「 2024年11月 」一覧

NO IMAGE

[医療提供体制] 新型コロナ拡大に備え医療措置協定の締結促す 厚労省

 今冬の新型コロナウイルスの感染拡大に備え、厚生労働省は、外来や入院の医療提供体制の強化を求める事務連絡を都道府県などに11月26日付で出した。発熱外来を行う第二種協定指定医療機関や、病床を確保する第一種協定指定医療機関の感染対策を評価する加算の経過措置が12月31日に終了するのに伴い、医療措置協定の早期締結を呼び掛けた<doc17862page3>。 新型コロナが5類感染症へ変更されたことに伴い、外来診療は診療所など幅広い医療機関で診療を行うことが前提となっている。事務連絡では、流行の...

NO IMAGE

[予算] 25年度予算編成の基本方針原案、医療・介護でさらなる賃上げ支援へ

 政府の経済財政諮問会議は11月26日、2025年度予算編成の基本方針の原案について議論した。医療・介護などの現場でロボットやICT機器の活用を通じた生産性向上や勤務環境の改善を行い、さらなる賃上げを支援することを原案に盛り込んだ<doc17791page2>。また、日常生活に不可欠な医療サービスなどの維持の向上や、全世代型社会保障の構築を行っていく方向性も示した<doc17791page2><doc17791page4>。 原案によると、25年度の政府予算は24...

NO IMAGE

[医療提供体制] 有効期限切れのカテーテル使用 国立循環器病研究センター

 国立循環器病研究センター(国循)は11月26日、心臓カテーテル検査で有効期限を約7カ月過ぎたカテーテルを入院患者1人に誤って使用していた事故が発生したと発表した。判明した時点で患者やその家族に速やかに連絡し、説明と謝罪を行った。今回の事案が原因と考えられる健康被害などは現時点で発生していないという。 国循によると、10月30日に心臓カテーテル検査を3歳未満の女児に実施した。翌31日に物品管理等業務委託業者(SPDセンター)が前日の検査で使用した診療材料の使用記録を登録していたところ有効期限が切れて...

NO IMAGE

[診療報酬] 通院・在宅精神療法関連の疑義解釈「その15」を事務連絡

 厚生労働省は11月26日付で、2024年度診療報酬改定の疑義解釈資料(その15)を地方厚生(支)局などに事務連絡した。同事務連絡では「通院・在宅精神療法」に関する疑義解釈を示している<doc17759page2>。 通院・在宅精神療法の「早期診療体制充実加算」および情報通信機器を用いた精神療法の施設基準について、「精神科救急情報センター、都道府県、市町村、保健所、警察、消防、救命救急センター、一般医療機関などからの患者に関する問合せに原則常時対応できる体制」の整備が必要とされている・・...

NO IMAGE

[診療報酬] 医療DX加算、マイナ保険証利用率は通知された過去3か月間の最高値を翌月1日から適用

 2024年度診療報酬改定で新設された「医療DX推進体制整備加算」は、10月1日からマイナ保険証の利用率が要件化(施設基準)され、利用率に応じた3段階の評価となっている。利用率15%以上を満たせば、医科では最高の11点を初診時に加算できる。◆利用率は月半ばに支払基金から通知メール 医療DX推進体制整備加算は、10月から医科では加算1:11点、加算2:10点、加算3:8点-に見直されている(初診時に加算)。マイナ保険証利用率の要件は24年12月末までが、それぞれ15%、10%、5%で、25年1月-3月...