「 2023年12月 」一覧
准看護師の「養成停止を」 日看協、防衛省に要望
日本看護協会は4日、防衛省に対し、准看護師の養成を停止し、看護師養成に変更するよう求める要望書を提出したと発表した。 要望書の提出日は11月30日。日看協の高橋弘枝会長が、防衛省の針田哲衛生監に手渡......
介護報酬改定の検討状況、厚労省に聞き取り 自民・介護委
自民党の社会保障制度調査会・介護委員会(衛藤晟一委員長)は4日、2024年度介護報酬改定や、介護保険の給付・負担の検討状況について、厚生労働省の説明を聞いた。 厚労省は提出資料で、24年度改定に向け......
「プール熱」の呼称、過去のもの 厚労省が説明変更
厚生労働省は4日までに、感染が拡大している咽頭結膜熱について、「プール熱」との呼称は過去のものだとの見解を示した。「プール熱と呼ばれることもあったが、近年ではタオルの共用が減った等の理由から、プール......
介護の「複合型サービス」、24年度改定では見送り 給付費分科会
厚生労働省は4日に開いた社会保障審議会・介護給付費分科会で、これまで検討してきた「複合型サービス」について、2024年度介護報酬改定時の創設は見送る姿勢を示した。現場からは、創設に賛否両論の声が出て......
感染症大流行の備え協議 日中韓、北京で保健会合
日本、中国、韓国の保健相会合が3日、北京市で開かれ、感染症の世界的大流行(パンデミック)への備えや基礎的医療システムの強化を巡り、3カ国の協力の在り方について協議した。連携強化を確認する共同声明も採......
【中医協】診療所・病院の経営、「総じて堅調」 支払い側、実調踏まえ
第24回医療経済実態調査の結果を受け、中医協の支払い側委員も1日の総会で見解を述べた。松本真人委員(健保連理事)は、結果を分析したところ、「病院、診療所の経営は、総じて堅調」と総括した。●「コロナ補......
【中医協】賃金・物価対応、「十分な原資を」 診療側、実調受け
第24回医療経済実態調査(実調)の結果に対し、中医協の診療側委員が1日の総会で、見解を示した。長島公之委員(日本医師会常任理事)は、医療機関がコロナ前と比べても、厳しい経営を強いられていることが明ら......
広島大学病院のシステム障害、原因は電子カルテシステムのネットワーク機器不具合(ニュース)
広島大学病院は2023年12月2日、同1日から発生していた電子カルテシステムの障害が復旧したことを発表した。システム障害の原因は電子カルテシステムのネットワーク機器の不具合だった。 同病院によると、システム障害は2023年12月1日の9時30分頃から発生し、当日の23時58分に復旧した。「電子カルテシステムのサーバーとつないだネットワーク機器(スイッチ)の故障が原因」(広島大学病院の広報担当者)......
[介護] 23年度介護支援専門員実務研修受講試験の合格率21%
厚生労働省によると、2023年度の介護支援専門員実務研修受講試験(10月8日実施)の合格者は1万1,844人で、合格率は21.0%だった。 合格者の職種別では、「介護福祉士」が7,389人で最も多く、全合格者の62.4%を占めた。次いで多かったのが「看護師、准看護師」で1,925人。以下は、「社会福祉士」(948人)、「理学療法士」(613人)、「相談援助業務等従事者」(271人)、「保健師」(250人)、「作業療法士」(253人)などの順だった。 第1回(1998年度)からの介護支援専門員実務研...
[看護] 防衛省に准看護師養成の停止要望 日本看護協会
日本看護協会は、防衛省における准看護師の養成の停止を求める要望書を木原稔防衛相に提出した。防衛省では全国に6校の准看護師養成所を設置して、自衛隊員に准看護師の資格を取得させて第一線救護衛生員などの育成を行っているが、高度で迅速な対応を求められる第一線救護衛生員には看護師の基礎資格が必須だと指摘。准看護師の養成を止めて、看護師の養成に変更するよう強く求めている<doc12387page1>。 要望書では、有事の第一線で必要となる救護は戦闘行為による銃創や爆発物による爆創という外傷に対する...
[介護] 介護保険施設の基準費用額引き上げ、光熱水費高騰で 厚労省案
厚生労働省は4日、介護保険施設の基準費用額について2024年度の介護報酬改定で引き上げる方向で検討することを社会保障審議会・介護給付費分科会に提案した。近年の光熱水費の高騰に対応するとともに、在宅で生活する人との負担のバランスを図るための対応案で、強い反対意見は出なかった<doc12337page6>。 基準費用額は、介護保険施設での食費や居住費の標準額。多床室での基準費用額(居住費)については家計調査での高齢者世帯の光熱水費の額を参考に設定しており、13年の同調査の結果が当時の基準費...
[介護] 総合マネジメント体制強化加算、基本報酬への包括化見送りへ
厚生労働省は4日、地域密着型の介護サービス事業所が算定する「総合マネジメント体制強化加算」について2024年度の介護報酬改定で基本サービス費として包括的に評価するのではなく、現行通りの評価とする案を社会保障審議会・介護給付費分科会に示した。また、地域の多様な主体と共に利用者を支える仕組みづくりを促進するため、この加算に新たな区分を設けることも提案した<doc12337page23>。複数の委員がこれらを支持した。 厚労省案では、新区分を設ける場合には地域包括ケアシステムの推進と地域共生...
[医療提供体制] 医療・介護の「適切な財源」確保を要望、42団体が決議
長期化する物価高騰には、一時的ではなく恒常的な対応が必要だとして、日本医師会など医療や介護の42団体が参加する「国民医療推進協議会」は4日の総決起大会で、医療・介護の「適切な財源」の確保を求める決議を採択した<doc12372page1>。 決議では、医療や介護の支え手が減少する中で人材確保が不可欠なものの、公定価格で運営される医療機関や薬局、介護施設は、賃金の上昇分を価格に転嫁できないことも言及した<doc12372page1>。その上で、物価や賃上げ、技術革新への対応に...
[介護] 「訪問+通所」介護の新サービス、24年度での創設見送りの方針示す
厚生労働省は4日、訪問介護と通所介護を組み合わせる新たなサービスの2024年度の創設を見送る方針を社会保障審議会・介護給付費分科会に示した<doc12336page12>。介護人材の不足が深刻化する中、訪問と通所の複合型サービスを創設して人材の有効活用を促す狙いだが、介護給付費分科会の委員からは、現在のサービスの規制緩和で対応できるなどの慎重論があった<doc12336page10><doc12336page9>。 厚労省は、要介護の高齢者が地域で生活できるよう...