「 2023年12月 」一覧

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[医療提供体制] 23年11月末時点の医療事故報告28件 日本医療安全調査機構

 日本医療安全調査機構が8日に公表した「医療事故調査制度の現況報告」(11月末時点)によると、医療事故報告は28件、病院からの報告が26件、診療所からの報告が2件だった<doc12727page1>。診療科別の報告件数は、その他/9件、外科/5件、消化器科/4件、循環器内科・整形外科・心臓血管外科/各2件、内科・脳神経外科・産婦人科・泌尿器科/各1件<doc12727page2>。 医療事故調査・支援センター(以下、センター)への相談件数は164件(累計1万5,106件)。内...

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[経営] 毎月勤労統計調査 23年10月分結果速報 厚労省

 厚生労働省は8日、2023年10月分の「毎月勤労統計調査(速報)」を公表した。医療・福祉業の詳細は以下の通り。●月間現金給与額<doc12728page6>▽総額/26万3,234円(前年同月比0.3%増)▽定期給与/25万9,319円(0.3%増)▽特別給与/3,915円(3.9%増)●月間実労働時間<doc12728page7>▽総実労働時間/129.8時間(0.5%増)▽所定内労働時間/124.8時間(0.6%増)▽所定外労働時間/5.0時間(0.0%増)●労働者数と...

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[家計調査] 家計調査報告 23年10月分 総務省

 総務省は8日、2023年10月分の「家計調査報告」を公表した。詳細は以下の通り。●1世帯当たりの消費支出<doc12661page1><doc12661page2>▽全体/30万1,974円(前年同月比:名目1.3%増、実質2.5%減)、8カ月連続の実質減少▽保健医療関連/1万6,309円(名目5.0%増、実質2.6%増)、6カ月ぶりの実質増加●勤労者世帯の1世帯当たりの実収入:55万9,898円(名目1.5%減、実質5.2%減)、13カ月連続の実質減少<doc126...

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[感染症] 新型コロナワクチン接種、疾病・障害との因果関係142件認定

 厚生労働省は、疾病・障害認定審査会感染症・予防接種審査分科会(8日開催)の審議結果を公表した。新型コロナワクチンを接種した170件について、予防接種と疾病・障害などとの因果関係を審議した分科会は、142件を認定、21件を否認、7件を保留とした<doc12590page1>。請求内容の内訳は、いずれも「医療費・医療手当」。 今回の審議結果を含め、これまでに9,613件の進達を受理し、このうち5,499件を認定、881件を否認、77件を保留としている<doc12590page6&gt...

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[感染症] 咽頭結膜熱の増加続く、過去5年間との比較「かなり多い」

 国立感染症研究所は8日、「感染症週報 第47週(11月20日-11月26日)」を発表した。定点把握対象の5類感染症の報告数(定点当たり)は以下の通り<doc12589page6><doc12589page27>。▽インフルエンザ/28.30(前週21.66)/2週連続で増加し、過去5年間の同時期と比較してかなり多い▽新型コロナウイルス感染症/2.33(1.95)/前週から増加▽RSウイルス感染症/0.06(0.06)/2週連続で減少▽咽頭結膜熱/3.54(3.30)/第42...

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[感染症] 全国報告数1万3,583人、前週から2,084人増 新型コロナ

 厚生労働省は8日、2023年第48週(11月27日-12月3日)「新型コロナウイルス感染症の発生状況」を公表した。全国の報告数は1万3,583人で前週から2,084人の増加となった<doc12550page2>。詳細は以下の通り。●定点報告<doc12550page2>▽定点当たり(全国):2.75▽報告数(全国):1万3,583人▽都道府県別の報告数(上位3都道府県):北海道/1,542人、東京都/784人、埼玉県/758人●新型コロナウイルス感染症による入院患者の概況&...

