「 2024年04月 」一覧
子育て支援金、試算変わらず 林官房長官
林芳正官房長官は10日の衆院内閣委員会で、こども家庭庁が公表した少子化対策の財源確保のため公的医療保険料に上乗せする「子ども・子育て支援金」の徴収額について「被用者保険の加入者1人当たり平均月額50......
【中医協】経団連・奥田氏、支払い側委員に就任
10日の中医協総会では、新たな支払い側委員として、奥田好秀氏(経団連社会保障委員会医療・介護改革部会部会長代理)が1日付で就いたと報告された。 奥田委員は、以下の下部組織にも所属する。▽調査実施小委......
【中医協】高額薬18成分37品目、DPC対象外に 「オプジーボ」など
中医協は10日の総会で、抗PD-1抗体「オプジーボ点滴静注20mg」など、18成分37品目の高額薬剤について、DPCの包括評価の対象外にすると決めた。2026年度診療報酬改定までの間、出来高算定とす......
【中医協】「ヒフデュラ」、在宅自己注射を了承 重症筋無力症の治療薬
中医協総会は10日、全身型重症筋無力症治療薬「ヒフデュラ配合皮下注」(一般名=エフガルチギモド アルファ〈遺伝子組換え〉・ボルヒアルロニダーゼ アルファ〈遺伝子組換え〉)について、在宅自己注射指導管......
[医療提供体制] 登録販売者の継続的研修、オンライン要件を緩和 厚労省
厚生労働省は、登録販売者が毎年受講する外部研修(継続的研修)の実施要領について、オンライン開催要件の緩和を含む改正を周知する事務連絡を都道府県などに4月10日付で出した。 継続的研修はこれまで、対面での講義(集合研修)を基本とし、遠隔講座やオンラインなどで行う場合は講義と組み合わせる必要があり、さらに講義の時間数を超えてはいけなかった。これをふまえ今回の改正の実施要領では「遠隔講座、オンライン研修等のいずれの方法で実施しても差し支えない」とした。ただ、その場合は講義と同等程度に受講者の・・・...
[医薬品] 新医薬品10成分15品目の薬価収載を了承 中医協・総会 厚労省
中央社会保険医療協議会・総会は10日、新医薬品10成分15品目の薬価収載を了承した。薬価収載予定日は4月17日。詳細は以下の通り<doc14293page1><doc14293page2>。●他に分類されない代謝性医薬品/ゾキンヴィカプセル50mg、同75mg/アンジェス/ロナファルニブ/ハッチンソン・ギルフォード・プロジェリア症候群およびプロセシング不全性のプロジェロイド・ラミノパチー/原価計算方式/有用性加算(I)45%・市場性加算(I)15%・新薬創出等加算/50mg...
[医療提供体制] 施設ごとの出産費公表へ、厚労省が近くサイト開設
厚生労働省は、全国の分娩取り扱い施設ごとの特色やサービスの内容、出産費用などを明らかにする情報提供サイトを近く開設し、運用を始める。出産にかかる費用やサービスを踏まえて妊婦が分娩取り扱い施設を適切に選べる環境を整えることが狙い。 2022年度の分娩実績が21件以上ある施設のうち、出産育児一時金の直接支払制度を利用し、24年度以降も分娩を取り扱う予定の施設の96%が、現時点でそのサイトに出産費用などを掲載する見込み。加えて、年間の分娩件数が20件以下の施設および直接支払制度を利用していない施設も任・...
[診療報酬] コロナ治療薬「ラゲブリオ」、薬価8.2%引き下げ 中医協
中央社会保険医療協議会は10日の総会で、新型コロナウイルス治療薬のラゲブリオカプセルの薬価を8.2%、2型糖尿病を合併する慢性腎臓病治療薬のケレンディア錠は2.7%をそれぞれ引き下げることで合意した。費用対効果評価の結果に基づく価格調整で、7月から適用する<doc14299page1><doc14300page1>。 「ラゲブリオカプセル200mg」(現行2,357.80円)の改定薬価は2,164.90円。一方、ケレンディア錠10mg(147.90円)は143.90円、同2...
[医療提供体制] マイナ保険証、医療機関での利用患者数増加で一時金を支給
医療機関や薬局での「マイナ保険証」の利用を促すため、厚生労働省は5-7月を「集中取り組み月間」と位置付け、医療機関や薬局で利用する患者数の増加に応じて一時金を支給する<doc14322page4>。マイナ保険証の利用を促進するため1月から11月にかけて支給する支援金のうち、後半の6-11月分を見直す<doc14322page5>。 6月に施行される2024年度診療報酬の改定で、「医療DX推進体制整備加算」(医科は8点)が新設されることなどに伴う対応で、厚労省は、マイナ保険証...
[診療報酬] DPC対象病院、24年度に200床未満が約46%に 厚労省
厚生労働省は10日、2024年度のDPC対象病院の病床規模別の内訳(見込み)を中央社会保険医療協議会に報告した。それによると、6月以降は200床未満が計829病院となり、全1,786病院の46.4%を占める<doc14310page1>。ほかは200床台が328病院(全体の18.4%)、500床以上が251病院(14.1%)、300床台が222病院(12.4%)、400床台が156病院(8.7%)の順<doc14310page1>。 また、200床未満の内訳は、100床未満...
[診療報酬] 在宅自己注射指導管理料の対象薬剤を追加 厚労省
中央社会保険医療協議会は10日の総会で、「在宅自己注射指導管理料」の対象薬剤に全身型重症筋無力症の治療剤「エフガルチギモド アルファ(遺伝子組換え)・ボルヒアルロニダーゼ アルファ(遺伝子組換え)」(販売名:ヒフデュラ配合皮下注)を追加することで合意した<doc14305page1>。 2023年1月に承認された同剤は通常、成人に対して1回当たり5.6mlを1週間の間隔で4回皮下投与する。これを1サイクルとして投与を繰り返す<doc14305page1>。 同剤を巡っては、...
[診療報酬] ゾキンヴィカプセル、薬価収載後の処方制限を設けず
中央社会保険医療協議会は10日の総会で、いずれも致死的疾患であるハッチンソン・ギルフォード・プロジェリア症候群とプロセシング不全性のあるプロジェロイド・ラミノパチーの治療薬「ゾキンヴィカプセル50mg及び同カプセル75mg」について、薬価収載後の処方日数制限は設けないとすることを了承した。薬価収載から1年間は処方期間を14日以内に制限する「14日ルール」の例外的な取り扱い<doc14295page1>。 同薬は包装単位が30カプセルのボトルであり、吸湿性があることから分包が困難とされる...
中間年改定、意味や妥当性を問うべき 衛藤勉強会で
自民党の厚生労働関係議員から中間年改定の在り方について、本当に価格乖離の大きな品目を対象としたものになっているのかどうか、その意味や妥当性を問い直すべきだとの声が上がっている。9日に行われた自民党の......
高血圧症治療アプリ、実臨床での調査結果を公表 CureApp
CureAppは9日、同社が開発した高血圧症治療アプリに関する研究調査の結果を公表した。アプリデータと患者のカルテデータを収集し、患者の血圧と降圧薬の処方・服薬状況の推移について調査したところ、降圧......
専門家検討会を設置方針 機能性表示食品で消費者庁
小林製薬の「紅麹」サプリメントを巡る健康被害問題を受け、消費者庁は機能性表示食品制度の在り方について、専門家による検討会を立ち上げることを決めた。自見英子消費者・食品安全担当相が9日の衆院消費者問題......