「 2024年07月 」一覧

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[生命表] 男女の平均寿命、3年ぶりに前年を上回る 23年簡易生命表

 厚生労働省は7月26日、2023年の「簡易生命表の概況」を公表した。平均寿命(0歳の平均余命)は男性が81.09年(前年比0.04年増)、女性が87.14年(0.05年増)となった。前年を上回ったのは、男女とも3年ぶり<doc16080page1>。 平均寿命の国際比較では、「作成方法が異なることから厳密な比較は困難」としつつ、男性は、スイスが82.3年で第1位、次いでスウェーデンの81.58年で、日本は第5位。女性は第1位が日本で、次いでスイスの85.9年となった<doc160...

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[人口] 人口動態統計速報 24年5月分 厚労省

 厚生労働省は7月26日、2024年5月分の「人口動態統計速報」を公表した。詳細は以下の通り<doc16043page2>。▽出生数/6万2,060人(前年同月比3.9%減・2,534人減)▽死亡数/12万5,391人(2.6%増・3,198人増)▽自然増減数/6万3,331人の減少(5,732人減)▽婚姻件数/4万7,289件(5.8%増・2,613件増)▽離婚件数/1万5,799件(4.2%増・632件増)・・・...

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[医療提供体制] 国立大学病院、23年度の経常損益60億円のマイナス

 国立大学病院長会議の大鳥精司会長(千葉大学医学部附属病院長)は26日に開いた緊急記者会見で、全国42の国立大学病院の2023年度経常損益が速報値で60億円のマイナスだったと公表した。04年度に法人化して以来、初の赤字となった<doc16015page3>。会見の冒頭、大鳥会長は「危機的状況の数字が出た」とし、国立大学病院の運営状況は「非常事態にある」と強調した。 国立大学病院長会議によると、半数以上となる22の大学病院で経常損益が赤字だった<doc16015page11>。...

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[医療提供体制] 看護必要度「クリア困難」、コロナ患者増で 日病協懸念

 日本病院団体協議会の仲井培雄議長(地域包括ケア推進病棟協会会長)は26日の代表者会議後の記者会見で、「重症度、医療・看護必要度」(看護必要度)を届け出ている急性期病院を中心に新型コロナウイルス感染症の入院患者が増加しているため、重症患者の受け入れ割合の基準を維持することが難しい状況だと明らかにした。 仲井氏はその上で「放置しておくと多くの病院で看護必要度をクリアできなくなる可能性が考えられる」とし、厚生労働省に必要な対応を8月にも要請する考えを示した。 具体的には、看護必要度の測定で「・・・...

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[人口] 人口動態統計月報 24年2月分 厚労省

 厚生労働省は26日、2024年2月分の「人口動態統計月報(概数)」を公表した。詳細は以下の通り。●人口動態<doc16024page5>▽出生数/5万1,884人(前年同月比4.8%減・2,620人減)▽死亡数/13万8,498人(3.2%増・4,264人増)▽自然増減数/8万6,614人の減少(6,884人減)●死因別死亡数の上位3位<doc16024page12>▽悪性新生物(がんや肉腫などの悪性腫瘍)/3万568人▽心疾患(高血圧性を除く)/2万1,099人▽老衰/1...

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[医療提供体制] 給付の仕組み、「継続は限界」 健保連・佐野会長代理

 健康保険組合連合会の佐野雅宏会長代理は26日、定時総会の情勢報告で、高齢化に伴い医療費が急増することへの危機感を表明し、「現在の給付の仕組みを続けていくことは、もはや限界に来ている」と述べた。佐野氏はその上で、医療保険の給付範囲を含む抜本的な見直しが避けられないとの認識を示した。 健保連では、医療保険制度の次の見直しが26年度に行われるとみており、健保組合の主張を国の政策に反映させるための提言を秋ごろ公表するという。 佐野氏はまた、マイナンバーカードと健康保険証の一本化など医療DXに関して・・・...