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[診療報酬] 診療報酬の施設基準届け出手続き簡素化へ 厚労省方針

 診療報酬の施設基準の届け出手続きが保険医療機関の負担となっているとして、厚生労働省は、研修の受講証や病室の平面図の添付を廃止するなど2024年度の診療報酬改定でルールを簡素化する<doc12439page39>。また、診療報酬明細書(レセプト)の摘要欄への記載も簡素化する<doc12439page37>。 例えば「乳幼児加算」を月の途中から算定しなくなった場合、医療機関は現在「月の途中まで乳幼児」と摘要欄に理由を記載する必要があるが、24年度に廃止する。レセプトに記載されて...

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[診療報酬] 診療側「従来以上のプラス」、支払側「引き上げ行う環境にない」

 中央社会保険医療協議会が8日に開いた総会では、2024年度の診療報酬改定に対する意見を診療側と支払側双方が出した。その中で診療側は、医療の質を高めつつ賃上げの好循環を医療従事者に行き渡らせるには適切な財源が必要だと指摘し、「従来以上の大幅なプラス改定」を主張した<doc12444page1>。これに対し、支払側は「患者の負担増や保険料の上昇に直結する安易な診療報酬の引き上げを行う環境にはない」と指摘した<doc12443page2>。 ただ、医師の時間外労働の上限が罰則付き...

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[診療報酬] 医療従事者の処遇改善策、年明けに具体案示す方針 厚労省

 厚生労働省は8日、2024年度の診療報酬改定で行う医療従事者の処遇改善の具体策を年明けに示す方針を中央社会保険医療協議会・総会で説明した。「看護職員処遇改善評価料」よりも幅広い職種の賃上げにつなげるための仕組みを中医協の分科会で検討する<doc12441page24>。 厚労省はこの日、医療機関の職員の処遇改善に診療報酬で対応することを想定して「技術的検討を進めていく必要がある」として、中医協の「入院・外来医療等の調査・評価分科会」で枠組みを検討することを提案、反対意見はなかった・・・...

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[診療報酬] 生活習慣病管理料、多職種連携の要件追加へ 厚労省

 厚生労働省は8日、2024年度の診療報酬改定で「生活習慣病管理料」を見直し、管理栄養士など多職種との連携や、医科歯科連携に関する要件を追加することを中央社会保険医療協議会・総会に提案した<doc12440page96>。高血圧症や糖尿病の患者に多職種が行う療養指導の有用性が関連学会のガイドラインで示されていることなどを踏まえた対応。厚労省案への反対意見はなかった。 木澤晃代専門委員(日本看護協会常任理事)は「重症化を予防し、療養生活を継続させるための患者・家族支援の具体的な方法や、地域...

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[インフル] 全国報告数13万2,117人、前週から7,797人減 インフルエンザ

 厚生労働省は8日、2023年第48週(11月27日-12月3日)「インフルエンザの発生状況」を公表した。全国の報告数は13万2,117人で前週から7,797人減少し、前年同期と比べ13万1,481人の増加となった<doc12512page2>。定点報告と全国の保育所、幼稚園、学校を対象としたインフルエンザ様疾患発生報告の詳細は以下の通り。●定点報告<doc12512page2><doc12512page6>▽定点当たり報告数(全国):26.72▽報告患者数(全国...

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[診療報酬] 24年度診療報酬改定の基本方針案を了承、社保審の2部会

 厚生労働省は8日、2024年度診療報酬改定の基本方針案を社会保障審議会の医療部会と医療保険部会に示し、大筋で了承された。「人材確保・働き方改革等の推進」を重点課題に位置付け、医療従事者の賃上げを促す方向性を打ち出した<doc12452page3>。診療報酬による賃上げの推進策は中央社会保険医療協議会で、引き続き議論する。医師・歯科医師・薬剤師・看護師を除く「コメディカル」の賃金の平均は、全産業の水準を下回って推移しているため、賃金格差を解消し、人材の流出を防ぐことを目指す<doc...