「 2024年09月 」一覧
[健康] 学校健診の項目の意義明確化を、文科省に要望書 日医
群馬県みなかみ町の小学校で行われた定期健康診断で学校医に下半身をのぞかれたと児童などが訴えた問題を受け、日本医師会の渡辺弘司常任理事は9月25日の定例記者会見で、各健診項目の意義を明確にした上で必要に応じて項目の見直しを行うなど、学校健診の在り方について検討を求める要望書を8月21日に文部科学省に提出したことを明らかにした<doc16971page1>。 渡辺常任理事は会見で、学校保健安全法では健診を行う項目について記載があるものの内容にまでは言及していないからこそ、さまざまな状況下で...
[診療報酬] ドラッグラグ・ロス解消、製薬業界へ行動変容の見える化要求
2025年度の薬価中間年改定の在り方を議論した25日の中央社会保険医療協議会・薬価専門部会で、診療側は製薬業界に対し、ドラッグラグ・ロス解消に向けた具体的な行動変容の見える化を求めた。 24年度の薬価制度改革では、ドラッグラグ・ロス解消のために新薬のイノベーション評価を推進。具体的には、▽国内で迅速に導入された新薬を評価する「迅速導入加算」の新設▽革新的な新薬の有用性を評価する薬価収載時の加算の充実-など<doc16938page5>。 この日の部会で厚生労働省は、新薬収載時の補正加算...
[診療報酬] 入院中以外の患者に長期収載品を注射「選定療養の対象外」
後発医薬品がある特許切れの先発薬(長期収載品)を希望する患者に10月1日以降、選定療養の負担を新たに求めるのに先立って、厚生労働省は9月25日付で事務連絡を出し、往診や訪問診療を含む「入院中の患者以外の患者」に医療機関が長期収載品を注射した場合は選定療養の対象にならないとする取り扱いを示した。ただ、在宅医療の患者が行う在宅自己注射で長期収載品を処方した場合は選定療養の対象と見なす<doc16947page3>。 厚労省が出した事務連絡は疑義解釈資料(その3)で、長期収載品の選定療養の詳...
[診療報酬] アルツハイマー病の新薬、薬価収載の議論開始 中医協総会
アルツハイマー病による軽度な認知障害の治療薬「ドナネマブ」(販売名:ケサンラ)の製造販売が承認されたことを受け、中央社会保険医療協議会が25日、この新薬の薬価収載に向けた議論を始めた。 アルツハイマー病に伴う認知障害の増加により、ドナネマブの市場規模は高額になる可能性が指摘されており、厚生労働省は、薬価の設定方法だけでなく、収載後の市場拡大再算定の適用方法や費用対効果の評価などを中医協の薬価専門部会と費用対効果評価専門部会の合同部会で議論する対応案を示した<doc16908page9>...
[救急医療] 24年9月16日-9月22日の熱中症による救急搬送は2,929人
消防庁が25日に公表した9月16日-9月22日の「熱中症による救急搬送人員(速報値)」によると、熱中症による救急搬送人員は2,929人<doc16935page1>。前年同時期(2,550人)と比べ379人増加した<doc16935page2>。4月29日からの累計は9万6,686人<doc16935page3>。 年齢区分別の搬送人員と構成比は、乳幼児(生後28日以上7歳未満)26人(0.9%)、少年(7歳以上18歳未満)303人(10.3%)、成人(18歳以...
リリーの「ケサンラ」など32件を承認 厚労省
厚生労働省は24日、日本イーライリリーの早期アルツハイマー病(AD)治療薬「ケサンラ点滴静注液350mg」(一般名=ドナネマブ〈遺伝子組換え〉)や、エーザイの筋萎縮性側索硬化症(ALS)治療薬「ロゼ......
BS版ロードマップ、切り替えに必要な情報を公表 国が来年度
厚生労働省が近く発表するバイオシミラー(BS)の使用促進に向けた取り組み内容が判明した。医療機関がBSを採用したり、先行品からBSへの切り替えを検討したりする際に必要な、市販後を含めたBSの有効性や......
処方チェック機能拡充、現場ニーズ高く 電子処方箋WG
厚生労働省は24日、「電子処方箋等検討ワーキンググループ(WG)」を開き、2025年度以降に実装する電子処方箋システムの追加機能について議論した。厚労省は、「併用注意のアラートなどチェック機能の拡充......