「 2024年09月 」一覧

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[介護] 介護の経営改善、3段階で支援 小規模事業所の協働化・大規模化促す

 小規模の介護事業所の経営改善に向けて、厚生労働省は事業所の協働化・大規模化を支援する政策パッケージを取りまとめ、特設ページを開設したことを介護関係団体に周知した<doc16966page1>。深刻な人材不足が問題となる中、食事や外出、送迎の個別的な対応、災害時を含めた地域との連携など複雑化する介護ニーズに応え、安定的に事業継続するためには協働化・大規模化が必要だとして3つの段階に応じた支援を示している。 政策パッケージでは、▽経営課題への気づき▽協働化・大規模化などに向けた検討▽協働化...

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[医療提供体制] ランサムウェア被害「医療・福祉」7件、今年上期 

 警察庁によると、国内の企業や団体などから身代金要求型コンピューターウイルス「ランサムウェア」の被害報告が2024年1-6月に計114件あり、業種別で見ると「医療・福祉」は7件だった<doc16969page41>。 全体の被害報告は前年の同じ時期よりも11件多く、依然として高い水準で推移している。流出した情報は「ダークウェブ」上のリークサイトに掲載されていた<doc16969page5>。 このような被害が増加する背景には、ランサムウェアの開発や運営を行う者が、攻撃の実行者...

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[介護] 介護情報基盤、カードリーダーやセキュリティ対策ソフトなど支援へ

 厚生労働省は19日、利用者の介護情報を事業所や自治体、医療機関などが閲覧・共有するための「介護情報基盤」の整備に向けた財政支援の案を社会保障審議会・介護保険部会に示した。事業所がこの情報基盤を活用して情報共有する場合には、利用者のマイナンバーカードを読み取る機器(カードリーダー)や各種セキュリティ対策ソフトなどの準備が必要となることから、それらへの支援を行う<doc16797page31>。 一方、医療機関がこの情報基盤を活用してオンライン資格確認等システム経由で主治医意見書を電子的に...

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[介護] 介護職の賃上げ率2.52%、他産業より低調 介護関係9団体

 介護関係9団体の調査によると、介護施設・事業所などで働く正職員の2024年度の賃上げ率は平均2.52%で、一般企業の5.10%を2.58ポイント下回った<doc16890page6><doc16890page7>。団体では「全産業と介護分野の職員の平均賃金はさらに拡大する」とし、人材流出への懸念を示している。 調査は、全国老人保健施設協会や全国老人福祉施設協議会など関係9団体が8月23日-9月6日に実施。8,761事業所分(2,060件)の回答を得た<doc16890...

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[医療提供体制] マイナ保険証のトラブル5月以降に「あった」約7割 保団連

 全国保険医団体連合会は19日に記者会見を開き、医療機関で5月以降に発生したマイナ保険証のトラブルに関する調査の中間集計を公表した。調査に回答した1万超の医療機関のうち、トラブルの報告が「あった」のは約7割に上り、2023年10月以降のトラブルを調べた前回を約10ポイント上回った<doc16891page1>。 現行の健康保険証が12月2日に廃止されることには、「延期すべき」「保険証は残すべき」と9割超が答えており、竹田智雄会長は「医療現場は現行の保険証の存続を求めている」と強く訴えた&...