「 2024年05月 」一覧
介護テクノロジーの「効果測定」、参加事業者を公募 6月21日まで
厚生労働省は6月21日まで、介護テクノロジーや介護助手の活用による効果測定事業に参加する介護施設・事業所などを公募している。 名称は「令和6年度介護ロボット等による生産性向上の取組に関する効果測定事......
[経営] 医療・福祉分野の就業者数は925万人 労働力調査4月分・総務省
総務省は5月31日、2024年4月分の「労働力調査(基本集計)」を発表した。詳細は以下の通り(完全失業者数以下はすべて産業全体の数値)<doc15136page1>。●就業者数▽産業全体:6,750万人(前年同月比9万人増)▽医療・福祉:925万人(8万人増)●完全失業者数/193万人(3万人増)●非労働力人口/4,045万人(34万人減)●完全失業率(季節調整値)/2.6%(対前月比0.0ポイント増)・・・...
[診療報酬] 月平均夜勤時間変動の届け出、猶予特例を延長 厚労省
厚生労働省は、新型コロナウイルス感染症の患者の受け入れに伴い看護職員1人・1カ月当たりの平均夜勤時間が1割以上変動し、入院基本料の施設基準をクリアできなくなったとしても、3カ月を超えない期間に限り変更の届け出を猶予する特例の期限を2025年3月31日まで延長した<doc15122page1>。 この特例は、新型コロナの患者を受け入れたため入院患者が一時的に急増することや、新型コロナに感染して出勤できず、職員が一時的に不足することを想定した措置<doc15122page1>。...
[経営] 医療・福祉の新規求人数は21万761人 一般職業紹介状況・厚労省
厚生労働省は5月31日、「一般職業紹介状況」(2024年4月分)を公表した。詳細は以下の通り。●有効求人倍率(季節調整値):1.26倍(前月比0.02ポイント減)<doc15127page1><doc15127page2>●新規求人倍率(季節調整値):2.17倍(前月比0.21ポイント減)<doc15127page1><doc15127page2>●産業別(医療・福祉)新規求人状況<doc15127page5>▽全体/21万761人(対前...
[医療提供体制] 立ち入り検査、新たに提示必要な資料を明示 厚労省
厚生労働省は2024年度からの医療法に基づく立ち入り検査の要綱を都道府県などに通知した。直近1年間の時間外・休日労働が月100時間以上となった医師の一覧などの提示を、立ち入り検査で全医療機関に求める<doc15096page65>。 医師の時間外労働の上限規制が4月から適用されたことに伴い、24年度以降の立ち入り検査では医師の「働き方改革」関連の項目が加わる。具体的には全ての医療機関を対象に、▽面接指導の実施の状況▽面接指導後の就業上の措置▽労働時間短縮の措置-の項目を追加<do...
[医療費] 23年度4-1月の概算医療費、前年比3.5%増 厚労省
厚生労働省が5月31日に公表した「最近の医療費の動向[概算医療費]2023年度1月号」によると、23年度4-1月の概算医療費は39.3兆円、対前年同期比では3.5%の伸びとなった。うち医療保険適用の75歳未満は21.8兆円(対前年同期比2.1%増)、75歳以上は15.6兆円(5.4%増)だった<doc15097page1><doc15097page4>。 1人当たり医療費は31.6万円(4.0%増)で、75歳未満は21.0万円(3.4%増)、75歳以上は80.5万円(1.8...
[医療費] 23年度1月の調剤医療費、前年度比6.5%増の6,790億円 厚労省
厚生労働省は5月31日、2023年度1月の「最近の調剤医療費(電算処理分)の動向」を公表した。1月の調剤医療費は6,790億円となり、対前年度同期比で6.5%増加した。内訳は、技術料が1,821億円(対前年度同期比7.2%増)、薬剤料が4,956億円(6.3%増)。後発医薬品の薬剤料は954億円(2.6%増)だった<doc15098page1><doc15098page2>。 後発医薬品の割合は数量ベース(新指標)で、85.4%(前年同期差1.6%増)<doc1509...
