「 2023年12月 」一覧
在支病、「連携強化」「DX推進」を 在病協が研究会
日本在宅療養支援病院連絡協議会(在病協、鈴木邦彦会長)は9日、第1回研究会をオンラインで開いた。かかりつけ医を支援する「在支病」をテーマにしたシンポジウムでは、全国各地の取り組みや課題を共有した。シ......
WHO、人道支援保護決議 パレスチナ問題で特別会合
世界保健機関(WHO)の執行理事会は10日、パレスチナ自治区ガザなどで悪化する健康問題について特別会合を開き、人道支援物資の安全で継続的な通過や医療施設の保護を全ての当事者に求める決議を採択した。決......
[介護保険] 保険給付費の総額は9,127億円 介護保険事業状況報告・厚労省
厚生労働省は11日、2023年9月の「介護保険事業状況報告の概要(暫定版)」を公表した。詳細は以下の通り<doc12749page1>。●保険給付費▽保険給付費総額/9,127億円▽居宅(介護予防)サービス分/4,410億円▽地域密着型(介護予防)サービス分/1,484億円▽施設サービス分/2,763億円●第1号被保険者数:3,588万人●要介護(要支援)認定者数:705.3万人(第1号被保険者に占める65歳以上認定者数の割合:約19.3%)●サービス受給者数▽居宅(介護予防)サービス...
[健康] 初の飲酒ガイドライン作成へ 厚労省
厚生労働省は国として初の飲酒ガイドラインを作成する。不適切な飲酒はアルコール健康障害となり、本人・家族への深刻な影響や重大な社会問題を生じさせる恐れもある。ガイドラインを通じて、飲酒に伴うリスクに関する知識の普及や推進を図る。パブリックコメントを経て、来年3月中にまとめる見通し<doc12624page1>。 「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン(案)」には、飲酒による身体への影響や、年齢・性別・体質の違いによる影響などについて記載している。具体的には、▽高齢者は若い時と比べて体内...
[予算] 社会保障費5年間で計1.1兆円程度抑制、政府方針 こども未来戦略
政府の「こども未来戦略会議」は11日、「こども未来戦略」の取りまとめに向けて議論した。2024年度から取り組む「こども・子育て支援加速化プラン」の予算規模としては28年度までの総額で3.6兆円程度を見込んでおり、医療や介護などの社会保障費の歳出改革を進めて28年度までの5年間で計1.1兆円程度(公費ベース)を抑制する<doc12529page32><doc12529page33>。 それ以外の財源は、既定予算の活用で28年度までに1.5兆円程度、医療保険者の納付金で運用する...
[医療改革] 往診などの距離制限「合理的ではない」 規制改革WG
政府の規制改革推進会議が11日に開いた「健康・医療・介護ワーキング・グループ」(WG)で、往診や訪問診療の距離制限について複数の専門委員が「根拠が不明」「合理的ではない」などと指摘した。これらの意見も踏まえて厚生労働省が整理を行った上で、考え方を改めて地方厚生(支)局などへ周知する。 往診や訪問診療については、保険医療機関から半径16キロメートルの圏域の外側に患者が住んでいる場合、その保険医療機関が実施すべき「絶対的な理由」がないと認めらない<doc12542page3>。 「絶対的な...
[介護] 24年度介護報酬改定の審議報告案を厚労省が提示 社保審分科会
厚生労働省は11日、2024年度の介護報酬改定に関する審議の報告案を社会保障審議会・介護給付費分科会に示した。人口構造や社会・経済状況の変化を踏まえ、「良質なサービスの効率的な提供に向けた働きやすい職場づくり」などを基本的な視点として報酬改定を実施する<doc12493page10>。18日に開催予定の次の会合での取りまとめを目指す。 24年度改定の基本的な視点は、▽地域包括ケアシステムの深化・推進▽自立支援・重度化防止に向けた対応▽良質なサービスの効率的な提供に向けた働きやすい職場づ...
診療報酬改定、「基本方針」を正式決定 案から修正なし
厚生労働省は11日、2024年度診療報酬改定の基本方針が同日付で正式にまとまったと発表した。8日の社会保障審議会の医療保険部会・医療部会に示した案から、修正はない。
【中医協】最終段階の意思決定支援、外来の「指針策定」が論点に
中医協総会は8日、人生の最終段階の医療・ケアについて議論した。外来での意思決定支援の指針策定を進めるため、支払い側は、かかりつけ医機能として、診療報酬による推進を求めた。診療側は、指針策定の「風土づ......