改定を一定評価 適正化は「診療所のみではない」
賃金・物価上昇への対策を盛り込んだ2024年度診療報酬改定の大枠が固まったことを受け、日本医師会、日本歯科医師会、日本薬剤師会の3会長は20日の合同会見で、いずれも政府の対応を一定評価した。適正化の......
本体0.88%増を評価も、今後の動きを「注視」 改定で四病協
四病院団体協議会が20日に開いた会見で、日本医療法人協会の加納繁照会長は、2024年度診療報酬改定の本体0.88%増について、「(四病協として)素直に喜んで受け入れたい。この内容がどのような形で実行......
本人同意なく「マイナ保険証」、新たに15件 計53件に
厚生労働省は20日、自治体の事務誤りで、本人の同意なくマイナンバーカードと保険証をひも付けした事例を、新たに15件確認したと発表した。本人の希望を踏まえ、いずれもすでに利用登録を解除している。これま......
自己研鑽の見直し、宿日直許可の透明化を 医師の過労死家族会
過労死した医師の遺族らでつくる「医師の過労死家族会」は20日、医師の働き方改革を確実に推進するよう求めた要望書を、厚生労働省に提出した。自己研鑽の考え方の見直しや、宿日直許可の透明化、労働法関連研修......
病院機能評価、新たに53病院を認定 医療機能評価機構
日本医療機能評価機構はこのほど、病院機能評価で新たに53病院(新規9病院、更新44病院)を8日付で認定したと発表した。現在の認定病院数は2009病院となった。●12月8日に認定した45病院(3rdG......
【中医協】診療報酬の改定率を報告 厚労省、大臣折衝踏まえ
20日の厚生労働相・財務相の折衝を踏まえ、厚生労働省は同日の中医協総会で、2024年度診療報酬改定の改定率などを報告した。厚労省保険局の眞鍋馨医療課長が、報酬本体0.88%増、薬価・材料価格1.00......