[医療提供体制] がん患者への介護サービス、速やかな提供を 事務連絡
厚生労働省は、末期のがん患者など急速に症状が変化する可能性がある人に対して速やかな介護サービスの提供を求める事務連絡を都道府県などに出した。暫定ケアプランの作成やオンラインでの要介護認定調査など、保険者(市区町村)や介護事業所、医療機関が、がん患者などに介護サービスを開始する時に配慮すべき事項を示している。 急速に病状が変化するがん患者などに対しては、要介護認定の手続きや介護サービス開始の際に特別な配慮が求められるため、厚労省は対応内容を事務連絡などで以前から周知してきた。今回の事務・・・...
[診療報酬] 診療報酬の書面要件、廃止・デジタル化検討へ 規制改革の答申
政府の規制改革推進会議が5月31日にまとめた規制の見直しに関する答申では、診療報酬を算定するために医療機関が作る書面のうち、診療情報提供書や療養・就労両立支援指導料の主治医意見書などでの署名や記名・押印を不要とするかの検討を2024年度中に始め、25年度に結論を出すよう厚生労働省に求めた<doc15024page70>。 また、電磁的方法で診療報酬に関する文書を作成または情報提供を行う場合に、「電子署名を不要とできないか」の検討も求めた。医療機関や医師など負担を軽減するため、24年度中...
[介護] 介護・福祉職員などの処遇改善、最大で月2万円支給 東京都
介護業界からの人材流出に歯止めを掛けるため、東京都は3日、介護・福祉職員や介護支援専門員(ケアマネジャー)を対象に「居住支援特別手当」として最大で月2万円を支給する支援事業のポータルサイトを開設した。6月17日から12月27日まで交付申請を受け付ける<doc15053page1>。 この事業では、介護・福祉職員の給与水準が全産業平均よりも低いことや、住宅コストなどが高いという東京都の地域特性を考慮し、国が必要な見直しを講じるまでの間、独自に介護職員などの処遇改善を図る。具体的には、都内...
[病院] 医療施設動態調査 24年3月末概数 厚労省
厚生労働省は5月31日、「医療施設動態調査(2024年3月末概数)」を公表した。詳細は以下の通り<doc15052page1>。●施設数【病院】▽全体/8,097施設(前月比13施設減)▽精神科病院/1,058施設(1施設減)▽一般病院/7,039施設(12施設減)▽療養病床を有する病院(再掲)/3,377施設(13施設減)▽地域医療支援病院(再掲)/695施設(2施設増)【一般診療所】▽全体/10万5,280施設(12施設増)▽有床診療所/5,565施設(28施設減)▽療養病床を有す...
[診療報酬] 地域包括医療病棟、対象期間から3カ月まで除外可 疑義解釈
厚生労働省は2024年度診療報酬改定の疑義解釈資料「その7」の中で、新設の「地域包括医療病棟入院料」に関して、入院期間など7つの実績の基準でクリアすることが難しい期間がある場合は、実績の対象期間から3カ月を上限に除くことを26年5月末まで認める取り扱いを示した<doc14997page4>。 救急搬送の受け入れに対応するため、地域医療の連携を進める中で、想定している診療を行うことが一時的に難しくなるケースに配慮した対応。 基準のクリアが難しい期間を対象期間から除く場合、一定期間の実績は...
[看護] 訪問看護の連携拠点を地域医療構想で位置付け 日看協提案
厚生労働省が5月31日に開いた地域医療構想に関する検討会で、日本看護協会の吉川久美子常任理事は、2024年ごろを見据えて作る新たな地域医療構想で連携拠点となる訪問看護事業所を位置付け、事業所間の機能分化や連携の推進につなげることを提案した。 訪問看護事業所は23年4月時点で全国に1万5,697カ所あり、増加傾向にある一方、吉川氏によると、それらの約半数は看護職員5人未満の小規模事業所が占めているという。 吉川氏は、限られた資源で幅広い世代の多様なニーズに24時間体制で訪問看護事業所が対応するには、...
[医療提供体制] 「遠隔医療モデル参考書」改訂版を公表 総務省
総務省は5月31日、2020年5月に作成した「遠隔医療モデル参考書-オンライン診療版」の改訂版を公表した。オンライン診療をお試しで実施する導入プロセスの紹介や服薬指導、へき地での取り組みなど、新たに5つの事例を追加した。 改訂版では、野村医院(東京都板橋区)のオンライン診療の導入プロセスを紹介。同医院では、信頼関係が構築されている患者を対象にお試しのオンライン診療を実施し、患者の満足度を確認してから継続的なオンライン診療に移行した<doc15043page31>。 また、初診で患者情報...
[医療費] 23年度4-1月の医療保険医療費、75歳未満で2.1%増
厚生労働省が5月31日に公表した「最近の医療費の動向[医療保険医療費]2023年度1月号」によると、23年度4-1月の医療保険適用75歳未満の医療保険医療費は21兆5,552億円(対前年同期比2.1%増)、75歳以上は15兆4,789億円(5.3%増)となったことがわかった<doc15046page2>。 このうち医科入院医療費は、75歳未満が6兆5,391億円(2.3%増)、75歳以上は7兆8,491億円(6.1%増)<doc15046page3>。医科入院外医療費は75...
[経営] ドラッグストアの販売総額は7,157億円、前年同月比6.2%増 経産省
経済産業省は5月31日、2024年4月分の「商業動態統計速報」を公表した。ドラッグストアに関するデータの詳細は、以下の通り<doc15048page11>。●販売額▽総額/7,157億円(前年同月比6.2%増)▽調剤医薬品/707億円(10.0%増)▽OTC医薬品/798億円(4.4%増)▽ヘルスケア(衛生)・介護・ベビー用品/420億円(1.5%減)▽健康食品/217億円(0.0%増)●店舗数:1万9,267店(3.3%増)・・・...
[医療機器] 区分A2などの医療機器を保険適用 厚労省
厚生労働省は5月31日付で、「医療機器の保険適用」に関する通知を発出した。2024年6月1日から保険適用となった対象の医療機器は、区分A2(特定包括)「ImagingRingモバイルイメージングシステム」(エレクタ)など<doc15047page2>。 その他、医科における新たな保険適用で区分A2(特定包括)<doc15047page2>、区分B1(個別評価)<doc15047page6>、製品名・製品コードに追加・変更があったものの保険適用で区分A2(特定包括...
[医療改革] 総合診療科の標榜容認検討へ、25年結論 規制改革推進会議答申
政府の規制改革推進会議は5月31日、医療や介護など分野ごとの規制の見直しに関する答申をまとめた。医療関連では「総合診療科」を院外標榜できるようにするため、広告規制の見直しの検討を厚生労働省に求めた。年度内に検討を始め、2025年中に結論を出す<doc15024page72>。 医療関連ではほかに、▽在宅医療での薬物治療の円滑な提供<doc15024page65>▽オンライン診療のさらなる活用・普及<doc15024page54>-などを検討する。 答申に盛り込ま...
[介護] 介護分野の合併・事業譲渡でガイドライン作成、来年度までに
政府の規制改革推進会議は5月31日にまとめた規制の見直しに関する答申に、介護などの分野で円滑な合併や事業譲渡が行えるようにするため手続きの手順や処理期間、合併の事例や効果などを記載したガイドラインを2025年度までに作成することを盛り込んだ。また、手続きに関する自治体ごとのローカルルールの内容を公表する。現場の負担軽減を図る狙いもある<doc15024page74><doc15024page75>。 ガイドラインについては、厚生労働省などが24年度中に検討を始め、事業者や自...
[医療提供体制] 「病棟」ではなく「病床」単位での病床機能報告を提案
厚生労働省が5月31日開催した「新たな地域医療構想等に関する検討会」で、小熊豊構成員(全国自治体病院協議会会長)は新たな地域医療構想に向けて各医療圏の人口動態に基づく公立病院の再編・統合や経営形態の見直しが不可欠だとの認識を示した。池端幸彦参考人(日本慢性期医療協会副会長)は病棟単位ではなく「病床単位での機能報告をベースとすることが有効ではないか」と述べた。 小熊氏は、全国の公立病院数が減少傾向にある中「少子・高齢化の影響により地方の診療所はさらに減りつつある」と述べた。そのため、小規・・・...